シェフラー、自動車向け工場の新設を発表

シェフラージャパンのプレスリリース

オハイオ州で未来のモビリティ開発要員を2032年までに650人増員

米国オハイオ州に最先端の製造拠点開設と将来の拡張を見据え2032年までに2億3,000万米ドル超の投資を計画

投資によりシェフラーは米州における成長可能性の実現を目指す

 
 
世界的なモーション・テクノロジー企業であるシェフラーは、自動車向け電動モビリティソリューションに特化した新たな製造拠点を開設し、米国における事業の拡大を発表しました。当発表は、米州地域における技術革新と成長に向け当社が献身的に取り組む姿勢を表しています。
 
シェフラーは2億3,000万米ドル超の資金を投じ、戦略的な立地であるオハイオ州ドーバーに新しい製造拠点を建設し、将来的には2032年までを目途に当拠点を拡大する予定です。オハイオ州および非営利法人JobsOhioとの合意内容には、同州に650人の雇用を創出する本投資に対し、シェフラーは助成金によるインセンティブと税額控除を受けることが盛り込まれています。新たな雇用は、シェフラーのオハイオ州ウースターの既存拠点とドーバーに新設する製造拠点それぞれの成長につながります。
 
新拠点の建設は2024年半ばに着工し、竣工は2025年第3四半期を見込んでいます。完成すると、第一期建設分の建屋はおよそ13万平方フィート(約12,077平方メートル)の敷地面積に、自動車業界向け電動モビリティソリューション専用の最新製造スペースを構えることになります。当拠点で製造される製品には、小型および中型車両向け電動アクスルも予定されています。
 
「当社の新工場は、米州地域における当社の未来をかたちづくる上で、極めて重要な役割を果たすことになるでしょう」と、シェフラーアメリカズCEO(最高経営責任者)のマーク・マクグラスは述べています。マクグラスは続けて次のように話しています。「当社の革新的製品の発展に注力するオハイオ州ドーバーの新工場は最先端の生産プロセスを備えており、モーションのパイオニアとして、お客様のニーズにより的確に対応しながら、持続可能な事業を継続して参ります」。
 
新工場は、シェフラーが設計および製造したツールや設備を活用した最先端の技術を用いて製品の製造を行います。製造する製品には電動アクスルも含まれ、刻々と進化する電気自動車市場向けの持続可能性と効率性に優れた高性能ソリューションに注力するシェフラーの姿勢を示します。イノベーション以上に、シェフラーの事業の中核となっているのが「持続可能性」です。当社の環境責任への積極的な取り組みと2040年までにクライメートニュートラルを達成する目標に基づき、新工場は環境に優しいアイデアを取り入れる予定です。
 
ドーバーの地域コミュニティに貢献する ― オハイオ州との約束
新しい製造拠点はシェフラーのお客様、主要自動車OEM各社、戦略的サプライヤー、鉄道などの近傍に位置し、また、高速道路やトランスミッションシステムの製造に特化し、自動車向け電動モビリティのイノベーションハブとしての役割を果たす当社ウースター工場へのアクセスも至便な環境にあります。
 
新拠点は2032年までにおよそ450人の新規雇用を創出します。職種としては製造ラインオペレータ(組立、溶接、CNC加工)、マテハンエンジニア、製造リーダー、エンジニア、保守点検技術者、ツール技術者、品質専門家、その他サポートスタッフ等が予定されています。
 
シェフラーは革新的、専門的技術を育成し、製造の次世代への投資に積極的に取り組んでいます。電動モビリティの未来を担う一翼となるべく、地域の専門学校との提携で、人材確保の強固なルートを確保し、コミュニティには実習やインターンシップの機会を提供します。
 
40年以上にわたり、シェフラーはオハイオ州を重要なパートナーと考えてきました。オハイオ州の優秀で献身的な人材に支えられ、OEM向けおよびアフターマーケット向け拠点は円滑に操業され、製品の品質を最高レベルに維持することができました。
 
シェフラーは事業を展開する各地において、地域に貢献できる強い企業市民となるべく努力しており、ドーバー市およびタスカラワス郡とも良好な関係を築くことを期待しています。オハイオ州との合意に基づき、シェフラーはウースター工場をおよそ9万平方フィート(約8361平方メートル)拡張し、電動モータおよび電動パワートレインシステム用コンポーネントの生産体制を整える工事を完了したばかりです。さらに、オハイオ州立大学(OSU)との関係強化を発表し、2025年に新しいバッテリーセルの研究開発センターを開所する予定です。
 
シェフラーは新規拠点の着工を記念して、今年後半に起工式を計画しています。詳細については近日中に発表する予定です。
 
米州における野心的な成長計画
シェフラーは米州に15の工場と5つの研究開発センターを構えています。米国にはオハイオ州、サウスキャロライナ州、ミズーリ州、コネチカット州に製造拠点を保有し、過去10年間で多額の投資を実行しています。グローバルメーカーであるシェフラーにとって、米国は戦略的成長市場となっています。
 
シェフラーは、モーション・テクノロジーの持続可能で効率的な未来を築く道程の礎となる新たな製造拠点の建設地に、オハイオ州ドーバーを選びました。
 
また、新工場が米国国内の電気自動車サプライチェーンの活性化と人材スキルセットの向上を目的に導入された米国インフレ抑制法(Inflation Reduction Act)の優遇措置の対象となる可能性がないか現在調査中です。
 
シェフラーAGでCEOを務めるクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「電動化の流れは今後も続くと確信しています。それと同時に、シェフラーは、特に米国でハイブリッド・低燃費テクノロジーにおけるリーダーとしてのポジションを確立しており、そのメリットを享受する理想的な条件が整っています。それをベースとして、シェフラーはお客さまの排出量削減目標の達成を全力でサポートするとともに、当社の野心的な成長目標達成へ向けた取り組みを進めてまいります」。
 
 
将来の見通しに関する記述等について
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述には、現実の業績や事業活動が本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述で言明・示唆された内容と異なるリスク、不確定性や仮定が本質的に内在しています。こうしたリスクや不確定性、仮定が、ここに記載される事業計画や活動の実際の結果や財務状況に影響を与える恐れがあります。シェフラーは、新たに入手した情報や今後起こりうる事象を元に、これらの将来の見通しに関する記述を公的に更新したり改定したりする義務を負いません。これらの将来の見通しに関する記述は、本プレスリリースが発行された時点でのみ有効ですので、これに全面的に依拠することはお控えください。本プレスリリースに含まれる過去のトレンドや実際に起きた事象に関する記述は、こうしたトレンドや事象が将来的にも継続することを表明するものではありません。シェフラーもしくはその代理人によりなされた、すべての将来の見通しに関する記述は、書面もしくは口頭の伝達手段の別を問わず、上記の注意事項の適用対象といたします。
 
シェフラーグループ – We pioneer motion
シェフラーグループは、75年以上にわたり、モーション・テクノロジーの分野で画期的な発明と開発を進めてきました。電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、シャシーソリューション、インダストリー4.0、デジタル化、再生可能エネルギーに関する分野で革新的な技術、製品、サービスを提供するシェフラーグループは、ライフサイクル全体にわたり、モーションをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼できるパートナーです。モーション・テクノロジー企業であるシェフラーは、パワートレインとシャシー用の高精度コンポーネントやシステムのほか、多くの産業機械用の転がり軸受や滑り軸受のソリューションを製造しています。シェフラーグループは、2022年の売上高158億ユーロ、従業員数約84,000人を有する世界最大級のファミリーカンパニーです。また、2022年には1,250件を超える特許出願を行っており、ドイツ特許商標庁(DPMA)が発表するドイツ国内革新性ランキングで第4位にランクインしています。
 
 
シェフラー、自動車向け工場の新設を発表 | プレスリリース | シェフラージャパン (schaeffler.co.jp)

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