機械式駐車設備向け EV充電課金サービス機能を開発

スマホで完結 独自開発アプリ「SPASA」に新機能搭載で業界初 予約・駐車・充電・支払い までのワンストップサービスを提供

新明和工業株式会社のプレスリリース

新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市、取締役社長 五十川龍之)は、このたび、EV向け充電課金機能を開発し、2024年1月から機械式駐車設備 操作支援ツール「新明和パーキングサポートアプリ『SPASA』」のオプション機能としての販売を開始します。今般の開発により、EV充電器のご利用者様向けに、充電予約から充電設備利用料金の支払いに至る全ての手続きが同アプリ上で完結する機能が揃いました。

※「SPASA」は、新明和工業株式会社の商標または登録商標です。

New!【充電課金サービス】

ご利用いただけるのは、当社製エレベータ方式の機械式駐車設備です。
最大の特長は、機械式駐車設備の認証機能を利用することで、一般的なEV充電向けのアプリ等では必要とされる、駐車場における充電直前の二次元バーコードによる認証行為を省略し、「駐車」と「充電器とEVをコネクタ接続させる」という操作以外は、すべてアプリ上で完結するシンプルな操作でご利用いただけることです。機械式駐車設備のアプリ内で、充電予約から支払いまでをワンストップで対応できるのは、「SPASA」が国内初となります。
マンション等の集合住宅が本サービスを導入した場合、ご利用者様はご自身のスマートフォン(以下、スマホ)にインストールしたアプリ「SPASA」を通じて充電予約ができます。また、今般開発した充電課金機能により、充電器の利用時間に応じて、当社が管理組合様に代わってご利用者様から費用を徴収し、管理組合様の口座振り込みまでお引き受けするサービスを含んでいます。

今般開発した充電課金サービス機能は、二・多段式駐車設備や平面駐車においても今後展開していく予定です。

充電課金利用フロー

※「SPASA」は、ご利用前にアプリをご所有のスマホにインストールしていただき、車両やクレジットカードに関する情報をご登録いただく必要があります。また、管理組合様のルールによっては、別途施設費やサービス利用料等が発生する場合がございます。

【切替(輪番)充電システムとの併用で効率的な充電を実現】

EVの充電には、普通充電であっても1台当たり4kVAの電力が必要となります。充電電力を確保するには、この電力を対象台数分用意する必要があります。しかし、実際には全てのEVを同時に充電するケースはまれで、この方法では、契約電力量に対して実際の使用量が見合わず、結果として契約電力の基本料金が割高となる事象が発生してしまいます。
また、契約電力量を抑える運用として充電器を共有するケースがありますが、この場合、ご利用者様は充電完了時間になると車を移動し、次の充電予定の車と入れ替える必要があり、利便性が低くなるという問題が生じます。

こうした課題を、当社独自の切替充電システムと今般開発した充電課金サービスを併用することで解決します。切替充電システムは、「SPASA」と連動して自動で作動することから、ご利用者様による現場での面倒な認証行為や充電後の車の移動が不要で、予約時に「SPASA」にご自身のEVに必要な「充電時間」と「入庫予定時刻」を入力し、駐車後に充電器とEVのコネクタを接続するだけで、設備全体に最適な充電サービスが適用され、利便性が大幅に向上します。
具体的には、EV充電を希望するご利用者様が「SPASA」に入力した内容と、すでにほかのご利用者様から受け付けた充電予約内容を基に、設備の契約電力量を超えない範囲でアプリ画面に最適な充電計画の選択肢を表示して提案します。また、ご利用者様が連続充電と分割充電の2パターンから選択できる仕組みを設けており、受け付けた選択結果を基に、切替充電システムを作動させることで同時充電台数を制限するデマンドコントロールを行い、駐車設備のEV充電の契約電力量を抑える仕組みとなっています。


切替充電例:

切替(輪番)充電イメージイラスト


新明和パーキングサポートアプリ「SPASA」とは:

2022年10月に販売を開始した、エレベータ方式駐車設備「エレパーク」E型・F型向け機械式駐車設備 操作支援ツール。今般追加した充電課金サービスのほか、「入庫可否判定」「SMART入出庫」「出庫予約」「充電予約」等をスマホ操作で行えるアプリ。充電課金サービスを追加したことで、EV充電の使用料金の支払いまでスマホで完結させるサービスが揃った。

※「エレパーク」は、新明和工業株式会社の商標または登録商標です。

新明和パーキングサポートアプリ「SPASA」とは
  1. 主要販売先:デベロッパー

  2. 充電課金機能付き「SPASA受注販売)開始:
    2024年1月

  3. 「SPASA充電課金サービス開始:
    2025年春

  4. 価格:
    充電課金サービス利用時に必要となる、「SPASA」導入初期(機器設置)費用:500万円(税抜)
    (充電用電気配線、コンセント等の充電に必要な機器類の費用は含んでいません。       また、運用時には、別途 通信費、クラウド利用料、システム保守費用が必要となります。)

    ご利用者様が負担する費用:
    アプリのご利用時にかかる通信費、「SPASA」および本充電課金サービスの利用料
    (「SPASA」および本充電課金サービスの利用料は、設備の収容台数や管理会社様・管理組合様などの規定に沿って設定されます。) 

  5. 目標累積充電管理台数:
    500台(2026年度、エレベータ方式駐車設備向け)

関連情報

新明和工業株式会社 パーキングシステムサイト 製品情報「エレパーク」

関連ニュースリリース

2022年9月15日付 機械式駐車設備 操作支援ツール「新明和パーキングサポートアプリ『Spasa』」を開発

<製品に関するお問い合わせ先>  

新明和工業株式会社 パーキングシステム事業部 営業本部 パーキング営業部

〒110-8620

東京都台東区東上野5-16-5

TEL:03-3842-6101

E-mail: parking@shinmaywa.co.jp

https://www.shinmaywa.co.jp/parking/

<報道機関からのお問い合わせ先>   

新明和工業株式会社 経営企画本部  広報部  

〒665-8550   

兵庫県宝塚市新明和町1-1  

TEL:0798-56-5002  

https://www.shinmaywa.co.jp/

 
 以上

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