タイでは日系企業初、EV充電インフラ事業「Terra Charge」を提供開始

• 設立背景

タイでは、2023年8月の新車販売台数に占めるEVの割合は11%（*1）と、1割を超え、昨今急速にEV化が進んでいます。また、2024年には乗用車市場におけるEVのシェアが21％（*2）になるとの予測もあり、タイは中国を除いたアジアで一番EVの普及が進んでいる国となっています。

*1 自動車専門メディア「オートライフ・タイランド」より

*2 タイ商業銀行大手カシコン銀行傘下のシンクタンク「カシコン・リサーチ・センター」より

2022年4月より日本で開始したEV充電インフラ事業「Terra Charge」は、EVの充電設備だけでなく、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリ、管理クラウド、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫して担っております。日本国内では、全国の自治体、集合住宅、商業施設の導入にあたって、当時業界初の初期・ランニングコスト無料というソリューションを強みにリードしてまいりました。

タイではEV充電インフラの整備も加速しており、10ブランド超の充電ステーションが乱立しています。当社の現地調査により、地場系のEV充電サービスは、全体的にサービスの質が伴っていないことなどの課題を確認し、当社として「日本レベル」のサービスを提供できれば商機があると判断して進出を決定いたしました。

また、2023年10月からインドでも「Terra Charge」事業を開始しています。この度のタイへの進出は、タイムマシン経営の一環でもあります。

• 製品詳細と設置予定場所

EV充電器は、DC125kW・AC22kW・DC25kWを提供予定です。

また、バンコクにあるコンドミニアム「River Heaven Condominium（リバー・ヘヴン・コンドミニアム）」の駐車場へ、12月30日頃にテラチャージ・タイランドのEV充電器を設置します。テラチャージ・タイランドとしては、タイで初めての設置となります。

River Heaven Condominiumは、タイで有名なチャオプラヤ川のほとりに位置する、522戸の現代的なコンドミニアムです。

所在地：2258 Charoen Krung Road, Wat Phraya Krai, Bang Kho Laem, Bangkok 10120

設置予定充電器：AC 22kW ABB 2基

River Heaven Condominiumの外観

River Heaven Condominiumの玄関

チャオプラヤ川の景色

• 今後の展開について

テラチャージ・タイランドは、2024年夏までに1,000基のEV充電器を設置することを目標といたします。

分譲住宅、ガソリンスタンド、高速道路など利用頻度が高い場所に焦点を当て、充電器の設置を進めていく計画です。

• 新会社概要

■Terra Charge (Thailand) Co., Ltd：Managing Director 鈴木 剛

早稲田大学商学部卒業後、外資系製薬メーカーへMRとして入社。慶応大学大学院MBA課程を卒業、Terra Motors株式会社へ入社、ベトナム支社長就任。その後、製造メーカーの英国子会社のCFOを経て、Terraグループに戻りTerra Drone株式会社の南米拠点責任者や新規事業責任者に就任。Terra DX Solutions株式会社にて最高執行責任者として従事し、2023年6月からTerra Motors株式会社の取締役に就任。2023年9月からは、タイのEV充電インフラ事業「Terra Charge」の責任者となる。

■Terra Motors株式会社 会社概要

2010年、日本で創業をして以来、EV関連事業を展開しています。2022年4月、世界的に後れを取る日本のEV化課題を解決すべく、EV充電インフラ「Terra Charge」事業をスタートしました。EVをもっと身近に感じていただける環境構築に取り組んでおります。

所在地：東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング12階

代表者：取締役会長 徳重徹 ／ 代表取締役社長 上田晃裕

設立：2010年 4月

URL：https://terramotors.co.jp/

■タイのEV充電インフラ事業「Terra Charge」に関するお問い合わせ

MAIL：info@terra-charge.co.th