アストンマーティン電動化プログラム 英国先端推進システム技術センターから900万ポンドの資金を調達

アストンマーティンジャパンリミテッドのプレスリリース

ゲイドン(英国):

アストンマーティンの高性能電動化戦略は、英国先端推進システム技術センター(APC)を通じて政府から900万ポンドの資金調達を受け、革新的なモジュール式電気自動車(BEV)プラットフォームの研究開発を推進します。

競争的なプロセスを経て決定した今回の助成金は、アストンマーティンのラグジュアリーBEVプラットフォームの開発を支援するとともに、車両軽量化、デジタル・ツールチェーン、電動化トレーニングへの投資を含め、ネットゼロへの道筋も構築するものです。

この資金調達の発表は、アストンマーティンの広範なサスティナビリティ戦略である、Racing. Green.の柱となる電動化プログラムにおける新たな一歩となります。英国の革新的なウルトラ・ラグジュアリー・メーカーは、今後5年間で最先端テクノロジーに20億ポンドを投じ、内燃エンジン(ICE)からBEVテクノロジーへと段階的に移行します。

プロジェクト・エレベーション(Project ELEVATION)は、アストンマーティンが主導する6社・機関共同の研究開発プロジェクトであり、マニュファクチャリング・テクノロジー・センター、エキスパート・ツーリング&オートメーション、クリエイティブ・コンポジット、ファジー・ロジック・スタジオ、ウォーリック大学WMGがサポートしています。プロジェクトでは、スーパースポーツからSUVまで、対応するモジュール式BEVプラットフォームに組み込む軽量800Vトラクション・バッテリー・パックとツイン・フロント電気駆動ユニット(EDU)の開発に伴う技術的課題に取り組みます。

アストンマーティン・グループ最高技術責任者(CTO)のロベルト・フェデリは、次のように述べました。

「アストンマーティンの電動化戦略とイノベーションを目指す私たちの絶え間ない取り組みは、APCからの資金提供を受けてさらに大きく前進します。ビスポークのBEVプラットフォームの可能性を追求するためのリソースを投入することで、ウルトラ・ラグジュアリー高性能セグメントにおいて、自社開発BEVテクノロジーのリーダーになるという目標の達成に近づくことになります。提携パートナーと共にプロジェクトに取組むことを楽しみにしています。そしてAPCのすばらしいサポートに感謝します。」

APC最高責任者のイアン・コンスタンス氏は、次のように述べています。

「第23回の共同研究コンペティションは、APC設立10周年と重なっています。APCの設立以降、自動車プロジェクトに14億ポンドを超える投資が行われており、私たちが英国に及ぼしてきた影響を誇らしく思います。今回の発表には、英国の自動車の強みを体現するさまざまなOEMとサプライヤーが関係しています。彼らは、私たちの革新的なプロジェクトのポートフォリオをさらに補強し、英国におけるネットゼロの目標を達成するための原動力となってくれることでしょう。」

アストンマーティンは、2025年の発売を目指して、ICEに代わる初の全電気自動車の開発を進めています。2024年には、初のプラグイン・ハイブリッドとなるミッドエンジン搭載スーパーカー、Valhallaを発売する予定です。2026年までに、アストンマーティンのモデルラインすべてに電動パワートレインのオプションが用意されます。長期的な目標として、2030年までに中核レンジの完全電動化を目指します。

アストンマーティン・ラゴンダについて:

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サスティナビリティ戦略に沿って、アストンマーテインは内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、アストンマーティン初の世界で最もスリリングで魅力的なハイパフォーマンス・バッテリー式電気自動車の2025年発売を目指しています。

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界55か国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2023年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

ラゴンダは1899年に、アストンマーティンは1913年に設立されました。この2つのブランドは、1947年に故デイヴィッド・ブラウン卿によって買収されて1つの会社となり、現在は、「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

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