サンコール株式会社のプレスリリース
グッズのテーマは、「竹」と「京」。同社は、京都府北部・宮津市を放置竹林の「竹害」から救うため、伐採林を利用した「竹炭サステナブル事業」を展開しています。グッズには、竹を炭化させてつくった自社ブランド「京かぐや炭Ⓡ」や、サステナブル素材、地元京都企業とのコラボレーションをふんだんに取り入れています。今回の出品グッズは以下の4点です。
‘タステナブル’な竹ノート:
表紙には、放置竹林から作られた竹炭を含む環境紙「竹炭ホワイト」を使用、印字には自社ブランドである「京かぐや炭」を用いたインクを用いています。さらにノート紙にも竹パルプ配合の高級紙を使用した、まさに竹尽くしのノートです。カバーイラストには、京都を愛する海外デザイナーの手により四季折々の京の町が描かれています。
花器「木の幸 新月」シリーズ:
京都の木製家具メーカー・山田木工所様とのコラボレーション。
材料は京都で育った京都市産材”みやこ杣木”を使用、京都の会社が製材、京都の会社で製品加工、仕上げに京都のサンコールが京都産竹炭塗料で塗装をした”オール京都”にこだわった商品です。自動車部品製造業ならではの特殊な加工をしており、表情も一点一点異なります。
お香「明けの橙台」:
創業190年のお香メーカー・林龍昇堂とのコラボレーションです。材料には、「京かぐや炭」のほか、宮津市で有名な由良みかんの完熟ミカンジュースの残渣を使用し、柑橘系のかぐわしさをもつお香に仕上げました。海辺に立つ灯台が船にとっての道標であるように、持続可能(SDGs)な未来を明るく照らす道標になってほしいという願いを込め「明けの橙台(とうだい)」と名付けました。
小皿「竹の満月」シリーズ:
宮津市の間伐材を粉砕した、竹粉を固めて成型した、100%自然素材のコースターやお皿。
試薬の使用を最小限に抑えることで環境面に配慮しています。
弁ばね屋のチャレンジ 百貨店ブランドへ
竹炭サステナブル事業は、10年前、宮津市から「竹害」のご相談を受けたことを発端に始まりました。サンコールが環境にやさしい製法にて炭化させ製品化した竹炭は、独特の漆黒性・遮蔽性が注目され、自動車用インパネ用のインクとして出荷されています。
今年度は、より多方面への事業展開を模索するため、消費者向け商品の開発・販売へと大きく舵を切りました。自動車エンジン部品や精密ばねなど、これまでの企業向け部品を開発してきたサンコールにとって、初の取り組みとなります。
「BtoCのショップ展開は初めてで試行錯誤の連続ですが、お客様に寄り添った活動を通じていろいろなお声を聴けるのではないかと胸が躍る心境です。昔は竹細工や建材に重宝された竹ですが、時代の流れで放置されている竹林が増加しているのが現状です。宮津市もそんな放置竹林(竹害)で困っている市町村の1つで、今回のショップ展開を通じて皆様の「竹害」に対する関心が僅かでも芽生える「きっかけ」の場になることを期待しています。」と山口マネジャーは語ります。
本グッズは、6月1日からの「POP-UPイベント」で現地販売を展開します(注1)。
今後も、「京かぐや炭」ブランドを通して、宮津市をはじめとした地域の皆様に貢献出来る会社として成長して参ります。
注1※なんばマルイ(大阪市中央区難波)にて開催。サンコールは、6/1-2、6/8-9の土日に出店。