塗料用樹脂生産能力を25％増強、市場ニーズに応える

　ハリマ化成グループ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：長谷川吉弘、以下、当社）は、国内における塗料需要の回復を背景に、塗料用樹脂の生産能力を約25%増強します。コロナ禍からの回復の中、構造物や集合住宅の改修工事などで使われる塗料の需要増が見込まれ、それらのニーズに応えていきます。
 
　当社では、基幹工場である加古川製造所(兵庫県、加古川市)、茨城工場（茨城県、稲敷郡）で塗料用樹脂を製造していましたが、この度、茨城工場の設備増設に加え、新たに東京工場（埼玉県、草加市）での製造を開始します。これにより、11月からの塗料用樹脂の生産能力は、3工場併せて約25%増となるとともに、柔軟で効率的な供給体制を実現します。また、各工場においては、設備の増設、改造の他、生産プロセスの合理化、生産工程の改善、人員配置の最適化を図り、生産性の向上と収益改善につなげていきます。
 
　塗料は、建物、構造物、船舶、道路車両、各種機械、金属製品、木工製品など、広い範囲に使われ、
被塗物を保護し、美しく長持ちさせる役割があります。
 
　当社が製造する塗料用樹脂は、塗料に光沢、防食性、耐候性などの機能を付与します。また、多くには植物由来の原料を使用しており、環境にやさしいものです。