株式会社 三栄のプレスリリース
環境問題を最も効率的に解決するパワートレーンとは
自動車の技術を写真と図解で詳解する『モーターファン・イラストレーテッド』(刊行:株式会社三栄、本社所在地:東京都新宿区)。
『モーターファン・イラストレーテッド』207号の特集は「EVの答え合わせ」です。個人的にはEVという言葉があまり好きではなく、なぜなら「EV」だけだと何を示すのかあいまいな印象を受けるから。BEV=バッテリーで動くEV、というのが本特集のテーマです。
BEVこそ正義、とまでは言いませんがその勢いで次世代環境自動車政策を進めてきた欧州と中国、そしてアメリカ。テスラの急伸とサクセスストーリーを目の当たりにした日本の一部メディアは「日本は遅れている」「エンジンはもうおしまい」などという扇情的な報道を繰り返したりしましたが、電源をリチウムイオンバッテリーに頼るBEVはエネルギー源からも資源面からも長期の運用面からも課題は多く、少なくとも「新車販売におけるエンジン全廃」「電化率100%」といった目標はまだ先のこととなりそうです。
事実、過酷なCO2排出量目標を立てユーロ7で苛烈な数値を掲げていた欧州も、産業界からの強烈な反対にあい達成を後ろ倒し、エンジンについてもe-Fuel使用を前提に緩和を発表しました。中国もBEVの一本足打法からハイブリッド車=HEVを含めた方策に転換。断っておきたいのは「そらみたことか」とBEVを腐すことではなく、問題解決のためにはさまざまな手段が必要なのではないかという提案です。本特集ではそのような意味を込めて「EVの答え合わせ」としました。
モーターファン・イラストレーテッドVol.207
[特集]EVの答え合わせ -環境問題を最も効率的に解決するパワートレーンとは-
発売:2023年12月15日
定価:1,870円(本体価格:1,700円)
ISBN:9784779649530
https://shop.san-ei-corp.co.jp/magazine/detail.php?pid=13075
1章に当たる「現状の把握と分析」では、まずは「答え合わせ」のコンテンツから。BEVの普及と運用には充電の現状をきちんと把握することが何よりも肝要。ヨーロッパ全土での各種手段による発電事情と融通の様子から、BEVがどのような状況に今おかれているのかを考察しました。
2章は「次世代パワートレーン」の紹介です。最初に登場するのはマツダ・MX-30に搭載するe-SKYACTIV R-EVの解説です。PHEVという扱いにはなっているけど実は目指すところがBEV――というエンジニアの思いとシステムの構造を詳しくきいてきました。
2章ではTHKのプロトタイプEV・LSR-05が積むパワートレーン技術についても紹介しています。JMSではある意味最大の注目だったこのクルマのさまざまなシステムを、開発エンジニアにあらためて取材、詳しくお話をうかがいました。
3章の「2023年のxEV技術」より。冒頭は、やはり気になる駆動用バッテリーの動向をまとめました。リチウムイオンという主役級に対する強烈なLFPという存在。東芝が先日発表した5V級の新型電池に欧州が進めるナトリウムイオン電池――まさに電池戦国時代ともいえる昨今、自動車にとってふさわしい電池を考えました。
■CONTENTS
モーターファン・イラストレーテッドVol.207
[特集]EVの答え合わせ -環境問題を最も効率的に解決するパワートレーンとは-
発売:2023年12月15日
定価:1,870円(本体価格:1,700円)
ISBN:9784779649530
https://shop.san-ei-corp.co.jp/magazine/detail.php?pid=13075
■株式会社三栄について
三栄は70年以上の歴史の中で自動車、レース関連の雑誌を中心に刊行を続け、その活動のなかで蓄えられた様々なリソースや業界内外との多様なネットワーク、専門性の高い知識とアーカイブを武器に、スポーツ、ファッション、アウトドアなど様々なジャンルに裾野を広げてきました。雑誌やイベント等を通じて、ブランド力を高め、ウェブや映像でもコンテンツを大きく展開しています。
代表取締役:伊藤秀伸
創業:昭和22年10月
設立:昭和27年9月17日
資本金:9,800万円
従業員:141名
〒163-1126
東京都新宿区西新宿6-22-1
新宿スクエアタワー26F
三栄公式ウェブ:https://san-ei-corp.co.jp/
2023年12月15日