「焚き火の普及」と「科学的なアプローチ」で日本人の心を救う。私たちの焚き火台なら、それが可能だと信じています。
株式会社Agniz.のプレスリリース
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。
このプレスリリースは「株式会社Agniz.」の夢です。
焚き火台メーカー株式会社Agniz.は、「焚き火の癒し」でストレス大国・日本に暮らすすべての人の「心の苦しみ」を癒したいという志があります。
そのための具体的な目標として、まずは「国内の自殺率の50%減」を目指し、本気の行動を起こしてまいります。
このプレスリリースでは、
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Why: その目標の背景(なぜそれをやるのか?)
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What: 当社の強み(何が目標達成を可能にするのか?)
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How: 具体的な3つの施策(どうやって目標を達成するのか?)
についてお話いたします。
この夢に共感いただき、実現に向けてともに歩んでいけるパートナーとなっていただける方がおられましたら、ぜひお声がけください。
1.Why: 背景 〜このストレス大国も、焚き火になら救える〜
自殺・ストレス大国の日本
ストレス社会という言葉がすっかり定着してしまったこの日本。
長時間労働をはじめ、受験や就職、職場での競争やプレッシャーのせいで、日本は自殺率が世界で3番目に高い国となっています*(1。
また、日本国内の10~39歳において、最も多い死因が自殺であり、40~49歳においても悪性新生物(がん)につぐ2番目多い状況です*(2。
精神疾患、過労死、自殺。
こういった数値に示されるまでもなく、実感としても生きることの息苦しさが、社会全体に蔓延している状況です。日常にはびこる鬱屈とした空気が、私たちの心にうす暗く影を落とし続けています。
人の心を照らす火の癒し
ここで、私たちのことを少しだけ紹介させてください。
焚き火台専門メーカーの株式会社Agniz.。2024年3月に第一弾製品をローンチしたばかりのスタートアップ企業です。
こちらがその時のプレスリリース。
私たちがいま、焚き火台を作っているのも、まさに「生きることの苦しみ」を”焚き火の癒し”によって救われた過去があるからです。
株式会社Agniz.の設立以前のこと。のちのAgniz.創業者・八重樫知剛は、生まれ育った岩手県で家業に従事しながら、肉体的にも精神的にも苦しい毎日を送っていました。
肉体も頭脳も酷使するハードワーク。規模の小さな家業がこの先も存続できるのかという、言いようのない将来の不安。日々、自分の中で、確実に心が擦り減っていくのを感じていました。
そんな彼の大きな心の救いが、焚き火による癒しでした。
炎の揺らめきを眺めていると、胸の内は不思議なほど静まっていき、気付くと深い安らぎの中にいました。
後に八重樫はバイオマス燃料の事業で起業。さらには、そこで得た「燃焼機構への知見」を活かし、現代人のための理想の焚き火台の開発に着手しました。
詳しくはこちら。
2. What: 当社製品で、日本人をストレスから救える理由
焚き火の癒しは素晴らしいものです。
しかし、焚き火を日常の癒しとするためには、現代の生活様式では、3つの点で障害が存在しています。
その問題を解決するために開発した、現代人の癒しのための焚き火台。それが私たちAgniz.の焚き火台です。
その3つの障害と、それをどのように乗り越えたか。
それらを簡単にご紹介します。
障害①「火おこしの労力と時間」
焚き火をするためには、薪割りや火を育てる工程にかなりの手間と時間を取られます。心の疲れを癒すために、新たな労力を必要とするという矛盾。準備にまとまった時間も必要なため、忙しい日常の中では焚き火を実施しづらいという問題もありました。
▶︎解決策①「二次燃焼により火おこしを容易に」
当社焚き火台は、二次燃焼機構*を搭載しているため、非常に高い燃焼効率を実現。誰でも簡単に着火でき、燃え始めれば大きな薪でもそのまま燃やすことができます。「気力がない」「時間がない」「火おこしの技術がない」という理由で、焚き火を諦める必要をなくしました。
*二次燃焼の解説についてはコチラ。
障害②「近隣への迷惑となる煙の存在」
キャンプ場へ行かずとも、焚き火ができる。そんな風に、焚き火を生活に根付かせ、日常の癒しにすることが私たちの目指す未来です。しかし、住宅地や都市の中で焚き火をするには、周囲へと広がる煙が障害となります。
▶︎解決策②「二次燃焼により煙を燃やし切る」
前述の二次燃焼機構により、当社焚き火台は煙をほぼ完全に燃やし切ります。これにより、焚き火の際にも煙がほとんど出ません。住宅地や都市部での焚き火の障害となる「煙」の問題を解決。焚き火を、日常の身近な存在とする未来に近づきました。
障害③「しかし、二次燃焼にも弱点がある」
良いことづくめに思える二次燃焼。しかし、従来の大型二次燃焼・焚き火台は、炎の源である薪(焚き木)を見ることができませんでした。燃焼室の高い壁で内部が覆い隠されていたためです。これでは焚き火の良さが半減してしまいます。
▶︎解決策③「当社独自の焚き火台構造」
当社の研究開発により、二次燃焼機能を維持したまま、製品の高さのみを下げることに成功。従来の二次燃焼焚き火台が抱えるこの問題を解決しました。焚き火の素晴らしさは、焚き木がパチパチと爆ぜる音や、熱せられた樹の香り、そこから立ち上がる炎をじっくりと眺めることにあります。
二次燃焼の利便性を保ちながら、焚き火の良さを余すことなく味わえる。それができるのは当社の焚き火台だけです。
3. How: 「自殺率50%減へ」具体的な3つの施策
ここまでで説明したように、当社焚き火台は、我々の夢を叶えるだけの潜在的な力を秘めています。
その焚き火台を使い、どのようにして「日本の自殺率50%減」を達成するのか。
ここではそのためのシナリオ、具体的な3つの施策についてお話します。
具体的な3つの施策▼
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焚き火のある暮らしの普及
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都会の生活への焚き火の普及
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メンタルヘルス・自殺率への効果の科学的検証
1. 焚き火のある暮らしの普及
焚き火のある生活を普及させるため、まずは「焚き火の素晴らしさ」の啓蒙に取り組みます。
まずは以下のようなスポット、イベント、団体さまと「私たちの焚き火台」とのコラボレーションにより、多くの方に焚き火との接点を持っていただくことを目指します。
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野外の音楽フェス・飲食フェスなど
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郷土の祭りなどの祭事
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自然の中にあるカフェやレストラン
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キャンプ場・グランピング施設
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その他、展示会への出展
前述のとおり、当社焚き火台は扱いが容易で、導入もしやすいため、この啓蒙のための焚き火台として適任と考えています。
もちろん、焚き火台とユーザーの従来の接点であるアウトドア用品店、キャンプギアレンタルショップさま、の影響力は変わらずに大きく、こちらも積極的に提携していきたいと考えています。
焚き火の素晴らしさが浸透したのちには、並行して「家庭内で日常的に焚き火を楽しめる暮らし」の普及にも取り組みます。
家庭内に焚き火がある生活の素晴らしさを啓蒙するのはもちろん。住宅メーカーさまとも提携して、住宅への焚き火スペースの設置が、定番のオプションとして定着するように、普及活動に尽力。供給を増やすことでコストを下げ、誰でも自宅で焚き火ができる社会を目指します。
2. 都会の生活への焚き火の普及
ここまでで申し上げた「家庭への焚き火の普及」は、もちろん、都会でアパート・マンション暮らしをする人たちには当てはめられません。
しかし、私たちはそのような人たちも含め、すべての人たちの日常に、焚き火があってほしい。都市部に住む人は精神疾患への罹患リスクが高いという事実もあり*3) *4)、むしろ都会の人々にこそ、積極的に焚き火に触れてほしいと思っています。
前述したようなイベントとのコラボによって、週末だけでも焚き火に触れられる暮らしを作ることも、その一助となると思います。しかし、私たちのプランはそれだけに留まりません。
その施策の1つが、焚き火カフェのオープンです。
都市部に生活する人でも、日常的に通える焚き火スポットを提供します。
薪を燃やす本物の焚き火を、都会のカフェで行うためにはクリアすべき課題も複数存在します。しかし、煙が出にくく、火おこしも簡単な当社焚き火台を用いれば、都心での焚き火カフェ・オープンのハードルを著しく下げることができます。
私たちと似たような構想をお持ちの方や、志に共感いただけたカフェ・オーナー様がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。都会の夜に沈む人々の心を、暖かい焚き火で照らしていきたいと思っています。
参照文献
3)* Environmental influence in the brain, human welfare and mental health.
4)* Is the prevalence of psychiatric disorders associated with urbanization?
3. メンタルヘルス・自殺率への効果の科学的検証
いくら大きな夢を語ったところで、地に足がついていなければそれは子供の戯言。
それこそ、4月1日の大嘘と一笑にふされてしまいます。
私たちの夢を机上の空論で終わらせないためにも、科学的なアプローチを導入し、しっかりと地盤を固めてまいります。
具体的に行うこととしては次の2点です。
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焚き火のメンタルヘルスへの効果の科学的検証(当社のビジョンに説得力を持たせる)
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自殺率・ストレス疾患数への効果測定(各施策の有効性の評価)
森や山、渓流などの「自然」に、医学的なレベルでストレス低減効果があることは、多くの研究により明らかにされています*5) *6)。
一方で、「焚き火」にストレス解消効果があることは経験的には知られているものの、科学的な検証については十分に行われていません。
よって、研究機関との連携により、当社焚き火台の、精神への作用を脳神経科学・生理学的に検証。各種ストレス関連指標(コルチゾール(ストレスホルモン)値、血圧、副交感神経活性、心拍変動、脳波等)、希死念慮(自殺願望)等への効果を評価します。
これにより、焚き火のメンタルヘルス改善効果に、科学のお墨付きをもらうことが目的です。「焚き火の癒しで人の心が救える」という主張に説得力を与え、焚き火の普及とミッションの達成を加速させます。
参照文献
*(5 『Effect of the forest environment on physiological relaxation-the re- sults of field tests at 35 sites throughout Japan』Park Bum-Jin et al.
*(6 『Circadian Entrainment to the Natural Light-Dark Cycle across Seasons and the Weekend』Ellen R. Stothard et al.
1の検証がミクロなレベルでの検証だとしたら、2の検証はマクロのレベルで焚き火の癒し効果を評価します。
当社焚き火台の普及率と、国内の自殺率・ストレス疾患数の減少に、相関関係ひいては因果関係があらわれるかを統計学的に検証。「自殺率50%減」の進捗を数値で管理し、実態をもとにPDCAサイクルを回すことが目的です。
これらの分野における専門家で、ともにビジョンを共有いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけいただけたらと思います。
焚き火台メーカー株式会社Agniz.は、「焚き火の癒し」でストレス大国・日本で暮らすすべての人の「心の苦しみ」を癒したいという志があります。
そのための具体的な目標として、「国内の自殺率の50%減」を目指し、本気の行動を起こしてまいります。
実現に向けてともに歩んでいけるパートナーの存在も必要としております。この夢に共感いただけた方は、ぜひお気軽にお声がけいただけると嬉しいです。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
株式会社Agniz.
焚き火製品専門メーカー。炎に魅せられたクリエイターたちのこだわり抜いたプロダクトを輩出するために結社。第1弾製品として、直火スタイルのBOX型二次燃焼焚き火台をリリース。
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