羽田空港 第3ターミナルでWHILL自動運転サービス導入

WHILL Incのプレスリリース

〜国外旅行やインバウンド需要を受けサービス範囲を拡張。複数言語にも対応し、あらゆる人が使いやすいユニバーサルなサービスとして広い空港内での快適な移動環境を整備〜

 WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、東京国際空港ターミナル株式会社が運営する羽田空港 第3ターミナルの出国エリアにおいて、WHILL自動運転サービスが導入されたことを発表いたします。国外旅行への機運やインバウンド需要が高まる中、WHILL自動運転サービスが既に運用されている国内線に加え、国際線にも同サービスを広げることで、国内外あらゆる方が快適に過ごせる空港づくりに貢献いたします。なお、シニア世代や障害がある方に配慮された移動環境などを整備することは、国際空港評価における部門の一つとして設けられています。

 国際空港評価とは、世界500空港を対象に100カ国・地域の航空旅客から回収したアンケート結果に基づく満足度調査で、英国のSKYTRAX社が実施しています。数ある評価部門の一つに、高齢者や障害がある方などにも配慮された施設を評価する「World’s Best PRM(注1) / Accessible Facilities」が設けられています。羽田空港は数々の部門で高い評価を得ていますが、「World’s Best PRM / Accessible Facilities」においても、移動時のサポートを必要とするお客さまへの取り組みに優れている空港として、5年連続で世界第1位を受賞しています(注2)。

 WHILL自動運転サービスは、空港における自動運転パーソナルモビリティとして世界で初めて2020年夏に羽田空港で導入されました。以降、安定運用を通じて多くのお客様に快適にご利用いただいている実績を積み重ね、第1・第2ターミナル国内線全域への拡張を経て、この度、第3ターミナルでの導入に至りました。

 

 WHILL自動運転サービスでは、空港を利用されるお客様自身のタッチパネル操作で、自動運転パーソナルモビリティ(一人用の乗り物)を使って、目的の搭乗口まで移動することが可能です。

 第3ターミナルではスペイン語を新たに追加して6言語(日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語)を搭載しています。普段は現地で車椅子を借りる方、長距離の歩行や体力に不安を感じる方、シニア世代などを含め、すべてのお客さまに気兼ねなく広い空港内を快適に移動いただけます。

 また、空港内ではスタッフによる車椅子プッシュサービスもありますが、世界に先立って加速する高齢化や昨今の旅行需要の回復などを背景に将来的な人員不足などが予想されます。WHILL自動運転サービスに置き換えることで、スタッフの負担軽減だけでなく、安定した移動サービスの提供を通じた、あらゆるお客さまの満足度向上にも貢献します。

WHILL社は引き続き、羽田空港側と連携しながら、国内外からの空港利用者に対して安定したサービスの提供を通じ、あらゆる人が当たり前に安心かつ快適な近距離移動ができる環境整備に努めてまいります。

 

注1:PRM = Persons with Reduced Mobilityの略で、主に高齢者や障がいがある方、怪我をされた方などを指します。

注2:https://www.worldairportawards.com/worlds-best-prm-accessible-facilities-2023/ 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000067976.html 

 

■WHILL自動運転サービス 概要

 ◇運用時間:12:00~18:00 ※2023年12月時点

◇導入台数:6台

◇WHILLステーション:第3ターミナル 出国エリアに2カ所、各3台ずつ

  ・ステーションA:ユニクロ 第3ターミナル出国エリア店  付近

  ・ステーションB:Caffe 146 付近

 ◇サービス内容:出国エリア内WHILLステーションから特定の搭乗口までを自動運転にて案内。降車後は、無人運転により元の場所まで返却。

◇利用対象者:第3ターミナルよりご出発のお客さま。※一部利用制限がございます。

 WHILL自動運転サービス詳細:https://tokyo-haneda.com/service/facilities/whill.html 

※状況などに応じて予告なく変更となる場合もございます。ご了承ください。

 

■自動運転モデルについて

自動運転モデルは、自動運転・自動停止機能などを搭載したモデルで、広い施設内の特定の目的地まで自動走行で移動できます。あらかじめ収集した地図情報と、センサー群で検知した周囲の状況を照らし合わせながら自動走行し、降車後は無人走行で元の場所に返却されます。

 WHILL自動運転サービスは現在、羽田空港、関西国際空港、成田国際空港、カナダのウィニペグ空港で導入されているとともに、国内の病院でも活用が広がっています。​ https://whill.inc/jp/mobility-service 

<WHILL社について>

WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、20以上の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティWHILLの開発・販売、およびWHILLを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。WHILL社は2事業を柱に、近距離の中でも、他の移動手段では行けなかった、歩行領域(歩道・屋内外)の移動をカバーすることで、誰もがどんな場所にもつながる世界を構築します。

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