メーカー及び研究施設向けEV急速充電器「Dr.FLASH」の受注生産開始:世界全4規格に対応

最大600kWの出力と、世界で利用される全4つの規格に対応した研究開発モデル

テンフィールズファクトリー株式会社のプレスリリース

テンフィールズファクトリー株式会社(京都府相楽郡精華町光台1-7 けいはんなプラザ9F CEO:市川 裕)は、研究施設及びメーカー向けのEV急速充電器「Dr.FLASH」の受注生産を開始いたしました。

本製品は、海外の充電規格であるNACS規格、GB規格、CCS規格、およびCHAdeMOに対応した世界全4規格に対応したケーブルを備えており、日本の自動車メーカーの研究開発を強力にサポートします。

「Dr.FLASH」は完全受注生産により製造され、以下のような特徴を持っています。

・出力範囲: 180kWから600kWまで対応

・対応規格: NACS、GB、CCS、CHAdeMO

・用途: 充電テストなどの自社での実施が可能

・価格:1,000万円〜

※必要スペックに関してはカスタマイズ可能

【対応する充電規格】

1.NACS規格 (North American Charging Standard):

•概要:NACSは、主に北米で使用されるEV充電規格で、特にTeslaが使用しています。

•特徴:他の規格に比べてコンパクトで使いやすい設計が特徴です。Teslaは独自の充電ネットワークを持ち、この規格を広く採用しています。

•使用地域:主に北米。

2.GB規格((Guojia Biaozhun)):

•概要:GB/T規格は、中国で使用される電気自動車の充電規格です。

•特徴:中国国内で開発されたこの規格は、政府の推奨により国内で広く採用されています。交流充電と直流充電の両方をサポートします。

•使用地域:中国。

3.CCS規格 (Combined Charging System):

•概要:CCSは、欧州と北米で広く使用される電気自動車の充電規格です。Type 1(北米)とType 2(欧州)のプラグ形状があり、統一された規格を提供します。

•特徴:交流充電(AC)と直流急速充電(DC)を1つのポートで対応可能。標準化されたインターフェースが特徴です。

•使用地域:欧州、北米、およびその他の地域。

4.CHAdeMO規格:

•概要:CHAdeMOは、日本で開発された電気自動車の急速充電規格です。日本国内で広く使用される他、一部の欧州および北米でも使用されています。

•特徴:早期から普及している規格で、広範な車種に対応。特に日産リーフなどの車両で使用されています。

•使用地域:日本、欧州、北米。

【600kW充電にまで対応】

180kWから最大充電速度600kWまで対応することにより、世界で多様化する充電速度に対応し普通充電や急速充電などのテスト体制をサポートいたします。

【充実したサポート体制】

「Dr.FLASH」は、日本のメーカーが世界で躍進するためのインフラ面での全面的なサポートを提供します。

充電テスト等に特化した自社開発のシステムを導入することで、容易にテストを行うことが可能になります。
各国の充電規格をサポートするEV充電器を提供することで、自社内ですべての規格での充電テストが行えるようになり、開発が容易になります。これにより、日本の自動車メーカーがグローバル市場での競争力を一層強化できるよう支援します。

【ご注文および詳細情報】

「Dr.FLASH」の詳細やご注文については、完全受注生産となりますので、当社の公式ウェブサイトからお問い合わせいただきますようお願いいたします。また、技術的な仕様の確認やカスタマイズのご相談についても、HPよりお気軽にお問い合わせください。

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