操作性がさらに向上したロボット/オートトラクター「YT4R/5Rシリーズ」を発売

ヤンマーホールディングス株式会社のプレスリリース

 ロボットトラクター「YT4R/5Rシリーズ」

ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(本社:岡山県岡山市、社長:増田長盛、以下ヤンマーAG)は、近距離監視にて無人での自動作業を実現するロボットトラクターと、最小限の操作を有人で行い、直進作業・旋回を自動で誰でも熟練者並みの作業ができるオートトラクターをモデルチェンジし、3 月1日(金)に発売します。

近年、農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICT技術を活用した省人・省力化、効率化が求められており、自動操舵農機の市場規模は拡大傾向にあります。今回のモデルチェンジでは、稲作農業に欠かせないコンバインとほ場のデータ共有が可能となり、ICTを活用したより効率的な稲作作業を実現します。また、新たにAUTOボタンやオフセットスイッチを追加することで、直進モードの操作性が大幅に向上しました。

今後もヤンマーAGは、ICT技術を活用してお客さまのニーズに応えるとともに、持続可能な農業の発展に貢献してまいります。

■商品概要

1. オートトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」

発売日:2024年3月1日(金)

商品価格:13,409,000~17,193,000円(税込、メーカー希望小売価格)

2. ロボットトラクター「YT488R/498R/4104R/5114R」

発売日:2024年3月1日(金)

商品価格:15,301,000~19,085,000円(税込メーカー希望小売価格)

■主な特長

(1)1枚のほ場の9割※1を自動で作業

 あぜ際の1~3周※2を除き、ほ場の9割を自動で作業することができ、事前に設定した経路において、ステアリング(旋回)、作業機昇降、前進・後進・停止、PTOの入・切を自動で行うことができます。また、あぜ際の回り耕も「枕地直進モード」にすることで、自動で直進することが可能です。

ロボットトラクターを使った作業イメージ

(2)作業情報の確認や作業の微調整が簡単にできる10.1インチタブレット(ロボットトラクターのみ)

防塵・防滴設計のタブレットを搭載し、スマートフォン感覚で操作が可能です。作業中の場所や進捗をタブレット上で確認することができ、遠隔操作で車速・エンジン回転など調整することができます。

タブレット イメージ

(3)最先端技術RTK- GNSSによって数cm単位の精度の位置情報を取得

衛星(GNSS)から受信する位置情報と、固定基地局や電子基準点から受信する補正情報の2つの電波で高精度に位置を求め、移動局(トラクター)の位置情報を数cm単位に高精度化しています。

(4)新機能を追加

新たに設計したタッチパネル式カラーモニターは、使用頻度の高いAUTO/オフセットスイッチをモニター枠外に設置し、操作性が大幅に向上ました。AUTOスイッチ(左写真内1)でオートトラクターモード/直進モードの開始・終了を簡単に操作することができます。作業中、経路からずれている場合は、オフセットスイッチ(左写真内2)で軌道修正することができます。

さらに油圧でトップリンクの伸縮ができる油圧トップリンクを装備し、作業中の作業機の(前・後傾)姿勢を、トラクターに乗ったままサブコントロールレバーで調整できます。

タッチパネル式カラーモニター
サブコントロールレバー

商品ページURL: https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt488r_yt498r_yt4104r_yt5114r/

※1 ヤンマー調べ。ほ場面積0.92ha(122×76m)ロータリー2.4mでの検証。

※2 ほ場の条件により異なります。

<注記>

記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。 

ヤンマーホールディングス株式会社

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。

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