テュフズード、デンソーに自動車向けサイバーセキュリティISO/SAE21434認証を発行

テュフズードジャパン株式会社のプレスリリース

国際的な第三者認証機関であるテュフズード(本部:ドイツ・ミュンヘン)は、株式会社デンソー(所在地:愛知県刈谷市、代表取締役社長:林新之助)に対し、自動車向けサイバーセキュリティISO/SAE21434認証を発行しました。

写真左から:株式会社デンソー 情報セキュリティ推進部 製品セキュリティ室長 平永敬一郎氏、テュフズードNorth Asia CEO Dirk von Wahl写真左から:株式会社デンソー 情報セキュリティ推進部 製品セキュリティ室長 平永敬一郎氏、テュフズードNorth Asia CEO Dirk von Wahl

コネクテッドカーをはじめとする自動車関連の技術向上に伴い、サイバーセキュリティ対策の重要性も高まっています。欧州では2022年7月以降、車両型式認証にサイバーセキュリティ要件(国連協定規則UNECE-R155準拠)の実装化が義務化されました。さらに2024年7月からは、既認可車両型式にも同規則への適合が義務化されます。国内でも同規則の導入を含む保安基準が施行されている中、同規則への適合に対する参考指針として、国際規格ISO/SAE 21434:2021が注目されています。

 

このたびテュフズードは、株式会社デンソーの製品ライフサイクル全体のプロセスに対し、ISO/SAE 21434:2021認証を発行しました。本規格は、自動車業界におけるサイバーセキュリティ対応のための国際規格で、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑えるための製造から廃棄に至るガイドラインが定められています。本認証取得により、デンソーは、セキュアな開発プロセスを通じて車両部品やシステムが提供されていることが第三者により客観的に確認されたことを証明できるようになりました。

 

Dirk von Wahl(テュフズードNorth Asia CEO)は次の通り述べています。「企業にとってセキュリティ対策はテクノロジー上の課題にとどまらず、コーポレートガバナンス上の課題でもあります。

このたびグローバルなモビリティサプライヤーであるデンソー社にISO/SAE 21434認証を提供できたこと、そして日本の自動車業界に貢献できたことを大変嬉しく思っています」

 

今後もテュフズードジャパンは、自動車、産業機器、医療機器など幅広い業界に対する認証やトレーニングサービスを通じ、国内のサイバーセキュリティ対策の促進に貢献していきます。

認証授与式にて認証授与式にて

自動車向けサイバーセキュリティ ISO/SAE 21434:2021とは

2021年8月に発行された、自動車業界におけるサイバーセキュリティ対応のための国際規格。自動車に搭載されるシステムやデバイスが持つハッキングやサイバー攻撃へのリスクを最小限に抑えるため、製造から廃棄までのガイドラインが定められています。国連協定規則UNECE-R155への適合に対する参考指針としても注目されています。テュフズードジャパンは、自動車サプライチェーン全体をカバーするISO/SAE 21434プロセスおよび製品認証に加え、資格認定トレーニングコースも提供しています。詳細はこちら:https://bit.ly/48NEW7h

Add value. Inspire trust. ―新たな価値、さらなる信頼

テュフズードは、安全、安心、かつ持続可能なソリューションを提供し、信頼されるパートナーであり続けています。試験、検査、認証、そして監査を専門とし、人々や環境、財産をテクノロジーのリスクから守るという理念のもと、1866年以来取り組み続けています。全世界に1,000以上の拠点を置き、26,000以上の従業員と共に活動し、リスク管理や市場へのアクセスを円滑にするという価値をお客様やパートナーに提供しています。テクノロジーの進歩によりもたらされる変化を手助けし、自然界・デジタル界においてより安全かつ持続可能な未来を創造するため、テュフズードはこれからも信頼を提供し続けます。tuvsud.com/ja-jp

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