WHILL株式会社のプレスリリース
WHILL株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:杉江理、以下「WHILL社」)は、株式会社東京ドームが運営する東京ドームシティにおいて、免許不要で自身で操作する近距離モビリティを活用した法人施設向けサービス「WHILLモビリティサービス」を、2023年11月7日(火)より導入することを発表いたします。日本における高齢化率が過去最高を更新(注1)するなど高齢化が加速するとともに、多様化が進む中、シニア世代、体力や長距離の歩行に不安がある方を含め、あらゆる人が快適かつ気軽に移動できる環境を整備することで、家族3世代など幅広い層の来場促進や滞在時間の延伸を図ります。
東京ドームシティは、東京ドームを中心に商業施設や遊園地、ホテルなどさまざまな施設が集結する都内最大規模のエンターテインメントシティで、日々多くの方が来場し、施設での時間をお楽しみいただいています。一方、さまざまな見所や施設が点在する広大な敷地であるがゆえに、特にシニア世代や長距離歩行がつらい方にとっては、体力の不安などから十分満喫できなかったり、そもそも赴くこと自体をためらってしまったりする課題もあります。
昨今の高齢化や多様化の加速に伴い、あらゆる人が過ごしやすいインクルーシブな施設環境の整備が重要となっているとともに、行楽シーズンの到来に伴い外出機運がひときわ高まる中、こうした課題のいち解決としてこの度、東京ドームシティにWHILLモビリティサービスが導入されます。採用モデルはWHILLラインアップの中でプレミアムモデルとなる「WHILL Model C2」で、抜群の安定感と高い走破性能、快適な乗り心地などから、長く乗っていても疲れにくいのが特徴です。普段は車椅子を利用しないけれど、長距離・長時間の歩行となるとつらい方などが、体力の心配を抱えることなくWHILLでゆっくりと広大な敷地内を散策していただけることで、ご家族やご同行者と一緒に非日常のひとときを心から満喫いただける移動環境を整えます。
WHILL社は引き続きWHILLモビリティサービスを通じて法人施設様との連携を積極的に進め、一時的にWHILLを気軽に利用できるスポットを増やすことで、すべての人が快適に移動できるインクルーシブな社会の実現を目指してまいります。
■東京ドームシティ WHILLモビリティサービス 概要
◇サービス開始日:2023年11月7日(火)
◇貸出場所:
・LaQua(ラクーア) 2Fインフォメーション(11:00〜20:30)
https://www.laqua.jp/shops-restaurants/floor-map/
・後楽園ホールビル 1F インフォメーション(11:00〜16:30)
https://www.tokyo-dome.co.jp/hall/guide/
◇採用モデル:プレミアムモデルのModel C2
◇料金:無料
◇利用方法:インフォメーションにて同意書に署名いただき、貸し出し。事前予約可
◇利用条件:
1、着座の際に足がフットサポート(足置き)に着く方
2、体重が115kg未満の方
3、操作に必要な注意力や判断力がある方 など
詳細はこちら:https://www.tokyo-dome.co.jp/guide/barrierfree.html
■移動環境を求める潜在的ニーズ
WHILL社が実施した調査結果(注2)によると、身体的な衰えを感じている、感じ始めている65歳以上(以下「シニア世代」)の2人に1人が行きたい場所があっても何かしらその気持ちを抑えていると回答しました。高齢の親と出かけたいと考える35~64歳(以下「子ども世代」)も7割に上りますが、うち85%は誘うことを躊躇っている(グラフ1)との実態がわかっています。両世代ともに、家族に気を遣ってしまったり、足腰や体力を心配したりすることが二の足を踏む主要な理由となっています。
また、施設には介助式車椅子を借りられるサービスもありますが、97%のシニア世代が「使わない」と回答。反面、約半数が、何かしら移動環境が施設に整っていると「行きたい」とし(グラフ2)、歩行領域をカバーする新たな移動サービスを行った先で求めるニーズがあることがうかがえます。
こうした潜在的ニーズを受け、全国の観光・レジャー施設などの大型施設でWHILLモビリティサービスの導入が続々と広がっています。北海道ボールパークでは全16台が連日出払うほどの盛況ぶりであるほか、ふかや花園プレミアム・アウトレット(埼玉県)やハウステンボス(長崎県)など
全国の施設でも日々安定運用されています。
【グラフ1(上)とグラフ2】
■WHILLモビリティサービスについて
時速6km以下で電動走行する安心設計と高いデザイン性を備えた近距離モビリティと、モビリティ管理システムを組み合わせたものです。これまでの調査結果(注3)から、多世代の来場促進や再来場率の向上、滞在時間の延伸に一定の効果があるとされています。さらには、本サービスの導入をさまざまな施設に求める声として、家族3世代(親や孫)で遠出や観光に訪れやすい場所が挙がっていることがわかっており、例えばマツダスタジアム(広島県)や葛西臨海公園(東京都)などが寄せられました。(注4)。
注1:総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1380.html
注2:WHILL社オンライン調査(2023年8月28~31日) 身体的な衰えを感じている、感じ始めている全国65歳以上の男女/高齢の親をもつ35〜64歳の男女 各300ss
https://whill.inc/jp/news/136544
注3:「また来たい」と答えた方が9割を超え、「施設の滞在時間が伸びた」と回答した方は8割弱に上った。「WHILLがあるなら安心して親を連れて来られる」などの声も寄せられている。WHILL社調査 サービス利用者 76ss 2022年5月実施
注4:WHILL公式SNS「WHILLが〇〇にあったら嬉しいな」キャンペーン 応募総数280ss 2023年7月実施 https://note.com/whillcommunity/n/n9e133a9b8371
■WHILL Model C2について
WHILLは運転免許証やヘルメット不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティです。取り揃える3モデルのうち、Model C2はプレミアムモデルとして、高いデザイン性と5cmの段差乗り越え、後輪を軸にその場で一回転できる小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特長としています。抜群の安定感と高い走破性能、快適な乗り心地などから、ずっと乗っていても疲れにくく、家族などとの非日常時間において、お出かけや移動自体を最後まで存分に満喫いただけるひとときを演出します。
製品について:https://whill.inc/jp/model-c2