家族で長距離ドライブをしたことがある20歳~59歳のドライバー1,000人に聞いた「家族での長距離ドライブに関する調査2024」
株式会社ホンダアクセスのプレスリリース
[調査結果]
≪家族での長距離ドライブの実態≫
-
家族との長距離ドライブで最もよく使うクルマのボディータイプ 1位「ミニバン」 2位「軽自動車」
自家用車を運転することがある20歳~59歳の男女で、家族で長距離ドライブ(片道100km以上のドライブ)をしたことがあるドライバー1,000名(全回答者)に、保有車のボディータイプを聞いたところ、「軽自動車」(41.3%)が最も高くなり、次いで、「ミニバン」(33.6%)、「コンパクトカー」(19.3%)、「SUV」(15.7%)、「セダン」(7.1%)となりました。
保有車の中で、家族で長距離ドライブに行く際に最もよく使うクルマのボディータイプを聞いたところ、「ミニバン」(33.0%)が最も高くなり、次いで、「軽自動車」(22.0%)、「コンパクトカー」(15.0%)、「SUV」(14.1%)、「セダン」(5.6%)となりました。
-
家族との長距離ドライブでよく使うクルマへの安全運転支援システムの搭載率
「クルーズコントロール」33%、「追従型クルーズコントロール」16%、「車線維持支援システム」36%
車線維持支援システムの搭載率は7ポイント上昇
全回答者(1,000名)に、家族で長距離ドライブに行く際に最もよく使うクルマに搭載されている安全運転支援システムを聞いたところ、安全運転支援システムの搭載率は、「クルーズコントロール(ACC除く)」32.7%、「追従型クルーズコントロール(ACC)」16.1%、「車線維持支援システム」35.6%となりました。
クルマのボディータイプ別にみると、「クルーズコントロール」の搭載率は、SUV(49.6%)が他のボディータイプと比べて高くなりました。また、「車線維持支援システム」の搭載率は、SUV(55.3%)、ハッチバック(51.1%)、セダン(50.0%)では半数以上となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「クルーズコントロール(ACC除く)」の搭載率は、2023年26.0%→2024年32.7%と6.7ポイント上昇、「車線維持支援システム」の搭載率は、2023年28.5%→2024年35.6%と7.1ポイント上昇しました。
-
長距離ドライブで高速道路走行時、ACC搭載車ドライバーの41%が「ACCを道路状況・疲労状態次第で使用」
使用シーンTOP3は「交通量が少ないとき」「交通量が多いとき」「ノロノロ運転程度の渋滞のとき」
長距離ドライブで高速道路を走行する際、搭載されている安全運転支援システムをどのように使っているか聞いたところ、クルーズコントロール(搭載されている人327名)と追従型クルーズコントロール(ACC)(搭載されている人161名)では「道路状況・疲労状態次第で使う」(順に39.8%、41.0%)が最も高くなりました。他方、車線維持支援システム(搭載されている人356名)では「道路状況・疲労状態に関係なく使う」(43.0%)が最も高くなりました。
昨年の調査結果と比較すると、クルーズコントロールを「道路状況・疲労状態に関係なく使う」と回答した人の割合は、2023年26.9%→2024年32.1%と5.2ポイント上昇しました。
安全運転支援システムを道路状況・疲労状態次第で使うという人に、どのようなときに使っているか聞いたところ、クルーズコントロールを使う人(130名)では「交通量が少ないとき」(57.7%)が特に高くなり、「疲れたとき」(34.6%)が続きました。
追従型クルーズコントロール(ACC)を使う人(66名)では「交通量が少ないとき」(47.0%)が最も高くなり、「交通量が多いとき(渋滞除く)」「ノロノロ運転程度の渋滞のとき」(いずれも27.3%)が続きました。
車線維持支援システムを使う人(98名)では「交通量が少ないとき」(42.9%)と「疲れたとき」(38.8%)が高くなり、「ノロノロ運転程度の渋滞のとき」(21.4%)が続きました。
-
家族で行く長距離ドライブに掛けてもいいと思う金額 「日帰りで行く長距離ドライブ」では平均13,543円
「宿泊を伴う長距離ドライブ」では平均40,272円
全回答者(1,000名)に、家族で日帰りの長距離ドライブに行く際、いくらくらいなら掛けてもいいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(24.9%)や「10,000円~15,000円未満」(33.3%)に回答が集まり、平均は13,543円となりました。
過去の調査結果と比較すると、平均は2021年13,108円→2022年13,524円→2023年13,643円→2024年13,543円と、2021年以降続いていた穏やかな増加傾向は一服する形となりました。
また、家族で宿泊を伴う長距離ドライブに行く際、いくらくらいなら掛けてもいいと思うか聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(19.3%)、「20,000円~30,000円未満」(14.0%)、「30,000円~40,000円未満」(17.0%)、「50,000円~60,000円未満」(21.4%)などに回答が分かれ、平均は40,272円となりました。
過去の調査結果と比較すると、平均は2023年39,093円→2024年40,272円と1,179円増加しました。物価高騰による宿泊費や飲食費の上昇が背景にあるのではないでしょうか。
-
高速道路周遊割引の認知率は54%、利用経験率は24%
高速道路各社では、利用期間中に対象エリアの高速道路料金が定額で乗り降り自由となる、周遊割引(周遊パス)を販売しています。
全回答者(1,000名)に、高速道路の周遊割引を利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことがある」が24.2%、「利用したことはないが、周遊割引があることは知っていた」が30.0%で、合計した『知っていた(計)』は54.2%でした。また、「周遊割引があることを知らなかった」は45.8%でした。
男女・年代別にみると、『知っていた(計)』の割合は、40代男性(64.1%)が最も高くなりました。また、「利用したことがある」の割合は、20代・30代男性(37.5%)が最も高くなりました。
居住エリア別にみると、「利用したことがある」の割合は、九州・沖縄(32.3%)が最も高くなり、北海道・東北(31.6%)、東海(25.7%)が続きました。
-
高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたときの行動は?
渋滞10km以下では「そのまま走行」、渋滞20km以上では「一般道に降りて走行を続ける」が最多回答に
全回答者(1,000名)に、高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたら、どのようにすることが最も多いか、渋滞の長さ別に聞いたところ、【5kmの渋滞のとき】と【10kmの渋滞のとき】では「ルート変更せずそのまま走行を続ける」(5kmの渋滞72.0%、10kmの渋滞41.7%)が最も高くなり、【20kmの渋滞のとき】【30kmの渋滞のとき】【40kmの渋滞のとき】では「一般道に降りて走行を続ける」(20kmの渋滞32.6%、30kmの渋滞40.0%、40kmの渋滞44.8%)が最も高くなりました。渋滞20km以上になると、高速道路の渋滞を回避して一般道に降りることを選択する人が多いようです。
-
高速道路の電光掲示板の“赤色の▲マーク”“緑色の▲マーク”の意味は? 正答率はいずれも1割未満
高速道路の電光掲示板には、渋滞の長さや所要時間の表示とともに、赤色や緑色の▲マークが表示されることがあります。赤の三角は渋滞が増加傾向、緑の三角は渋滞が減少傾向であることを示し、ドライバーが経路の変更などの運転計画を検討するために役立ちます。この▲マークの意味を知っている人はどのくらいいるのでしょうか。
“渋滞●●km ●●分”の横に表示される赤色の▲マークが示している内容としてあてはまると思うものを聞いたところ、「わからない」(45.1%)に次いで、「事故による渋滞であること」(32.5%)が高くなり、正しい回答である「渋滞が増加傾向であること」は7.5%でした。
次に、“渋滞●●km ●●分”の横に表示される緑色の▲マークが示している内容としてあてはまると思うものを聞いたところ、「わからない」(56.4%)に次いで、「工事による渋滞であること」(15.2%)が高くなり、正しい回答である「渋滞が減少傾向であること」は9.6%でした。赤色、緑色いずれの▲マークについても、正しい意味を知っている人は1割に満たない結果となりました。
-
ドライブ中どこで休憩を取る? 1位「SA・PA」 2位「道の駅」 3位「コンビニ」、20代・30代では「コンビニ」が2位
全回答者(1,000名)に、ドライブ中どこで休憩を取ることが多いか聞いたところ、「SA・PA(ぷらっとパーク含む)」(77.1%)が最も高くなりました。その土地ならではのグルメやお土産が充実しているSA・PAで一休みする人が多いようです。次いで高くなったのは、「道の駅」(62.4%)、「コンビニ(SA・PAにあるもの除く)」(44.9%)、「絶景スポット」(16.1%)、「カフェ・喫茶店(SA・PAにあるもの除く)」(14.3%)でした。
男女別にみると、「絶景スポット」(男性19.0%、女性13.2%)は、女性と比べて男性のほうが5.8ポイント高くなりました。男性ドライバーには、ドライブ中、美しい景色を眺めてリフレッシュする人が少なくないようです。
年代別にみると、20代・30代では「コンビニ(SA・PAにあるもの除く)」(38.6%)が2位でした。また、「道の駅」(20代・30代33.1%、40代58.1%、50代72.7%)は年代が上がるほど高くなる傾向がみられました。
-
SA・PAで楽しむことが多いグルメ 1位「アイスクリーム・ソフトクリーム」 2位「ラーメン」 3位「丼物」
20代・30代では「たこ焼き」が3位
長距離ドライブの休憩中、どのようなグルメを楽しんでいる人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、SA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)では、どのようなグルメを楽しむことが多いか聞いたところ、「アイスクリーム・ソフトクリーム」(47.7%)が最も高くなり、「ラーメン」(38.8%)、「丼物(牛丼・親子丼・海鮮丼など)」(27.9%)、「定食」(25.3%)、「うどん」(22.5%)が続きました。
男女別にみると、男性では1位「ラーメン」(40.8%)、2位「アイスクリーム・ソフトクリーム」(38.4%)、3位「丼物(牛丼・親子丼・海鮮丼など)」(30.2%)、女性では1位「アイスクリーム・ソフトクリーム」(57.0%)、2位「ラーメン」(36.8%)、3位「パン」(25.8%)となりました。
年代別にみると、いずれの年代も1位「アイスクリーム・ソフトクリーム」(20代・30代48.0%、40代47.7%、50代47.6%)、2位「ラーメン」(20代・30代25.2%、40代36.9%、50代43.5%)となり、20代・30代では「たこ焼き」(22.0%)が3位、40代と50代では「丼物(牛丼・親子丼・海鮮丼など)」(40代27.8%、50代30.4%)が3位でした。
-
長距離ドライブで助手席の家族にやってもらえるとうれしいこと
1位「飲み物・お菓子の手渡し」 2位「話し相手になる」 3位「カーナビの操作」
全回答者(1,000名)に、長距離ドライブの際に、助手席の家族にやってもらえるとうれしいことを聞いたところ、「飲み物・お菓子の手渡し」(43.9%)が最も高くなり、「(自分の)話し相手になる」(28.1%)、「カーナビの操作」(28.0%)、「道案内」(26.5%)、「周辺情報の確認(美味しいお店を調べてくれるなど)」(25.9%)が続きました。
男女別にみると、「カーナビの操作」(男性21.8%、女性34.2%)や「道案内」(男性18.4%、女性34.6%)、「カーオーディオの操作」(男性14.0%、女性25.6%)、「車内温度の調整(エアコンの操作など)」(男性12.0%、女性22.4%)は男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなりました。
≪今年の夏に行く家族での長距離ドライブ≫
-
「今年の夏、家族で長距離ドライブをしたい」78%
全回答者(1,000名)に、今年(2024年)の夏、家族で長距離ドライブをしたいと思うか聞いたところ、「非常にしたいと思う」が31.4%、「まあしたいと思う」が46.2%で、合計した『したいと思う(計)』は77.6%となりました。
男女・年代別にみると、『したいと思う(計)』と回答した人の割合は、男女とも若い年代で高くなる傾向がみられ、20代・30代男性では85.4%、20代・30代女性では83.5%でした。
過去の調査結果と比較すると、夏に家族で長距離ドライブをしたいと思う人の割合は、2022年77.9%→2023年80.5%→2024年77.6%と、3年連続で8割前後という高い水準で推移しました。
男女・年代別にみると、20代・30代男性では2023年96.0%→2024年85.4%と、10.6ポイント下降しました。
-
家族との長距離ドライブの際、ドライブ先で行いたいこと・行きたいところ 1位「ご当地グルメめぐり」
「神社仏閣めぐり」「お城・城跡めぐり」がTOP10にランクイン
今年(2024年)の夏、家族で長距離ドライブをしたい人(776名)に、家族との長距離ドライブの際、ドライブ先で行いたいこと・行きたいところを聞いた結果、1位「ご当地グルメめぐり」(51.5%)、2位「テーマパーク・遊園地」(38.0%)、3位「ショッピング」(37.2%)、4位「湯めぐり」(36.1%)、5位「景勝地めぐり」(34.4%)となりました。
昨年の調査結果と比較すると、「神社仏閣めぐり」は2023年10位→2024年8位、「お城・城跡めぐり」は2023年11位→2024年10位とそれぞれ順位を上げました。日本ならではの文化や歴史的建造物に触れたいと思う人が増えているようです。
年代別にみると、20代・30代では1位「テーマパーク・遊園地」(53.3%)、2位「動物園・水族館」(43.0%)、3位「ショッピング」(40.2%)となりました。40代と50代では「ご当地グルメめぐり」(40代49.6%、50代57.6%)が1位となり、40代では2位「テーマパーク・遊園地」(48.6%)、3位「ショッピング」(37.9%)、50代では2位「景勝地めぐり」(46.3%)、3位「湯めぐり」(38.3%)と続きました。
昨年の調査結果と比較すると、40代では「ご当地グルメめぐり」(2023年2位→2024年1位)が順位を上げ1位になりました。
≪長距離ドライブにおけるトラブルと夏の暑さ対策≫
-
「長距離ドライブ中に困りごと・トラブルに直面したことがある」82%
直面した困りごと・トラブル 1位「渋滞中にトイレに行きたくなる」 2位「SA・PAで駐車スペースが見つからない」
全回答者(1,000名)に、長距離ドライブ中に困りごと・トラブルに直面したことはあるか聞いたところ、「直面したことがある」は82.1%、「直面したことはない」は17.9%となりました。
長距離ドライブ中に困りごと・トラブルに直面したことがある人(821名)に、長距離ドライブ中に直面したことがある困りごと・トラブルを聞いたところ、「渋滞中にトイレに行きたくなる」(54.1%)が最も高くなり、「SA・PAで駐車スペースが見つからない」(35.0%)、「高速道路の出口・分岐を間違える」(25.9%)、「道に迷う」(19.6%)、「給油ランプがついているのにガソリンスタンドが近くにない」(17.1%)が続きました。
-
夏の長距離ドライブにおける車内の暑さ対策として行っていること
1位「飲み物を多めに準備する」 2位「サンシェードを使う」 3位「保冷できるドリンクホルダーを使う」
全回答者(1,000名)に、夏の長距離ドライブにおける車内の暑さ対策として行っていることを聞いたところ、「飲み物を多めに準備する」(52.0%)が最も高くなり、「サンシェードを使う」(28.8%)、「保冷できるドリンクホルダーを使う」(14.3%)、「うちわを使う」(12.2%)、「扇風機を使う」(10.6%)が続きました。
男女・年代別にみると、50代女性では「飲み物を多めに準備する」(66.2%)が全体と比べて10ポイント以上高くなりました。50代女性には、熱中症対策としてドライブ中にこまめな水分補給を心がけている人が多いのではないでしょうか。また、20代・30代男性では「うちわを使う」(18.8%)や「窓ガラスに断熱フィルムを貼る」(14.6%)、「シートクーラーを使う」(12.5%)、40代男性では「冷感クッションを使う」(12.4%)、20代・30代女性では「保冷できるドリンクホルダーを使う」(21.5%)や「扇風機を使う」(19.0%)、40代女性では「飲み物を多めに準備する」(59.6%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。
≪夏のドライブ・レジャーと芸能人ランキング≫
-
一緒に長距離ドライブをしたい芸能人 男性回答1位「長澤まさみさん」、女性回答1位「大泉洋さん」
-
一緒に夏の花火を見たい芸能人 男性回答1位「綾瀬はるかさん」、女性回答1位「目黒蓮さん」
-
一緒にキャンプに行きたい芸能人 「ヒロシさん」がダントツ
夏のドライブやレジャーをテーマに、イメージに合う芸能人について質問しました。
全回答者(1,000名)に、一緒に長距離ドライブをしたい芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「長澤まさみさん」、2位「綾瀬はるかさん」、3位「大泉洋さん」、女性回答では1位「大泉洋さん」、2位「明石家さんまさん」、3位「目黒蓮さん」となり、男性回答・女性回答ともに「大泉洋さん」がTOP3にランクインしました。
一緒に夏の花火を見たい芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「綾瀬はるかさん」、2位「長澤まさみさん」、3位「新垣結衣さん」、女性回答では1位「目黒蓮さん」、2位「福山雅治さん」、3位「松下洸平さん」「木村拓哉さん」と、ドラマや映画で活躍している俳優が多く挙げられる結果となりました。
一緒にキャンプに行きたい芸能人を聞いたところ、男性回答、女性回答ともに“キャンプ芸人”として知られる「ヒロシさん」がダントツとなり、男性回答では2位「西村瑞樹さん」、3位「綾瀬はるかさん」、女性回答では2位「あばれる君」「ヒロミさん」と続きました。
■調査概要■
調査タイトル:家族での長距離ドライブに関する調査2024
調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする配偶者と子どもがいる、自家用車を運転することがある20歳~59歳の男女で、自家用車を使って家族で長距離ドライブ(片道100km以上のドライブ)をしたことがあるドライバー
調査期間:2024年6月20日~6月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル(男性・女性 各500サンプル)
実施機関:ネットエイジア株式会社