高年式中古車の相場変動に注意/中古車市場統計レポート(2023年12月版)を公開

株式会社ファブリカコミュニケーションズのプレスリリース

【中古車市場統計レポート(2023年12月)】より抜粋してご案内いたします。
 本調査詳細はこちら:https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/

自動車販売市場の動向(2023年12月)

2023年12月の新車登録台数は前月比88.3%、中古車登録台数は前月比100.3%となりました。新車登録台数はまだまだ安定していませんが、中古車登録台数は前月比90%~100%の間で安定して流通しています。

前年比を見てみると、新車登録台数は前年比105.4%、中古車登録台数は107.5%となっています。2023年1月から12月にかけて、前年比100%を割ったのは1月の中古車登録台数のみとなりました。新車・中古車のタマ不足は確実に解消されてきていることがわかります。

新車登録台数

2023年

10月

11月

12月

月平均

新車登録台数

397,672台

411,089台

362,839台

377,503台

前年比

110.7%

109.0%

105.4%

113.1%

中古車登録台数

2023年

10月

11月

12月

月平均

中古車登録台数

521,020台

541,665台

515,573台

517,679台

前年比

103.1%

106.7%

107.5%

103.1%

※「車選びドットコム」では、普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。

中古車相場から見た2023年下半期の主なトピックは、「新車生産の遅れ」と「海外輸出」でした。半導体などの部品不足により新車生産が遅れている状況で、新車納車を待ちきれないユーザーの需要が高年式中古車に流れたり、また低・中年式中古車においては円安の影響で海外輸出が活発になり、流通量が多い割に相場が下がらない特殊な状況が続いています。このように中古車相場は現在イレギュラーな動きを見せており、突然状況が変わってしまう恐れがあるので動向を正しく理解しておく必要があるでしょう。

「新車生産の遅れ」は2024年に改善が見られる可能性が高く、新車の供給が戻ることで高年式中古車への需要が下がっていくことが予想されます。トヨタは2024年中に国内向けの新車受注残を解消する旨の発表をしており、新車生産の遅れが解消されていくほど、高年式中古車の相場も徐々に下落していくと見られています。また、同時に国内市場に新車が増えることで下取り・買取が増加することが見込まれます。

「海外輸出」は低・中年式中古車で非常に活発に動いており、市場に出回るタマ数が増加し続けている中でも相場を維持しています。とはいえ、海外に需要がなく輸出されない車種については相場が下落しており、取り扱う在庫を年式・車種によって慎重に選択することが重要になります。海外に需要がある車種を扱うことで相場下落のリスクを軽減できるでしょう。

中古車情報サイト「車選びドットコム」の動向(2023年12月)

2023年12月の中古車情報サイト(車選びドットコム)での中古車販売台数を紹介いたします。以下のグラフの黄色い棒グラフに着目していただくと、昨年と同様に12月は落ちましたが、例年と比べると12月の販売台数も高い数値となっており1月~3月の繁忙期の推移に注目です。

※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。

 ◆国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
 「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2023年12月中古車販売傾向を紹介します。

 ボディタイプ別販売ランキング

国産車のボディタイプ別ランキングでは、軽自動車が1位となりました。コンパクト/ハッチバックが大きくシェアを落としており、ミニバン/ワンボックスが2位になっています。

順位

ボディタイプ

割合

変動率

1位

軽自動車

31.9%

+0.2%

2位

ミニバン/ワンボックス

15.8%

+1.3%

3位

コンパクト/ハッチバック

12.8%

-2.4%

4位

軽バン/軽ワゴン

9.2%

+0.0%

5位

セダン/ハードトップ

7.7%

+1.3%

車種別販売ランキング

国産車の車種別ランキングではプリウス(トヨタ)が1位となりました。1位〜3位は前月から変わりなく、ランキング変動の少ない結果となりました。

順位

車種(メーカー)

変動率

1位

プリウス(トヨタ)

→(前回1位)

2位

セレナ(日産)

→(前回2位)

3位

エブリイ(スズキ)

→(前回3位)

4位

N-BOXカスタム(ホンダ)

↑(前回9位)

5位

ワゴンR(スズキ)

↑(前回6位)

◆輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】につきましては、こちらからご確認いただけます。
 https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/


中古車販売店様の経営活動を応援します

中古車販売店様の経営活動を応援します「車選びドットコム」では、「symphony」をご利用いただいている加盟店に向けて、月に一度上記のレポートよりも詳細な小売データレポートを発行しています。各ボディタイプで人気の車種をご紹介している他、年式・走行距離・価格帯・カラー別での販売割合もご確認いただけます。
 
目まぐるしく変わる社会情勢に対して、常に変化が求められる昨今。データを分析して高速でPDCAを回して行く必要があります。「車選びドットコム」では15年以上の中古車情報サイトの運営実績で蓄積したノウハウを、中古車販売店の皆さまにご提供していますので、気になる方はぜひお問合せ下さい。

【株式会社ファブリカコミュニケーションズ(https://www.fabrica-com.co.jp/)会社概要 】

代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人

本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F

設立:1994年11月

事業内容:業務支援システム開発・販売事業、SMS配信ソリューション事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング事業、自動車整備・レンタカー事業

<本件のリリースに関するお問い合わせ先>
 株式会社ファブリカコミュニケーションズ 広報室
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 E-mail: press@fabrica-com.co.jp

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