首都圏&特色を活かした地方の創業期スタートアップへ投資をする1号ファンドを組成 1人乗り超小型EVを開発する「KGモーターズ」へwaypoint vp初の出資

waypoint venture partners株式会社のプレスリリース

 waypoint venture partners株式会社(東京都港区、代表取締役 Founding Partner:平田 拓己、以下waypoint vp)は、1号となるファンド「waypoint venture partners 1号投資事業有限責任組合(以下、1号ファンド)」を組成しました。
 さらに、KGモーターズ株式会社(広島県東広島市、代表取締役兼CEO:楠 一成、以下KGモーターズ)へ、waypoint vpとして初となる出資を実施したことをお知らせいたします。

◆「1号ファンド」概要

投資ステージ:Pre-Seed(angel)〜Seedステージ中心

チケットサイズ:300〜2,000万円程度(別途追加投資も可能)

ポジション:リード・フォローともに可能

ファンド規模:5〜10億円規模(予定)

ファンド満期:2023年9月より10年間

主要注力地域:首都圏、中国・四国エリア

主要投資テーマ:

1.  先進的課題解決(新しい街づくり)▶︎交通移動体、電力・ガス・水道等インフラ、医療、行政サービス

2.  産業の持続的成長 ▶︎建設、物流、不動産、製造

3.  個人のエンパワーメント ▶︎ヘルスケア、教育、金融、小売

 waypoint vpは、創業前後のスタートアップ・起業家を中心に「投資」を通じて応援すべく、ファンドを組成いたしました。投資が一助となり、普及したサービスによって人々の選択肢が増えることで、最適な選択肢を見つけやすい豊かな社会の実現を目指しています。

 これまでwaypoint vpでは、中国・四国エリアにおいて各種アクセラレータープログラム等に参画してきました。1号ファンドにおいても、首都圏および中国・四国エリアを主要な注力地域として投資を行なってまいります。

 また1号ファンドは、前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田 操治)や個人投資家の山本 正喜氏(Chatwork株式会社 代表取締役CEO)をはじめとする国内企業を中心に構成され、ファンド総額5〜10億円を目標に、ファイナルクローズに向けて、引き続き出資者の募集を行ないます。

◇なぜ中国・四国エリアなのか

 東京には多数のスタートアップ企業が存在し、VCとして活動する上で非常に恵まれた環境です。一方で地域的な産業構造としては、比較的第三次産業の割合が高く、第一次産業や第二次産業の割合は少ない状況です。また、面積当たりの人口も多いため、日本が世界に先駆けて直面する少子高齢化等を背景とした今後増加すると予想される問題や産業の現場で発生する問題にアプローチするのは容易ではありません。この点では、地方により大きなチャンスがあると考えています。

 その中でも中国・四国エリアは、比較的各産業がバランスよく存在し、売上高100億円を超える企業の割合が高い県もあるように地域の企業も強いことから、少子高齢化を背景とする問題や産業の現場で発生する問題に取り組むスタートアップにとって、非常に魅力的な環境にあるのではないかと考えています。

◆waypoint venture partnersについて

「選択肢を最大化し、選択を諦めない社会を創る」をミッションに掲げ、創業前後のスタートアップを中心に投資をするベンチャーキャピタルとして2023年に設立しました。

<会社概要>

社名:waypoint venture partners株式会社

設立:2023年3月

代表者:代表取締役 Founding Partner 平田 拓己

所在地:東京都港区南青山3-5-2 南青山第一韮澤ビル3F

URL:https://waypoint-vp.com/

◇代表者プロフィール

代表取締役 Founding Partner 平田 拓己

1995年生まれ、東京都出身。

甲南大学経営学部在学中に、独立系VCの株式会社サムライインキュベートにインターンとして入社し、大学卒業後の2018年同社新卒入社。投資部門にてプレシード〜シード期を中心としたスタートアップ投資やファンドレイズ、Limited Partner連携活動に従事。2020年に、中四国エリアにおいて地元地銀系および独立系VCと連携し「中四国Startup Runway」を立ち上げ。2021年より広島大学と共に学生発のスタートアップ支援プログラムも運営。

2023年3月にwaypoint venture partners株式会社を設立。

◆KGモーターズについて

『小型モビリティで世界を「ワクワク」させる』をビジョンに掲げ、1人乗り短距離移動に割り切ることでコストと環境負荷を低減する1人乗り超小型EVを開発・普及を目指すスタートアップです。現在2025年の量産に向けて1人乗り超小型EVの開発を行っています。1人乗りセンターポジションで走る楽しさを追求した超小型の電気自動車で、80年代のポラロイドカメラをモチーフにしたレトロでありながら、安価な車体価格を実現することができる前後対称のデザインが特徴です。

自動車業界における世界の動きは「電動化」「脱炭素」ですが、実際に既存のガソリン車からミニマムモビリティへスイッチすることで、CO2排出量は約9割削減でき、さらにミニマムモビリティは公共交通機関と比較してもCO2排出量に優位性を有していると考えています。また、自家用車のみでの通勤人口は2,681万人おり、日本人の約2人に1人は通勤に自動車を利用している結果(「総務省:令和2年国勢調査」)が出ています。

KGモーターズのミニマムモビリティは、

1. ユーザーの利用実態にフィットした設計による脱炭素社会の実現

2. 取得・維持コストを限りなく抑え、家計を圧迫する移動コストを緩和

3. 屋根・ドア・エアコン付きかつ小回りの効く、安全で快適な移動手段

を目指しています。

<会社概要>

社名:KGモーターズ株式会社

設立:2022年7月

代表者:代表取締役兼CEO 楠 一成

所在地:広島県東広島市志和町七条椛坂1698-1

URL:https://kg-m.jp/

◆投資背景

 東京(特に23区内)で生活をしていると公共交通網はしっかり整備されており、通勤や休日に出かける際は、圧倒的に電車やバスなどの公共交通を使った方が楽でコストも安いため、車での移動は考えられないと思われる方も多いのではないかと思います。実際に自動車の世帯当たり普及台数は東京で0.4台ほどというデータもあります。

一方地方ではその光景は大きく変わり、自動車保有がむしろ当たり前というエリアが多く、さらには1世帯で複数の自動車を用途別に保有しているケースも見られます。実際に出張で地方を訪れ地元の方とお話しすると、1人1台といった車の持ち方をする世帯もありました。多くの世帯では軽を含む一般的な2-5人程度乗れる乗用車を保有していますが、使われ方の多くは1人乗りでの利用となっており、複数台保有しているためにランニングコストが高くなりがちで家計を圧迫するケースがあります。

 利用状況を見ると、保有する自動車は一定オーバースペックであるものの、それ以外の適切な選択肢がないために高コストを許容せざる負えない状況があるのではないかと考えており、KGモーターズが開発する1人乗り超小型EVが普及することで、そういった世帯の交通や家計における課題を解決できるのではないかと考えています。

◆各社コメント

◇KGモーターズ 代表取締役 楠 一成氏、取締役 横山 文洋氏、取締役 奥野 慎一郎氏

本事業は2018年より開始したYouTubeチャンネルを基軸とし、業界に対する影響力を得るところから始め、プロジェクトメンバーやサプライヤー開拓をしております。体制が整った2022年7月にKGモーターズ株式会社を設立し、本格的に事業に取り組んでおりますが、waypoint venture partnersの平田様には会社設立前からアドバイスやサポート等をいただいておりました。まだプロダクトの形もなく、ビジョンだけの段階から可能性を信じていただいた間柄であり、今回出資いただいたことは本当に嬉しく思っております。期待に応えれるよう、これからもより一層事業にコミットし、世界を「ワクワク」させる小型モビリティの実現を目指して邁進していきます。

◇waypoint venture partners 代表取締役 Founding Partner 平田 拓己

一番初めの接点は、KGモーターズがまだできる前に広島でのイベントで超小型EVのお話を伺った時だと思います。初めてお話をさせていただいてからすでに1年半ほど経っているのではないかと思いますが、その間かなり多くコミュニケーションの機会をいただく中で、ターゲットに対する解像度が急激に上がっていったり、本来であれば相当ハードルが高いであろうサプライヤーさんの巻き込みがびっくりするようなスピードで進んでいったことにとても驚かされました。それができているのもチームの皆さんのバランスの良さやキャラクターの良さがゆえのなせる業なんだろうと思っています。

将来街中でKGモーターズのミニマムモビリティが当たり前に走っている世の中になっていることをとても楽しみにしていますし、KGモーターズチームの皆さんであればきっと実現されると思っております!

以上

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