株式会社小野測器のプレスリリース
当社は1954年の創業以来、電子計測器の製造および販売を行ってきました。また同年には、国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。航空分野をはじめ、二輪・四輪車、建設機械、自動車部品業界等、様々な分野において、デジタル計測機器のパイオニアとして技術・研究開発のサポートを行って参りました。今回新たに参入する新サービス「ベンチマーキングレポート販売」は、創業以来初の取り組みとなり、今後新たな事業基盤化を予定しています。今回は、第二弾となる新規追加レポートの提供を開始します。
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サービス概要
●中国最大手のEVメーカーBYD社のミドルサイズSUVに関する計測データを収録
※テスト車両:BYD 元PLUS (日本名ATTO3)
●当社最大の強み「音響・振動」に関する計測・解析技術を活用した計測データ
●今後、年間4車種のペースで計測データを拡充予定
【新規追加サービス】
●全8項目におけるレポートメニューアップデート
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問い合わせ先
<本製品に関する問い合わせ先>
株式会社小野測器営業本部商品統括ブロックMIグループ
TEL:045-476-9711/MAIL:svmi@onosokki.co.jp
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参考資料 ~研究開発拠点のご紹介~
■本社・ソフトウェア開発センター
本社機能とソフトウェア開発の拠点。2019年 新たに、セミナールーム、ショールーム、計測実習室がオープン。
本社・ソフトウェア開発センター
■横浜テクニカルセンター
各種実験施設を備え、研究開発型メーカーである当社の中核拠点。AICE(自動車用内燃機関技術研究組合)で産学共同研究拠点として活用しているエンジンラボラトリーを提供している。
横浜テクニカルセンター
無響室(横浜テクニカルセンター内)
※無響室(横浜テクニカルセンター内)
日本トップレベルの性能を有する各音響実験室
残響室(横浜テクニカルセンター内)
※残響室(横浜テクニカルセンター内)
吸音材料や遮音材料の性能を評価する設備
タイヤ転がり抵抗試験システム(横浜テクニカルセンター内)
※タイヤ転がり抵抗試験システム(横浜テクニカルセンター内)
各種タイヤ単体のロスを正確に測定する装置
■宇都宮テクニカル&プロダクトセンター
各種実験施設を備え、研究開発型メーカーである当社の中核拠点。
宇都宮テクニカル&プロダクトセンター
高精度トルク校正装置(宇都宮テクニカル&プロダクトセンター内)
※高精度トルク校正装置(宇都宮テクニカル&プロダクトセンター内)
当社トルク製品の品質を支える高精度なトルク基準機
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ベンチマーキングレポート販売 ※2023年6月より提供開始
https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/consulting/benchmark-report-sales.htm
高度化、多様化する自動車開発において、ベンチマーキングは重要な情報源です。特にスピードが求められるEV開発では、情報をいち早く高度化獲得し、開発に活かしたいというニーズがあります。また、その情報ニーズは自動車メーカーだけでなく、モーターサプライヤー関連など幅広い企業で必要とされています。当社は計測器メーカーならではの視点にこだわり、電動車を中心としたレポートを提供します。小野測器はベンチマーキングレポート提供を通じて、カーボンニュートラル社会に貢献します。
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新規追加サービス ※2023年8月より提供開始
BYD元Plus(日本名ATTO 3)レポート新規追加メニュー
モーター・インバーター振動
低速域~高速域を定常及び過渡で走行した際のモーター・インバーターの振動を調査する為、3軸加速度検出器を設置し、測定・解析しました。
モーター・インバーター振動を表すグラフ
モーター・インバーター音
1/2インチマイクロホンをモーター・インバーター含むパワーユニットの各面(6面)に設置し、低速域~高速域を定常及び過渡で走行した際の測定・解析をしました。
パワーユニットマウント振動
パワーユニットから車両のボディに入力される振動を調査する為、3軸加速度検出器を用いてパワーユニットマウントのユニット側とボディ側を測定・解析しました。
車室内騒音
車室内の運転席及び助手席に1/2インチマイクロホンを設置し、低速域~高速域を定常及び過渡で走行した際の騒音レベルを測定・解析しました。
車室内騒音を表すグラフ
伝達系振動特性
ハーシュネス路面を走行した際のステアリングコラム、運転席のシート振動を測定・解析しました。
サスペンション・タイヤ振動
走行中のタイヤから入力される振動を調査するためにステアリングナックルとサスペンションタワー等の振動を測定・解析しました。
警音器
ISO路面にて道路運送車両法に基づいた場所に騒音計を設置し、車両の警音器を作動させた際の騒音レベルを測定しました。
電費・航続距離
GTR No.15 ANNEX 8に基づき、WLTCモード走行時の電費・航続距離を測定しました。併せて、ベンチ内空調温度を変化させた際の電費測定や冷媒コンプレッサー挙動の調査、モード走行時における各要素ごとの損失分解、インパネの航続距離と実際の航続距離との比較などを実施しました。
電費(モード試験時のエネルギー分解)を表すグラフ
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小野測器について
1954年創業。電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業を展開。創業同年には、国内初となるジェットエンジンの回転数を計測する回転計を開発。自動車産業では二輪・四輪車、自動車部品、その他建設機械、食品や医療検査等、幅広い分野において研究開発のサポートから製造工程での測定技術を提供。自動車メーカーHondaの第二期(1983-1992)F1レース活動において、V6ターボエンジンのベンチ試験用の操作システムを特注制作するなど、同社の優勝に技術面でサポート。その他、近年では電動車両(EV)開発支援など、カーボンニュートラル社会実現のために新たなビジネス領域への参入を行っている。