【自転車のヘルメット着用努力義務化から1年】デザイン会社きいちのメモ、ヘルメット着用率100%を目指す新製品「KAGIBO」の受注販売、自治体・事業者向けイベント支援サービスを4/29より開始

〜国際特許取得、「カギとヘルメットの連動システム」で着用を習慣化〜

株式会社きいちのメモのプレスリリース

「人の弱さと折り合う解決策の提案」を理念に、社会課題解決にデザインで取り組むヒューマニティデザインファーム 株式会社きいちのメモ(練馬区、代表取締役:守屋輝一)は、「子どもの自転車ライフを守るカギヘルメット《KAGIBO》」の受注販売を2024年4月29日(月)より開始します。リリースを記念し、数量限定で割引価格での提供を行います。また、自治体や事業者むけに《KAGIBO》を活用したイベント支援サービスや、まとめて購入プランの提供も開始します。

KAGIBO販売内容および事業概要

製品名:KAGIBO(カギボー)

販売価格:19,980円(税込)

本体サイズ:メットパーツ42.0(W) x 33.6(D) x 19.3(H) mm、ロックパーツ70.0(W) x 31.7(D) x 59.3(H) mm

本体重量:メットパーツ25g、ロックパーツ90g

電源方式:ボタン型電池、単四電池

材質:ABS、ステンレス他

カラーバリエーション:オフホワイト、ペールブルー、パステルピンク(予定)

生産国:日本

【個人のお客様向け「リリース記念 割引プラン」/自治体・事業者様向け「まとめて購入プラン」|購入方法】

受注開始日:4月29日

受注終了予定日:6月14日

発送開始予定日:7月22日(夏休み前を目処にご提供)

ご購入の手順:

① 特設サイト内「申し込みフォーム」に記入

② 3営業日以内に、メールにてご連絡いたします

③ KAGIBOに興味を持ったきっかけや、子どもの日常行動に関する30分ほどのインタビューを実施させていただきます(プロジェクトのさらなる発展に活用させていただきます)

④ 割引価格14,980円(税込)でご購入いただけます

※予定台数に達し次第、受付終了となります。

※購入台数や追加モニタリングの実施等により割引価格が異なる場合があります。

【自治体や事業者様向け「イベント支援サービス《地域のミチを発見! supported by KAGIBO》」】

「親御さんの元から離れ、子どもたちだけで自転車に乗って行動し、地域のミチ(未知/道)を発見するイベント」の企画・共同運営を行います(※運営メンバーは子どもたちと行動を共にします)。イベント中の《KAGIBO》の使用により、子どもたちの自転車移動における安全性を担保しながら、関係者に以下のようにポジティブな体験価値を提供するだけでなく、世間にそれほど周知されていない自転車事故および《KAGIBO》が向き合う課題やヘルメットの重要性の啓蒙にも繋がります。

① 地域の事業者や自治体:地域に住んでいる親子にこれまで知らなかった施設や飲食店、遊び場を知ってもらうことを通して、地域への愛着の向上や経済の循環を促します。

② 親御さん:普段、親御さんと長い時間行動を共にしたり面倒を見ている子どもたちが、自分たちの足で地域を散策することによる、心の自立や成長を促します。

③ 子どもたち:自分たちの足で地域を散策するという数少ない「自立」を経験することで、イベント参加の高揚感に加え、精神的な成長を促します。

サービス名:「イベント支援サービス《地域のミチを発見! supported by KAGIBO》」

標準価格:《KAGIBO》10台/日額30万円(税別)

受付開始日:4月29日

提供開始予定日:7月22日

※状況により、製品の提供台数および参加者数、価格、その他運用方法については変更する可能性がございます。ご依頼くださる共同運営者様とのご相談の上、確定いたします。

特URL|https://kiichimoriya.jp

《KAGIBO》について

「子どもの自転車ライフを守るカギヘルメット《KAGIBO》」は、国際特許を取得した「自転車のカギとヘルメットの連動システム」を用いることで、「自転車に乗る一連の行動に初めからヘルメットが組み込まれている」状況を作り出す、後付け可能な自転車アクセサリです。

ルールや講習会などの啓蒙活動では「ヘルメット所有者」を増やすことはできますが、確実に使用してもらうことまで保証できません。実際、「大人の目の届かないところでは子どもたちはヘルメットを外しがち」であることが懸念されています。

《KAGIBO》は、子どもたちの命を守るヘルメット着用を、子どもたちの意識に完全に委ねるのではなく、仕組みを用いて自然な形で促し「習慣化」させていく製品です。それにより、大人の目の届かないところでの頭部損傷リスクの低減を実現します。

付けている違和感なく、また個人でもしっかり固定できるようになっています

【課題⑴:子どものヘルメット着用率の向上が急がれる理由】

①ヘルメット非着用時の致死率が2.7倍

自転車乗車時のヘルメット着用時と非着用時では、致死率が大きく上昇することがわかっています(警視庁/東京都内令和元年~5年)。

②事故の半分以上が頭部の損傷

また、事故事例の64.9%が頭部の損傷であり、ヘルメットを着用していれば防げた事案が多数存在しています(警視庁/東京都内令和元年~5年)。

③年間6万8千人の事故者のうち、約30%が未成年

そして、事故者の多くを未成年、子どもたちが占めてしまっています(警察庁/令和4年)。なお、2023年は事故死者346人となり、8年ぶりに増加しています(警察庁)。

【課題⑵:子どもは大人の見ていないところでヘルメットを外しがちである】

2023年4月に努力義務化されたヘルメットの着用ですが、同年7月に実施された警察庁による全国実施調査で13.5%となっており、東京都による調査で子どもの着用率も41.7%と定着に課題があります。一方、親御さんに向けた「子どもにヘルメットを着用させているか」のアンケート調査では「着用させている」と回答した割合が75.4%となっており、子どものヘルメット着用の実態と親御さんの認識に、数値上のギャップがあることがわかります。

実際に、きいちのメモ社と法政大学デザイン工学部田中研究室(高機能メカトロデザイン/研究開発パートナー)で行なった独自調査では、子ども単独または子ども複数人での行動時のヘルメット着用率は22.5%となり、大人の目の届かないところではヘルメットの着用をやめてしまう傾向があることがわかりました。また子どもたちへのインタビューでも、そのことがわかる意見が多数集まりました。

【基本的な使用フロー】

① ヘルメットを持ち上げると電源が起動します。

② ヘルメットを被りヘルメットパーツが肌に触れると、ロックパーツのシャッターによって隠れていた鍵穴が見えるようになります。被っていないと鍵穴は隠れたままです。

③ いつも通り鍵を挿し込むことで開錠します。

④ 移動中にヘルメットを外し、そのまま走ろうとするとアラームが鳴り、再度被ることを促します。

⑤ 目的地に到着し、ヘルメットを脱いで鍵を抜き取ると、シャッターが閉まります。

→①に戻る

※上記以外の行動パターンにも細かく対応する仕様となっています。

【重要な補足事項】

“ヘルメットを被ると自動でカギが開く仕組み”では「ございません」。いつも通りの手動で鍵を開ける行為にヘルメットがセットになった形です。そのため、乗車中に勝手に施錠されてしまうといった、移動への重大なリスクが伴うことはありません。

【KAGIBOの効果】

①自然に、いつでも被る:KAGIBOは「ヘルメットを被ると鍵が開けられるようになる」システムです。従来、自転車に乗るまでの一連の行動から切り離されていたヘルメットですが、「ヘルメットを自転車に乗るためのキッカケ」とすることで自然に被ることを促します。そのため、大人の目の届かないところでの頭部損傷リスクの低減、またヘルメット着用習慣化アイテムとして有効です。

②自然に、ちゃんと被る:KAGIBOはヘルメットを被った際、ヘルメットパーツを肌に触れるようにして使用します。すなわち、ヘルメットが正しく効果を発揮できるような被り方に自然となります。ヘルメットを被っていても紐が緩いまま着けており、走っているうちに脱げてしまったり、衝撃があった先に外れてしまうことは多々あります。そういった課題もKAGIBOは解決してくれます。

【社会的評価について】

本製品は、次世代のデザインエンジニアを称え、育成、支援するための国際エンジニアリングアワード JAMES DYSON AWARD日本最優秀賞・国際TOP20を受賞し、また、国際特許を取得するなど、国内外から高い評価を受けています。また、モニタリングに参加した親子の皆様からも好評の声をいただいております。

株式会社きいちのメモについて

株式会社きいちのメモは「人の弱さと折り合う解決策の提案」を理念に、社会や事業の問題解決に取り組むヒューマニティデザインファームです。自社発明品の市場導入と、その知見を活かした外部へのデザイン支援・プロダクト開発に取り組んでいます。理念に掲げる「弱さ」とは、「そうすべきとわかっているが、実際にはそうできない」人間らしい心理のことを指しています。きいちのメモでは、これらを無理に矯正するのではなく、適度に受容し、どう折り合いをつけていくかを考えることに可能性を見出しました。「人の弱さとは不変的なものだから、初めから生まれる前提であらゆる仕組みを考えよう」という、ある種の諦めの哲学を問題解決に活用する、体験のデザインを得意としています。

  • どこでも遊び場に変えるプレイキット「PORTABLE PARK(ウクライナ戦争や能登半島地震への支援実績あり)」の開発

  • しゃべるぬか床ロボット「Nukabot(国際学術会議CHI LBW論文採択/ACM SIGGRAPH特別賞)」

  • 世界初のサンゴの人工産卵に成功した環境移送ベンチャー「INNOQUA」での新規事業開発

守屋輝一(デザイナー・起業家|株式会社きいちのメモ代表)

1995年埼玉県生まれ。法政大学大学院デザイン工学研究科システムデザイン専攻修了。クリエーション・エンジニアリング・マネジメントを横断した総合デザイン戦略及びプロダクトデザインを学ぶ。卒業後はデザイン会社に在籍しながら個人活動を続け、2023年に、6歳から20年以上続ける人と社会の観察記録が社名の由来となった「きいちのメモ」を設立。「人の弱さと折り合う解決策の提案」を理念に社会や事業の問題解決に取り組む。JAMES DYSON AWARD日本最優秀賞・国際TOP20、ACM SIGGRAPH 特別賞など。株式会社イノカCDO。

商号:株式会社きいちのメモ

会社設立:2023年6月

代表取締役:守屋輝一

所在地:東京都練馬区 以下非公開

URL:https://kiichimoriya.jp/

【本件に関するお問い合わせ】

株式会社きいちのメモ 広報担当

お問い合わせ先 k-memo@kiichimoriya.jp

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