電気自動車(EV)の開発を行うGLMと野沢温泉村がシェアリング向け電動車両の実証実験を開始

GLM株式会社のプレスリリース

 電気自動車(EV)の開発を行うGLM株式会社(所在地:京都府京都市)は、この度長野県野沢温泉村と共に、カーシェアリング向け軽自動車規格EV「MiMos」をはじめとした各種超小型電動モビリティを用いた実証実験を同村にて開始しました。
長野県野沢温泉村では2050年のカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向けた我が国の取り組みに際し「野沢温泉村地域新エネルギービジョン」を策定し、村独自の環境対策を推進しておられます。弊社はその積極的で先鋭的な取り組みに感銘を受け、各種電動車両をご提供のうえ実証実験に参画させて頂くことを決定致しました。この実証実験を機に、本格的なゼロエミッション化を目指す野沢温泉村と共に様々な環境課題の解決へ向けて取り組んでまいります。
今回の実証実験においてはサイズや形状の違う3種類の電動モビリティを投入することで、坂道や狭路などの道路事情や気候、実際の利用シーンにおいてそれぞれのモビリティがどのような利点、問題点を持つのかを検証し、今後の本格導入時の指標とすること、また弊社における次世代新型車両開発時において有効なデータを収集することが主な狙いとなります。
(※今回の実証実験では一般の方への車両の貸し出しは行っておりません)

【野沢温泉村の環境への取り組みとEVの相関性】
2022年2月より村独自の小水力発電所の稼働を開始した野沢温泉村。令和4年策定の「野沢温泉村地球温暖化防止実行計画」を元に「自然と共に暮らす村」として再生可能エネルギーの活用による様々な取り組みを積極的に模索され、村の主事業である観光との共存を図っておられます。これらビジョンに則した実行手段として、公共車両を始めとする村内移動手段の次世代車両化は急務となっており、「MiMoS」やその他の超小型電動モビリティを用いた今回の実証実験は、環境に配慮した先進的な観光地の確立へ向け大きな第一歩となります。環境保護の観点から世界的に車両の電動化が叫ばれ、動力が内燃機関からモーターへと急激にシフトしていく一方で、原子力発電に係る様々な問題や世界的に起こっているエネルギー危機など、これからのエネルギーをどう賄うかは様々な課題を残しています。そんな中、小水力発電の稼働をはじめとした野沢温泉村の一連の取り組みはこのエネルギー問題に大きな一石を投じる大変素晴らしい事業であり、これに合わせて村内移動手段の電動化を進めることでより理想的な「ゼロエミッションの村づくり」の目標達成へと近づくことが可能となると我々は考えています。

【地域に適した電動モビリティを】
環境対応や衰退する2次交通への代替手段検討の必要など、全国各地で電動モビリティ導入の気運は高まっています。しかし、気候や地理的な条件、また利用の主な目的など、その地域によって適したモビリティは異なります。野沢温泉村では特に、複雑に入り組んだ狭路、スキー場を有する村特有の坂道の多さなど特殊な道路環境への対応が求められるとともに、四季の移ろいにより大きく変わる気候条件や道路事情、村の基幹産業である観光業へどう電動モビリティを活用するかなど、大変多くの課題への解決策を模索する必要があります。そこで野沢温泉村様及び野沢温泉観光協会様と議論を重ね、今回は性格の異なる3種類のモビリティ(弊社取扱車両1種:研究開発用保有車両2種)を弊社より提供させていただき、まずは村内で実際に利用してみることで、同村に最も適したモビリティの選択へ向けた課題の洗い出しを行うことといたしました。

    —– 軽自動車規格コンパクトEV「MiMoS」の詳しい情報はこちら —–

            https://glm.jp/products/mimos

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