株式会社AND OWNERSのプレスリリース
2024年7月16日、株式会社AND OWNERS(アンドオーナーズ)(東京都千代田区、代表取締役社長:松園 詩織、以下「AND OWNERS」)は東京都港区にある品川ザ・グランドホールにて「& OWNERS」ランボルギーニお披露目発表会を開催しました。「AND ART(現:& OWNERS)」は、代表取締役社長の松園詩織により設立された日本初のアート作品の共同保有のプラットフォームです。ピカソやバンクシーなどの高額アート作品を少額から共同保有でき、その共有持分権をサービス内で売買することができる同サービスの会員数は28,000人を超えました。今回AND ARTは、同社の会社名を「株式会社AND ART」から「株式会社 AND OWNERS」へ、同サービスの名称を「& OWNERS」へとリニューアルし、その第一弾としてスーパーカーの代名詞でもあるランボルギーニコレクションの取り扱いを発表しました。
会場には約半世紀前に製造された希少な2台のスーパーカー、ランボルギーニ・ミウラ P400とランボルギーニ・カウンタック 25th アニバーサリーが並び、主催者による挨拶とプレゼンテーション、トークセッション、質疑応答、フォトセッションが行われました。本記事では「& OWNERS」ランボルギーニお披露目発表会の模様をレポートします。
株式会社AND OWNERS
2024年7月16日11時00分
<ハイライト>
今回開催された「& OWNERS」ランボルギーニお披露目発表会では、主催者である株式会社AND OWNERSの松園 詩織の挨拶とプレゼンテーション、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員であり自動車ライターの西川 淳(にしかわ じゅん)氏をお招きしてトークセッションが行われました。その後、質疑応答、フォトセッションと展示車両の撮影と囲み取材が行われ、発表会は閉幕しました。
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「& OWNERS」が切り拓く実物資産の共同保有の世界
松園 詩織による挨拶並びにプレゼンテーション
「実は、本日は弊社のサービスリリースから5周年の記念すべき日でもあります。私たちにとって特別な日にこのような機会をいただけて嬉しく思います。私たちは、ハードルが高いといわれているアートをより多くの人に楽しんでいただけることを目指し、2018年に創業しました。
弊社のサービスではピカソやバンクシー、草間彌生、新進気鋭の若手作家まで47作品を取り扱い、オーナー様がご家族やご友人とともに、アートと対面できる体感的な機会も定期的に作ってきました。
会員の方は20代から40代の男性が多く、感度の高いビジネスパーソンやアートに興味を持ち始めた方が多くいらっしゃいます。また、オーナー権購入者の70%以上がAND ART(現:& OWNERS)を通じて初めてアートを購入いただいていることから、今まで富裕層に限られがちだったアート市場に、新しい経済圏を作り出してきていると自負しています。
こうした中、2023年の11月、プライム上場企業の株式会社FPGへのグループインが実現しました。FPGグループが持つ金融分野のノウハウを最大限に活用しながら、サービスの対象をアートのみならず、実物資産全般へと広げていこうと考えています。こうした背景のもと、今回、ブランドのリニューアルを行い「& OWNERS」というサービス名にアップデートしました。
「& OWNERS」というサービス名には、「自分自身の価値観や感性により一層フォーカスを当てながら、オーナーとオーナー、人と人が繋がりさまざまなモノを所有(=own)して価値を分かちあうことを目指す」という思いを込めています。今回のリニューアルを機に、アートを超えた「実物資産の共同保有プラットフォーム」を目指していきます」
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「スーパーカーのコレクション価値と資産価値を多くの人に届けたい」
次に、今回の「& OWNERS」のサービスについて具体的な説明が行われました。
「今回第一弾のサービスとしてランボルギーニコレクションを発表いたします。ランボルギーニはスーパーカーと言われるジャンルに属しますが、今回、ミウラP400という車種と、カウンタック25thアニバーサリーの2台をご用意いたしました。今回はいずれも1枠当たり10万円で共有持分権の販売を開始し、オーナー様には、来年の春頃に予定しているオーナー様限定の鑑賞イベントへのご招待などの限定特典の提供を予定しています。
また、共同保有のシステムそのものもアップデートいたします。具体的には、取引方法の変更や市場連動価格の導入、また売却に関するルールの改定、取引手数料の変更など、よりお取引いただきやすいように改定を行います」
続けて、今回取り扱いを開始するランボルギーニの価値について述べました。
「車好きの方であればご説明するまでもないかもしれませんが、スーパーカーは歴とした『資産』です。クラシックカー、コレクションカー業界における最大手のオークションハウスの一つであるRMサザビーズが発表した2022年のデータによると、2022年の売上高は約1,227億円(9億2,500万ドル)を超えました。
RMサザビーズ、ボナムス、グッディング&カンパニーといった有名カーオークションハウスを合わせた2017年の総売上は約416億円(3億7100万ドル)でした。2022年はRMサザビーズの一社のみで、2017年の有名カーオークションハウスの売上高を超える伸びとなっており、マーケットとしてもこの数年でより巨大なものになっています。
また、今回取り扱うランボルギーニは、「We are not supercars, We are Lamborghini」に象徴されるように、創業時より「完璧な車とは何か」を追求し続ける唯一無二のメーカーです。2023年は販売台数、売上高、営業利益、営業利益率のすべてで過去最高の数字を叩き出しました。売上高は約4190億円(26億6000万ユーロ)まで成長しており、極めて成長性のあるブランドとなっています。
今回取り扱う2車種ですが、ミウラP400は3億円、カウンタック25thアニバーサリーは1億円で販売いたします。どちらも、直近の類似モデルのオークション価格より安く仕入れられており、市場と比較しても「掘り出しもの」の資産と言えると思います。また、それぞれの車体のコンディションも非常に優れていて、マニアからのコレクションニーズも高い魅力的なコレクションになっているかと思います。
また、今年の8月から、世界で30台しか生産されていないモデル、ランボルギーニ・ディアブロGTR#17の取扱いも予定しています。今後はこれらランボルギーニのラインナップを始め、コレクション価値が高く、わくわくするような実物資産を、より多くの方へ届けられるよう尽力してまいります」
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トークセッション「ランボルギーニの魅力とは」
次にMCの進行のもと、自動車ライター・編集者の西川 淳(にしかわ じゅん)氏(以下敬称略)を迎え、トークセッションが行われました。
西川:自動車ライターの西川 淳と申します。1991年に自動車メディアの業界に参入後、99年に独立しました。今回展示されているランボルギーニですが、スーパーカーブームは、まさにランボルギーニブーム、カウンタックブームだったのではないかと思います。当時、ドアが上下に開閉するカウンタックを初めて見たとき、「こんな車があるのか」と、宇宙船をみたような衝撃を受けました。
日本のスーパーカーの文化を牽引してきたブランドがランボルギーニであり、スーパーカーというジャンルを作ったのもおそらくランボルギーニだと思っています。また、その最初の車がここにある「ミウラP400」だと考えています。
ランボルギーニ社の業績は現在でも素晴らしく、新車の納車は2年待ちといった状況です。新車の人気が高まるにつれてクラシックのランボルギーニの価値も向上しています。この20年ぐらいで10倍以上の価値になっているのではないでしょうか。
松園:私はスーパーカー世代ではないですが、それでもランボルギーニに対する憧れがあり、改めて魅了されています。まさか自分がランボルギーニを扱うとは思っていませんでした。ランボルギーニはデザインが素晴らしいので、私はアート的に捉えています。スーパーカーもアートも同じように洗練された価値を持っているのではないでしょうか。今回取り扱う2台は今見てもデザインとスタイリングが衝撃的で、ずっと見続けることができますね。
西川:1966年にミウラP400がデビューし、1974年にカウンタックがデビューしました。いずれもデビューから50年以上経過していますが、半世紀を経て今なお新鮮な車だと思います。当時も衝撃的でしたが、今の人が見ても印象に残るデザインだと思います。
私がランボルギー二・カウンタックを購入した当時は、たまたま今よりも安く購入することができました。しかし現在の購入価格は億を超えています。夢を夢で終わらせずに所有に近づける共同保有の仕組みは、大きなメリットだと思います。
松園:ありがとうございます。個人的には憧れを憧れで終わらせないことは大切だと思います。
まさに近年、所有の概念も多様化していると感じているんです。ブロックチェーンが誕生し、NFTのアート作品も生まれてきました。賛否両論ありますが、所有体験の本質は
好きなものを「自分ごと化」できることも1つではないでしょうか。そういった意味で、憧れとの距離を埋めるツールとしてこのプラットフォームを使っていただきたいな、と思っています。
西川:確かにリアルなコレクターの実態としても所有の仕方はそれぞれですね。基本的に走らせることはなくガレージにとめてリビング越しに鑑賞したり、保管したりすることも多いのです。
共同保有であれば、車全体だけでなくとも「エンブレムだけでも自分が所有できている」と思えるとワクワクしますね。
ちなみに、こちらのミウラP400はスーパーカーの元祖ともいえるモデルです。約750台製造されたなかで、この個体はシリアル番号80番台の車です。貴重な初期製造に加えて、ヒストリーがしっかり残っており、所有者の履歴が全て明らかです。さらにイタリアのナンバーワンのレストアラーが仕上げています。マニアでもなかなかわからないポイントを押さえて購入されていますね。
また、このカウンタックは走行距離が約3,400kmと極めて短く良い個体です。さらに塗装が新車時のオリジナルのままです。クラシックカーの世界では、レストア(新車のような状態まで修復、復活させること)した車も当然価値がありますが、現在ではオリジナルの状態で温存されてきたプリザベーションも非常に評価されはじめています。このまま所有し続けることで価値はさらに向上するのではないでしょうか。
MC:なるほど。改めてその価値や、実物資産とこのサービスの相性を確信できました。
西川: 実物資産の共有サービスは、憧れや夢のまた夢だったスーパーカーに近づく一歩になりますね。
トークセッションの後、質疑応答が行われました。活発な質疑応答が行われ、今回リリースされたサービスへの関心の高さを伺うことができました。
その後、フォトセッションが行われ、本発表会は終了。閉会の挨拶の後は、会場に展示された2台のランボルギーニの撮影会が行われました。
株式会社AND OWNERSについて
【株式会社AND OWNERSウェブサイト】
https://and-art.co.jp/
【法人概要】
会社名 :株式会社AND OWNERS
代表者 :代表取締役社長 松園詩織
所在地 :東京都千代田区丸の内2丁目7番2号 JPタワー29階
設立 :2018年9月
事業内容 :共同保有プラットフォームサービス事業、EC事業、アドバイザリー事業