~2024年問題の一つの課題に対し3Dシミュレーターによる解決策の提案やサービス紹介動画の新作初お披露目など~
株式会社eve autonomyのプレスリリース
株式会社eve autonomy(イブ・オートノミー、静岡県磐田市、代表取締役:星野 亮介、以下「eve autonomy」)は、2024年6月19 日(水)から6月21日(金)まで、東京ビッグサイトで開催された世界最大級の製造業の展示会「ものづくりワールド東京 工場設備・備品展」に自社ブースを初めて出展しました。今回の『ものづくりワールド東京 工場設備・備品展』は、製造業界におけるeve autoのソリューションと導入の具体像が浮かぶ車両操作をeve autonomyが主体となって披露する重要な場でした。このイベントでは、eve autonomyが物流効率化や2024年問題の課題に向けた解決策をブースと出展社セミナーにて提案しました。製造業者や物流業界関係の方だけでなく、自動化・スマートファクトリー化に関心のある方々に情報をお届けできるイベントとなりました。本レポートでは各コンテンツの見どころと反響を公開します。
■ものづくりワールドイベントページ:
https://eveautonomy.com/lp_event-monozukuri-world_2024
イベント開催概要
【会場情報】
展示会:ものづくりワールド東京 工場設備・備品展
会 場:東京ビックサイト 東1ホール E2-6
会 期:2024年6月19日(水)~ 6月21日(金) 10:00 ‐ 18:00(最終日のみ17:00 終了)
▼イベント全体来場者数
【出展社セミナー概要】
タイトル:無人搬送サービス『eve auto』のご紹介
概 要:ヤマハ発動機の車両技術とティアフォーの自動運転技術を組み合わせて誕生した
屋外対応無人搬送サービス『eve auto』を詳しくご紹介します。
eve autoは様々な業種における屋外搬送の課題を解決します。
日 程:6月19日(水)11:00-11:30
会 場:東1ホール【製品・技術紹介】会場①
参 加 費: 無料(予約不要)
<登壇者>
株式会社 eve autonomy
事業開発部 マーケティンググループ マネージャー
龍 健太郎
【略歴】自動運転サービス、物流支援ロボット、そして宅配ロボットなどの小型ロボットなど、様々な新型ロボットの事業化に取り組み、2023年よりeve autonomyにてeve autoサービスのマーケティングを担当。
イベントの見どころと反響
【1】 磐田市本社との中継で車両の操作をお披露目し賑わいを見せたデモショー
今回のブースでは、車両は静展示で2台置かれておりました。ブース内で車両を動かせるスペースは有りませんでしたが、どうしてもお客様には車両が動いている様子や操作が簡単であることをお伝えしたく、出展社セミナーとブース内プレゼンにて、磐田市本社とのライブ中継で車両を会場から遠隔で無人搬送を指示するといったデモンストレーションを今回初めてお披露目しました。
現場の竜洋倉庫は、通常車両の走行テストが行われており、十分に走れる敷地面積はもちろん、試験用のスロープも有り、パワフルに走行できる様子をブースのお客様にお届けしました。また、会期3日目は磐田市が雨天であったため、雨天時の自動走行も問題なく可能であることを実証することが出来ました。まだまだ屋外の自動化に対して課題を感じられていない方が多くある実情に加え、2024年問題が既に始まっているこの時代に対しても、一つの解決策を表現できたショーだと実感しています。会場では多くの方にお立ち寄りいただき、「本当に無人で走行するんですね」「AGVとは仕組みはどのように違うのですか?」「実際の操作画面が見られて運用のイメージが湧いた」といった反響を得られました。
<ブース内でのライブ中継動展示の様子>
【2】 3Dシミュレーターを用いた2024年問題の内の一つ「トラックの荷待ち問題」の解決策
今回ブースでは岡谷鋼機株式会社による出展協力により、3Dシミュレーター『ITAGE-Emulate3D』を用いて、バーチャル環境でのeve autoサービス導入イメージを実現しました。このシミュレーターでは、既存倉庫の改善アイディアをもとにシミュレーション環境で設備台数、レイアウトを検証し、最適な倉庫設計、運用計画を立てることができ、シミュレーターを活用することで、導入前に十分な検証を可能にします。本展示会では、倉庫の建屋間搬送についてeve auto導入前後の効率化イメージを仮想空間で再現したものを展示しました。具体的な提案として、導入前「トラックの荷待ち問題が発生している物流倉庫」に対し、導入後は貨物の一時置き場を設置し、eve autoを導入することでスムーズに倉庫内搬送が行われている動画を2つ作成し、ブースやプレゼン内にてお披露目しました。
トラックの荷待ち(eve auto 無し)
eve autoによる解決シミュレーション
【3】 初お披露目となった新作eve autoサービス紹介動画
ブース内では4つのモニターを用意し、その内のメインとなる中央100インチモニターにて、「eve auto」のサービス内容や特徴などの情報がわかりやすく詰め込まれた長尺動画を初めて公に披露しました。
今まで「eve auto」の名称をご存じでも、「eve auto」=「自動運転車両」とお考えの方が多くいらっしゃいました。「eve auto」は「自動運転車両」の名称ではなく、アフターサポートや設備連携、ツール、自動運転専用保険など、工場での屋外を含めた無人搬送の業務運行に必要なものがワンパッケージ化された便利な「サービス」です。搬送業務を自動化し運行するには、自動運転車両だけでなく誰もが利用できるツールやサポートサービス、そして既存施設と連携して搬送してこそ現場での効率化ができます。「eve auto」はこれら必要な要素をサブスクリプション(利用料)型のパッケージとして提供する継続利用がしやすいサービスであることを今回モニターでお披露目した動画で紹介させていただきました。
動画は以下からもご覧いただけますので、是非ご視聴ください。
お客様の声と今回のイベントを通して
前述の通り、多くの製造業や物流関係の方がeve autonomyを認知されていなかった中で、今回の「ものづくりワールド」に参加し、以下のようなお声を多くいただくことができました。
「誘導線が不要の搬送車があることを知らなかった」
「これまで屋内AGVはいろいろあったが、屋外搬送を自動化する観点がなかったので、こういうサービスは非常に興味深い」
「まさにこれから屋外の自動化を検討しているところであったため、出会えて良かった」
「実際に40もの拠点で実稼働しているというのはかなりの実績で信頼できる」
「新しい工場建屋を建設計画があるので、屋外搬送も自動化を前提に運用設計をしてみたい」
「サブスクなので、一度トライアルして継続利用の判断ができるのは導入障壁が低い」
今回のイベントはeve autonomyが初めて自社ブースを構え、主体となり運営を行ったブースであり、多くの学びを得られた回でもありました。そんな自身の課題も多く残す形となった中でも、昨年の国際ロボット展に匹敵するほどのお客様にお立ち寄りいただくことができました。ブースに来られた約7割が製造業、物流業の方であり、現場の率直な課題やお困りごと、eve autoサービスをご紹介した上での率直な感想や懸念点などのご意見を得ることができ、eve autonomyとしてもとても貴重な機会となりました。
2024年に突入し、昨年から取り上げられてきた「2024年問題」対策も進めている企業様も少なくない昨今で、eve autonomyは、「自動化の幕開けの本格始動となる年」として、より一層屋外の自動化の普及活動を強化していくことに尽力してまいります。
屋外対応無人搬送サービス「eve auto」
eve autonomyは工場や物流施設向けに、主に屋外における事前の設備工事を必要とせずに自動搬送システムの導入を実現するソリューション「eve auto®」を提供しております。屋外環境においては、段差や坂道などの路面環境に加え、雨や日照の天候条件など、屋内より厳しい環境での運用が求められます。eve autoは、高い信頼性により全国で活用されているEVカートと、一般公道においても活用される最先端の自動運転技術を活用し、雨天や夜間でも工場等の敷地内屋外環境で自動運転レベル4での無人搬送運用を実現しているため、24時間稼働が求められる施設での運用も可能です。製造業をはじめ、物流業、石油化学プラント業など様々な業界で既に導入され、40拠点以上で約50台の導入実績があります。
【主要スペック】
サービス名/車両 |
eve auto(イブ・オート)/FG-01 |
寸法/重量 |
全長2,275×全幅1,105×全高1,885(mm)/483kg |
最大牽引重量/積載重量 |
1,500 kg/300kg |
駆動方式/バッテリー |
DCモーター/リチウムイオンバッテリー(スペア交換可能) |
最大走行速度 |
手動運転時19km/h、自動運転時10km/h |
最大登坂性能 |
9.6度(17%)無負荷・手動運転時、 6.8度(12%)積載300kg・自動運転時 |
安全機能 |
レーザーセンサーによる障害物検出と停止、バンパーセンサー、緊急停止スイッチ |
自動運転機能 |
自動運転レベル4(自律移動、交差点横断・右左折、障害物検出による一時停止) |
主な管理機能 |
FMS(フリートマネジメントシステム):PC、タブレットで利用可能なクラウドシステム 走行ルート設定、停留所設定、ステータス監視、走行開始・停止制御 |
設備連携機能 |
eve auto connectによる自動シャッター連携、信号機連携、パトランプ連携等を実現するBluetooth通信機器 |
・eve auto製品・サービスページ:https://eveautonomy.com/service
・導入事例紹介ページ:https://eveautonomy.com/casestudy
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社eve autonomy 事業開発部
Mail:mk@eveautonomy.com
Web:https://eveautonomy.com/contact
株式会社eve autonomy
本社:静岡県磐田市大中瀬868番地1
代表取締役社長:星野 亮介
eve autonomyは、「今日から自動化」をスローガンに、工場や物流施設の主に敷地内での屋外搬送業務を、自動運転技術の活用により無人搬送を実現するサービス「eve auto®」を提供するソリューションプロバイダーです。ヤマハ発動機株式会社と株式会社ティアフォーの技術力を結集し、世界最先端の自動運転技術と長年グローバルで培ってきた品質と信頼を基に、社会課題解決に取り組み、世の中の変化に求められるワークスタイルの実現に貢献してまいります。