WORKとLIFEを最大限に楽しむクルマ「mobica」、宮崎県日向市とワーケーション実証実験をスタート。

株式会社コスモスモアのプレスリリース

働く場をつくるオフィス事業と、リノベーションをはじめとする建築事業を展開する株式会社コスモスモア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣 寿雄)と宮崎県日向市は、ワーケーションの推進ほか、ワーケーション領域における課題解決、地域活性化を目的に、9月12日(火)に「動くオフィスプロジェクト実証実験連携協定」を締結いたしました。
本連携協定は、好きな場所へ移動しながら車内外で快適に働くことができるワーケーションカー「mobica(モビカ、以下mobica)」のカーシェアリングサービスを活用したワーケーション実証実験に向けた協定です。実証実験では、モビリティを活用した景勝地などでの仕事を通じた利用者の満足度向上や2次交通が不足する地方における新たな移動手段としての活用、ソーラーパネル搭載による発電機能を活かした災害発生時の2次利用など、幅広い分野での可能性を模索します。

「動くオフィスプロジェクト実証実験連携協定」に調印した(左から)十屋市長、mobica推進室長中村

「mobica」は市販車をワークスペースに架装したワーケーションカーで、ワーケーションへの関心が高まる昨今、「行きたい場所が今日のオフィス」のコンセプトのもと、自分のお気に入りの場所でより自由に自分らしく働くための新しい働き方を提案したいという想いから生まれました。

車両はハイエース(TOYOTA)とN-VAN(Honda)をワークスペースに架装した2種類で展開しており、日向市の実証実験では全国で初めてのサービス開始となるハイエースを架装した「mobica sand」の利用が可能です。

<mobica公式サイト>https://mobica-worklife.com

                               

  • 調印式後、十屋日向市長自らワーケーションカーを体験    

(左から)mobicaに乗り込み体験する十屋市長と使い方を説明するmobica発案者の堤

9月12日(火)に、日向市役所市長応接室で「日向市ワーケーション『動くオフィス』プロジェクト」実証実験連携協定調印式が執り行われました。調印式には、日向市長の十屋幸平氏、商工観光部長の長友正博氏、株式会社コスモスモアmobica推進室室長の中村正典をはじめとしたmobica推進室メンバーが出席し、十屋市長と室長の中村が協定書にサインしました。十屋市長は、「市としてワーケーションを推進する中で、二次交通という地方における課題が浮き彫りになっており、mobicaを活用することで二次交通の課題が解消されていくのではと大変期待しています。地域の人口減少の中で、ワーケーションは関係人口も交流人口も増やしていくひとつの大きな手段になります。これから日向市はコスモスモアさんが長年蓄積してきた働く場を良くする技術・経験・ノウハウを共有させていただきながら、地方創生に向けて共に頑張っていきたいと思います。」と語りました。

調印式後は、市役所駐車場にて十屋市長にmobica sandへ乗車いただき、車両後方部のワークスペースを利用いただきました。実際に市役所職員の方とオンライン会議を実践いただき、「(電源や通信環境が整っているので)災害が発生した時などに現場で情報発信ができますし、市民の皆さんに呼びかけをする時などに使えそうですね」とコメントをしました。

               

  • 「日向市ワーケーション『動くオフィス』プロジェクト」実証実験概要

名称:「日向市ワーケーション『動くオフィス』プロジェクト」実証実験

期間:令和5年9月12日から令和6年3月31日まで

内容:ワーケーションカー「mobica」のカーシェアリングサービスを活用し、以下の可能性を模索。

・モビリティを活用した景勝地等での仕事を通じた利用者の満足度、ウェルビーイング向上

・2次交通が不足する地方における新たな移動手段としての活用

・ソーラーパネル搭載による発電機能を活かした災害発生時の通信拠点利用 など

                              

  • お気に入りの場所がオフィスに。建築会社が考えるワーケーションカー「mobica」とは

mobica forest  sand完成イメージ と mobica sand車内イメージ

「mobica」は約30年にわたって働く場をつくるオフィス事業を手掛けてきたコスモスモアが考えた、好きな場所へ移動しながら車内外で快適に働くことができるワーケーションカーです。車内にはコンセントやUSB電源が搭載されたポータブル電源を積載しているほか、Wi-Fiも完備しています。

働く場所も好きな場所を気軽に選んでほしい。そんな想いから、場所にとらわれない新たなワークスタイルが当たり前になる社会の実現を目指し、当社は「mobica」を使った新しい働き方・ライフスタイルを提案して参ります。

<mobicaの使用シーン>

自宅から主要駅を経由し、観光地の研修施設やワーケーション用施設を往復するのも1つのワーケーションの形ですが、「mobica」では働く皆さんがより自由に好きな場所を選んで働くことを実現できます。例えば波の音を聞きながら海の見える駐車場で仕事をしたり、大自然の中でWeb会議ツールを使ったディスカッション、温泉やサウナでリフレッシュした後にプレゼン資料を作成、作業の合間で地元の人から愛される美味しいお店を訪れたり…と楽しみ方は自由自在です。可動産というメリットを最大限に活かし、目的地までの道中や各地域での新たな出会い、発見を楽しめる世界観を目指しています。

また、二次交通※が整備されていない地域で「mobica」が活用されるようになると、観光地までのスムーズな移動を可能にさせるだけでなく各地域への周遊効果も期待できるので、地域が抱える二次交通の課題解決に貢献できると考えています。

 ※拠点となる空港や鉄道の駅から観光地までの交通手段のこと

  

mobica活用イメージ

  • 日向市との連携背景について

日向市では、将来的な関係人口の創出や地域課題解決を目標に掲げ、2019年からワーケーション事業の導入検討を開始し、2020年より「リラックスタウン日向」をコンセプトとしたワーケーション事業に取り組んでいます。それらの取り組みにより、国内でのワーケーション先進地域としての知名度も確立され、3年間で延べ1,100名を超えるワーケーターが本市を訪れています。一方、観光業については通過型観光が多く、観光消費額をいかに高めていくかが課題であることと、車社会であることから車での移動が前提となっており、旅行者や出張者の2 次交通について等、いくつか課題が存在します。

「mobica」は、好きな場所で自由に働いてほしい想いから生まれたワーケーションカーです。「mobica」を活用いただくことで、日向市を代表する景勝地でのワーケーションを実現し利用者の満足度向上に寄与するだけでなく、2次交通が不足する地域における移動手段としての利活用によりワーケーション利用者のみならず観光面での効果も期待できることから、連携協定締結に至りました。

日向市には、「馬ケ背」や「願いが叶うクルスの海」などの日向岬エリアや、日本有数のサーフスポットである「お倉ヶ浜」、国民的歌人の若山牧水の生誕地で大自然に囲まれた東郷エリアなど、数々の観光スポットが存在しています。「mobica」を通して、日向市の美しい景色の中で仕事をするという、新しいワークスタイル体験をお楽しみください。

                                   

  • 「mobica sand」詳細

mobica sand

ベース車両:ハイエース(TOYOTA)

乗車定員:5名(推奨乗車人数2~3名) 

ステーション:日向ステーション(宮崎県日向市上町1丁目73番地の一部(高架下))

利用料金※:7:00-14:00   ¥7,000 14:00-20:00  ¥6,000

                  20:00-24:00   ¥4,000   0:00-7:00    ¥7,000

※:距離料金が別途発生いたします。そのほか、有料道路や時間貸し駐車場の利用料金等、

      通常の利用にかかる費用は利用者様にご負担いただきます。

予約サイト:https://carshare.earth-car.com/own13100177  

ご利用に関するお問い合わせ先<EARTH CARお客様お問い合わせ窓口>:0570-051-960(9:30-18:00)

  • 株式会社コスモスモアについて

 コスモスモア(URL:https://www.cosmosmore.co.jp/)はリクルートグループのリフォーム事業を担う会社として1990年に設立。その後、親会社のコスモスイニシア(東証スタンダード.8844)と共に2013年に大和ハウス工業(東証プライム.1925)のグループ企業となりました。働く場をつくるオフィス事業や総務アウトソーシング事業、リノベーションをはじめとする建築事業などを展開しています。

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