キャッシュレスが売りのAI駐車場が、現金決済に対応した理由。初の精算機「電脳精算機」を発表。

AI搭載カメラとスマホがあれば駐車場が運営できるシステム「電脳パーク」が、お客様の声にお応えして現金決済に対応するため、初めて精算機設備を開発いたしました。

DataHax株式会社のプレスリリース

DataHax株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大西洋平太)が運営するAIを活用した駐車場システム「電脳パーク」が、現金決済に対応した設備「電脳精算機」の提供を2024年2月2日(金)より予約開始します。高額な設備を必要としないことで初期費用が安い利点を活かしたまま、現金決済の需要が高い大模規駐車場にも導入が可能になります。

  • 電脳精算機開発の背景

当社は、自社開発AIアルゴリズムを活用したカメラによって、駐車する車を認識し、入出庫時間や料金等を管理するコインパーキング「電脳パーク」を運営しています。高額な設備投資が不要なAIパーキングシステムで、社会情勢のよる資材高騰などの背景もあり、サービス開始5ヶ月で支払い件数が7千件、売上高の平均月次成長率は269%と増加しています。これまで決済方法はキャッシュレスのみでしたが、大型施設等では一定数のユーザーが現金払いを希望するという現状がありました。そこで、当社はAIカメラパーキングに外付け可能な「電脳精算機」を開発し、低価格で初期費用を抑え、現金ユーザーにも対応できるようにしました。

■電脳パークとは

・独自開発のAI技術を活用したAIカメラとクラウドサーバーが駐車する車を認識し、入出庫時間、利用料金、ナンバープレート情報等を管理。従来パーキング運営に必要であったフラップ板、ループコイル、ゲート、発券機等の機材を必要とせず、AIカメラのみで運営します。ユーザーはスマホ決済のみで駐車場利用することができます。

■電脳パークがキャッシュレス前提とした背景。

コインパーキングでもっとも利用されている決済方法は「現金」。しかし、75%以上の人がキャッシュレス決済を支持。このことから、電脳パークは「キッシュレス決済」を前提として、今回現金払い希望するユーザーに対応しました。

■電脳精算機

■電脳精算機の特徴

1.精算機にミニPCを搭載

従来型の精算機はローカル環境で動作するものが主流です。電脳精算機ではローカルとクラウドの2つのサーバーを利用。現金を管理するハードウェア(機材)とクラウドが連携する新しい技術を採用しています。

2.簡単な設置工事で既存設備に外付けできる精算機

パーキング事業者はメーカーから精算機を購入する場合、ロック板やループコイル等も一緒に購入しなければならない商慣習がありました。電脳精算機は必要な場合に、精算機のみを購入・設置することができます。設置工事は簡単で電脳パークのシステムに外付けすることが可能です。

3.サーバーと情報のやりとりが容易な精算機

従来の精算機は通信プロトコルなどはメーカーの機密情報にあたるため、容易に情報のやりとりができませんでした。弊社の精算機は一般的なアプリケーションと同様に、シンプルな情報のやりとりを実現しています。駐車場利用状況に関するデータも他システムとの連携が可能になります。

■今後の展望

2024年7月新紙幣発行に伴い、現金を扱う精算機システムを使用する駐車場は大規模なシステム改修が必要になります。DataHaxが提供する電脳パークは本来キャッシュレスを前提としたシンプル且つユーザーフレンドリーなシステムであるため、新紙幣への対応が不要なキャッシュレス決済です。また電脳精算機はすでに全て新紙幣に対応しています。今後、自動運転の開始を視野に入れ、渋滞等がないインフラ整備も必要とされています。当社ではETC機能付きパーキングシステムのリリースを予定しており、スムーズ&スマートなパーキングインフラ構築を目指して参ります。物資高騰のため、設備投資を抑えたい企業にも貢献し、持続可能な社会を作ります。

AIを軸により安全で効率的な交通インフラを構築します!是非、電脳パーク、DataHaxにご期待ください!

■よくある質問

Q. ロック板がないので、お金払わない人いませんか?

一般的にロック板がある場合よりも逃避率は上昇しますが、ある調査では車番認識のあるロックレスパーキングの逃避率は0.8%程度です。逃避した車両がある場合は後から請求書を発送することも可能です。

Q. 雨や暗い中でも大丈夫ですか?

雨でも問題なく、暗い中でも赤外線投光器を設置するため車番認識は問題ありません。

Q. 初期費用安いのはなぜ?

従来型のパーキングと比較して設置する機材が圧倒的に少なく、工事の容易なためです。

Q. 保守はどう対応しますか?

特別な知識が必要な機材に関しては販売ではなくレンタル方式を採用しており、レンタル機材に関しては弊社が保守を行います。

  • 株式会社DataHaxについて

DataHax株式会社はこれまで人的作業が主だった交通量調査にAIを活用するなど、

業界に先駆けたプロダクト/サービスを提供してきました。

「安心安全で効率的な交通の実現」というビジョンのもと、「交通デジタルインフラの構築」を実現します。

【実績】

・大型海上SAにて行われた大規模車番調査におけるAI車番解析

調査概要は以下の通りです。全9か所にて36時間を2日実施(648時間)の解析を弊社にて実施。計測から解析までかかる人的労力をカットした上、100%に近い認識精度の結果を迅速に提供しました。

・愛知県の市営公園のAIカメラに技術提供

AIカメラを用いて通行人の属性を解析し、クラウド上のデータベースに保存。データは現状を理解し、人を呼び込むための仕掛けを検討する際に活用されます。車の交通量把握のためのカメラの設置も計画しており、協力して交通量調査の自動化に取り組みます。

【展開サービス/技術力】

・電脳パーク(AIパーキングシステム) 

AIを活用し初期費用を抑えた、永年保守のパーキングシステム。社内でハードウェア、ソフトウェアを開発しているため低価格で保守まで対応しています。

特設サイト:https://dennou-park.jp/

・Mobility Link(AI車番認識)

車両を撮影した動画・静止画からナンバープレートをAIにより自動検出し、ナンバープレートから得られる情報を解析、データ化するシステムです。工場や建設現場等での不審車両検知から、ホテル・宿泊施設の顧客対応、記録作業の自動化・データ化など駐車場で起きる課題発見、解決方法を提供しています。

特設サイト:https://www.datahax.tech/ai_traffic_research_service

・AIトラフィックリサーチサービス(AI交通量調査)

AIを利用した交通量調査業務の解析サービス。車両を撮影した動画・静止画からナンバープレートをAIにより自動検出し、そこから得られる情報を解析、データ化します 。東証一部上場企業からの調査案件、解析実績も多数あります。

特設サイト:https://mobilitylink.info/

■トップの紹介・理念

代表取締役社長 大西洋平太(Yoheita Onishi)
2011年株式会社三井住友銀行入行、フィナンシャルアドバイザリー企業、フリーランスエンジニアを経て、2019年にDataHax株式会社を創業。

「AIの技術革新を交通分野に実装し、より安全で効率的な社会の実現に邁進します!」

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