当社製の通信型ドライブレコーダーが、トヨタ自動車の「選択した車両のドライブレコーダーの映像を閲覧できるシステム」に採用

株式会社JVCケンウッドのプレスリリース

株式会社JVCケンウッドは、当社製の通信型ドライブレコーダーがこのたび、トヨタ自動車株式会社（以下、「トヨタ自動車」）が開発した「選択した車両のドライブレコーダーの映像を閲覧できるシステム」に採用されましたので、お知らせします。

当社は、トヨタ自動車の同システムの開発に対して、通信型ドライブレコーダーのハードウェアとともに、IoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現する、当社独自のSoftware Development Kit（SDK）を提案。同システムの開発の実現を、スピーディで柔軟かつ容易に支援できる点が評価され、このたびの採用に至りました。119番通報だけでは把握しきれない現場の状況をより正確につかむために、消防指令センターのオペレーターが選択した付近を走行する車両からの映像の閲覧を可能にします。

10月25日より、共同実証実験を開始し、堺市消防局管内を走る協力企業の車両（バスやタクシー、トラックなど）約400台に当社製の通信型ドライブレコーダーが搭載され、堺市消防局の消防指令センターに設置されたシステムと連携します。

今後も当社は、通信型ドライブレコーダーを軸に、パートナー企業と協働したシステムやサービスの提供を進め、モビリティ分野に向けてドライバーに安心・安全を提供するテレマティクスソリューションを提案していきます。

＜通信型ドライブレコーダーの概要＞
このたび採用されたドライブレコーダーは、当社独自の映像・光学技術を生かし、高画質を実現するとともに、通信機能により、車両の位置情報や映像を管理者へ送信します。また、通信型ドライブレコーダーのハードウェアとともに、当社開発のソフトウェアをSoftware Development Kit（SDK）として使用できる「STZ-DR00開発パッケージ」を提供しています。本パッケージにより、アプリケーション（通信アプリ）、サービス部分（サーバー）の開発のみでテレマティクスサービスの導入が可能。SDKにより既存のシステムとデータを容易に連携できます。さらに、汎用OSの採用により、独自アプリケーションの組み込みが可能です。パートナー企業によって異なるIoT・AIベースのテレマティクスサービスの開発を、短期間で柔軟かつ容易に実現します。

通信型ドライブレコーダー