IDOM CaaS Technology、セカンドサイトアナリティカとクルマの未来残価を高精度で自動予測するAIを共同開発

AIを活用した高精度な残価予測により、お客様の負担軽減を実現。

株式会社IDOM CaaS Technologyのプレスリリース

中古車のガリバーから誕生し、「乗りたい、を叶える。乗れない、をなくす。」をミッションに掲げる「ノレル(NOREL)」(以下、ノレル)を運営する株式会社IDOM CaaS Technology(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山畑 直樹、以下、ICT)は、先進的なAI技術の開発を進めているセカンドサイトアナリティカ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高山 博和、以下、SX)との協力により、クルマのデータとAIテクノロジーを組み合わせた未来残価予測モデルを開発しました。

このモデルではクルマごとの車両生涯価値、通称カーライフタイムバリュー(CarLTV)の算出において最も重要な構成要素である残価を6年にわたり高精度に算定し、その結果を元にお客様に様々な新価値を提供します。

残価による一般的なカーリースの価格の決まり方

「残価」とは、正式名称を「残存価値」といい、ある特定の車両について、一定の期間が経過したタイミングでの売却価格のことを指します。

ノレルをはじめとするカーリースや残価設定ローンは、あらかじめ契約年数が満了した時のクルマの残価を予測し、車両本体価格から残価を差し引いた金額を月額料金として支払う仕組みになっています。

例えば新車価格で300万円の車両を3年間のカーリースを契約する場合で、3年後に180万円の価格がつくという予測がされていたとすると、新車価格の300万円から残価の180万円を差し引いて、120万円を月々の料金に分けて支払うことになります。

つまり、残価を高く設定するほど顧客への提供料金は安価にすることが可能です。

※契約終了時に実際の査定額が設定残価を下回った場合は、差額分がユーザー負担となる場合があります。

当モデルの開発背景

当モデルは、ICTが提供するサービス「ノレル」・「ノレルGO」をお客様に適正価格で提供することを目的に開発されました。

これまでICTでは提供する車両の未来残価の予測を一台一台人の手で行っていましたが、今回開発したAIの未来残価予測モデルを活用することで、業務を効率化するだけでなく、より正確な未来予測を実現しています。

 開発にあたり、ICTはガリバーの査定のノウハウと膨大なデータ提供を、SXは先進的なAI開発技術をそれぞれ提供し、両社の専門知識を結集したAIモデルとなっています。

モデルの特徴

このAIモデルは、「車種名」「年式」「走行距離」などの基本情報だけでなく、「色」「特定装備の有無」「今後の想定走行距離」など、現在、一台あたり95に及ぶ特定車両のデータを入力することで将来残価を予測します。

全体の80%以上を占める代表車種40車種とそれでカバーできない範囲を埋めるためのボディタイプ(SUV・軽自動車など)ごとのモデル8種の併せて48のモデルを構築し、現在価値予測モデルと将来予測モデルがそれぞれあるため、全部で数十のモデルを運用しています。

その結果、車種やモデルごとに高精度な残価予測が可能となりました。

 

お客様の負担を軽減する残価予測

リースやレンタカーは事業者から見るとクルマを買う・運用する・売るの3つのフェーズに分かれます。

一般的なリースやレンタカーの提供金額は、車両の仕入れ時の金額と売却時の金額の差額を上回るように設定することで収益を得ていますが、通常、売却時の金額は車両を運用しているタイミングではわからないので、車両運用の収益が売却時の差額を下回らないように提供料金を高めに設定することが多いです。

しかし、売却時の車両の価値が高いことが予め予測され、高い残価を設定することができれば、顧客が支払う金額を抑えることができ、これは提供者側・利用者様側双方にとってメリットになり得ます。

この先進的な技術により、正確な将来残価を根拠にした柔軟なプライシングが実現します。

結果、お客様に対するサービス提供時料金を抑制することが可能となり、お得なカーライフを享受することができるようになります。

将来の展望

今後は、クルマの売却タイミングや顧客が保有しているクルマの残価などをタイムリーに管理できる機能の搭載を進め、よりスマートなカーライフを提供していく予定です。

 

また、ガソリン車やハイブリッド車だけではなく、今後普及するであろうEV車の将来残価予測にも対応できるよう検証を進めています。

これにより、日本に次々と参入を始めている各EVメーカーとの協業を進め、より高精度な予測が出来るようなデータを共に蓄積できるような構造作りへステップアップしていきます。

ICTとSXの協力により生まれたこの未来残価予測モデルは、クルマのサブスクリプションサービス市場において大きな革新をもたらすものとなり、顧客にとってはより利便性の高いカーライフが実現しうるポテンシャルを持った取り組みであると考えており、今後も継続した開発が予定されています。

 

 

「ノレル」とは

ノレルはマイカー所有における手続きや支払い・管理の手間、お客様のクルマに関わる負担額などを可能な限り省いた月額カーライフサービスです。※

暮らしや価値観が目まぐるしく変わる中、ノレルは「乗りたい、を叶える。乗れない、をなくす。」のミッションを達成するために様々な状況に身を置かれる様々なドライバーにクルマを届けています。

予測困難な時代だからこそ、所有では実現できないどこまでも身軽なカーライフを提供するために。

ノレルはこれまでのマイカーの常識をひとつずつ覆しながら、これからも世の中の「乗りたい」「乗れない」に応えていきます。

ノレル(NOREL)公式サイト:​​https://norel.jp/

※カーリースでの提供となります。

ノレルGOとは

「ノレルGO」は「審査なし※1」「頭金0円」「最短1日※2」でクルマに関わる面倒や手間をすっ飛ばして乗ることができる月額定額制のカーライフサービスです。※3本サービスでは、従来のカーローンやカーリースと異なり、「審査なし※1」「最短即日※2」でクルマを提供可能なため、審査に通らない人でも手軽にマイカーを持つことが可能なサービスになっています。

また、LINEでのご相談やお支払いにも対応しており、2,900台※4を超える在庫の中からコンシェルジュが最適な一台をご提案することが可能な点も手軽なポイントとなっています。

ノレルGO公式サイト:https://norel.jp/go

※1 「審査」とは貸出を行うために信販会社等が実施する、顧客に対して事前に個人情報等を提出いただき、貸し出しの可否を判断する作業を指します。「免許不保持」「反社会的勢力に属する方」「過去に悪質な利用をしたことが理由でノレルの継続利用をお断りした方」など、一部のお客様にはご利用をお断りさせていただく場合もございますのであらかじめご了承ください。

※2 レンタカー拠点に準備されている一部の車両が対象となります。

また、当社営業所(千葉県野田市・神奈川県横浜市・埼玉県さいたま市・兵庫県姫路市の計4か所)まで車両をお引取りいただいた場合の最短納車日数となります。

※3 レンタカーでの提供となります。

※42024年2月8日現在の在庫数です。貸出中の在庫も含まれます。

会社概要

商号  :株式会社IDOM CaaS Technology(イドム カース テクノロジー)

設立  :2020年4月

代表者 :代表取締役社長 山畑 直樹

事業内容:CaaS事業(カーリース事業、レンタカー事業、カーシェアリング事業)

所在地 :東京都千代田区大手町2-7-1 TOKIWAブリッジ 7階

商号  :セカンドサイトアナリティカ株式会社

設立  :2016年6月

代表者 :代表取締役社長 高山 博和

事業内容:アナリティクスとテクノロジーを活用したサービスを提供する専門企業

所在地 :東京都千代田区神田西福田町3番地 RBM神田ビル 6階

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