AUTOCRYPT Co., Ltd.のプレスリリース
■背景
自動運転やSDVへの移行が加速している中、自動車に対するサイバーセキュリティ構築の重要性がますます高まっています。また、UNECE WP29が自動車へのサイバー攻撃対策を義務付ける国際基準(UN-R155、UN-R156)を採択したことにより、2024年7月からは全ての車両のライフサイクル全般をカバーできるサイバーセキュリティ対策を構築することが求められています。
アウトクリプトは自動車のサイバーセキュリティ分野における専門的な知識と技術力を有しており 、国連規制への対応に必須となるさまざまなセキュリティツールを開発し、高度化してきました。今年の1月末に開催される「第16回 オートモーティブ ワールド」に参加し、SDVや自動運転車の実現に必要なサイバーセキュリティ対策を紹介するなど、日本の自動車の安全性向上に貢献しています。
VinグループJSCの関係会社であるVinCSSはEVメーカーをはじめ、グローバルサプライヤと協力してOEMのためのサイバーセキュリティサービスを提供しています。グローバル認証を受けた自動車向けサイバーセキュリティの専門チームを持ち、世界中で活動しているベトナムの大手企業です。
パートナーシップ契約を通じて、両社は革新的な自動車向けサイバーセキュリティおよびテストソリューションの開発・提供に向けて協力します。特に、2024年7月からUN-R155、UN-R156の適用が義務付けられる中、サイバーセキュリティが必要な車両に対して適切なセキュリティ措置を素早くかつ効率的に提供することに焦点を当てています。
アウトクリプトの代表取締役である金氏は次のように述べています。「これからの自動車は多くの国際規制と標準に対応できる強力なサイバーセキュリティが必要でしょう。私たちはVinCSSと協力して、ベトナムの自動車サイバーセキュリティの課題に対する革新的なソリューションを提供できることを期待しています」
VinCSSの代表取締役であるTrac Do氏は次のように述べています。「今回のパートナーシップはわれわれがサイバーセキュリティ分野でリーダーシップを発揮できる基盤になると思います。セキュリティファーストという目標を共有する企業との連携に集中することで自動運転の実装と安全なモビリティ社会の実現に貢献していきたいです」
■VinCSSについて
VinCSSのサイバーセキュリティサービスは2018年末に設立され、ITシステムのサイバーセキュリティ、IDとアクセス管理(IAM)、IoTセキュリティ、自動車サイバーセキュリティなどさまざまな分野で重要なマイルストーンを達成しました。フロスト&サリバンの「Enabling Technology Leadership Award」(2022年)、 「Asia-Pacific New Product Innovation Award」(2023年)を受賞するなど、その技術力を世界中で認められています。また、自動車向けサイバーセキュリティ分野でグローバル認証を受けた専門家チームを持っており、ISO:21434、ISO:24089、WP29 UN-R155とUN-R156など特定の要件に準拠することが求められる自動車メーカー向けの包括的なサイバーセキュリティサービスを提供しています。
■アウトクリプト株式会社について
アウトクリプト株式会社は、次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けています。自動運転セキュリティ分野では車載システム向けセキュリティソリューション、 自動車及び交通インフラのためのセキュリティ通信ソリューション、WP29及びISO/SAE 21434、IEEE 1609.2 最新規格対応を支援します。また、モビリティ分野ではフリートマネジメントシステム(FMS)及びモビリティサービスプラットフォームを提供するなど、自動車における全領域をカバーする様々なビジネスを展開します。2019年、世界最大自動車技術カンファレンス主催「TU-Automotive Awards」最優秀自動運転サイバーセキュリティ製品/サービス部門で受賞した他、2021年フォーブス・アジア注目の100社、2022年「CyberSecurity Breakthrough Awards」今年の自動車サイバーセキュリティ賞、「AutoTech Breakthrough Awards」最優秀ライドヘイリング・イノベーション賞を受賞するなど、当社の技術力は世界的にも高い評価を受けています。
公式ホームページ:https://www.autocrypt.jp/