「TOKYO ZEV ACTION」プロジェクト第1弾イベント 「E-Tokyoキックオフ」を7月2日に開催

TOKYO ZEV ACTIONのプレスリリース

 
2050年「ゼロエミッション東京」実現、2030年都内の新車販売を100%非ガソリン化へ
都民のZEVへの共感の獲得、脱炭素化への機運醸成を目指す TOKYO ZEV ACTION」プロジェクト第1弾イベント
E-Tokyoキックオフ」72日に開催
小池都知事安田美沙子さん・脇阪寿一さんが ZEV車両の魅力&脱炭素社会について語る
 
【小池都知事】「ZEVを身近なモビリティとして、持続可能な社会、 そして脱炭素社会をみんなでつくりましょう」 【安田美沙子さん】「子ども達にとって、脱炭素社会が当たり前に感じる社会へ」 【脇阪寿一さん】「出来る事から、綺麗な日本、綺麗な世界を子ども達に届けたい」

 
 東京都は、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で新車販売される乗用車を2030年までに100%非ガソリン化することを目指しています。この目標達成に向け、“ゼロエミッション・ビークル(以下ZEV)”を広く普及するため、「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーンを開始しています。
 そしてプロジェクト第1弾として、2023年7月2日(日曜日)に、ZEV車両やフォーミュラE車両の展示、各ステージイベントや体験型コンテンツを設け家族で楽しめる参加型イベント「E-Tokyoキックオフ」を丸の内・行幸通りにて開催しました。
 
 当日、イベントの開始を彩る「オープニングステージ」では、東京都知事 小池百合子が登壇し本プロジェクトの紹介、その後ゲストとしてタレント・女優の安田美沙子さん、レーシングドライバーの脇阪寿一さんをお迎えし、東京都が目指す脱炭酸社会について、ZEV車両への取り組みや魅力、2024 年 3 月 30 日(土)に東京都での開催が決定した「FIA フォーミュラE世界選手権東京大会」についてトークを行いました。
 ※…走行時に二酸化炭素等の排出ガスを出さない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)などのZEVに加え、カーボンニュートラルな車両の普及を目指します。
 
オープニングステージ概要                          
 
<主催者挨拶>
 
 「オープニングステージ」冒頭、小池都知事は「毎日の私達の生活の足を支えてくれるモビリティは、大変な革命的な流れができています。その中でも、本日はEV、FCV、ハイブリッド、そして水素自動車、4輪から2輪まで、いろいろと変化が起こっています。『TOKYO ZEV ACTION』キャンペーンは、来年3月までにイベントを計3回行うなど、EVについて、またモビリティについて私達の生活をどうしたらいいか、皆さんとともに考えていく、今日がそのキックオフとなります。そして来年3月に、この東京で電気自動車のF1と呼ばれる『フォーミュラE』が行われます。ZEVをはじめ、カーボンニュートラルを目指していくのが大きな目標でございます。環境先進都市・東京としてこの行幸通りから、皆様と一緒に、楽しい、わくわくするような未来にアクセルを踏み込んでいきたいと思います。今日はモビリティのこれからの未来を皆さんで確かめていただいて、楽しんでいただきたいと思います。」と挨拶を述べ、「E-Tokyoキックオフ」開催への思いなどを話しました。
 

 
<トークセッション>
 
 小池都知事の挨拶の後、ゲストとしてタレント・女優の安田美沙子さん、レーシングドライバーの脇阪寿一さんをお迎えしてトークを繰り広げました。
  来年3月に「FIA フォーミュラE世界選手権東京大会」の開催が決定したことを受け、小池都知事は「今度は電気自動車ということで、『フォーミュラE』というレースを東京の市街地で行うことになりました。日本で開催されるのは初めてということになります。フォーミュラEはエンジン音や排気ガスがないというのが一番の特徴ですね。そして、開催場所は臨海ベイエリアの東京ビッグサイト周辺ということで準備を行っています。東京大会を通じて、ゼロエミッションビークルの普及に弾みをつけると同時に、東京の魅力を高めていきたいと考えており、ぜひみなさん楽しみにしてください。」と説明しました。すると安田さんは「フォーミュラEについて、詳しくはないのですが、あそこに展示してある車両を見たら、とってもかっこいい車もありましたよね。うちは子どもが男の子2人なので、ぜひ見にいきたいと思いました」とコメントしました。それに続き、脇阪さんが「フォーミュラEは『電気自動車のF1』とも言われていて、日本ではまだ馴染みがないと思いますが、2014年9月にスタートして、ベルリン、ローマ、ロンドン、モナコと世界の主要都市で行われているレースになります。マシンの性能もどんどん向上して、現在の第3世代「Gen3」の最高時速は約320km。排気量で言うと476馬力ぐらいに相当するんですよ。モンスター電気マシンですね」とフォーミュラEの魅力を語ると、安田さんは「電気自動車って、そんなに速く走れるんですね!新幹線ぐらいのスピードですか?」と聞くと、司会のサッシャさんが「新幹線は10分かかって300キロに行くんですけど、フォーミュラーEは一瞬で300キロまでいきますよ」と答えると、安田さんは「一瞬で!?そんなに速いんですか?」と驚きの表情で興奮を伝え、来る「FIA フォーミュラE世界選手権東京大会」への期待感を募らせました。
 

 

 
 また、ゼロエミッション・ビークル(ZEV)について伺うと、安田さんは「街中だったり、マンションでもEVを持っている方がいますが、まだまだ価格が高いイメージがあります。また、電気自動車なので、お出かけしているときに充電がなくなって止まってしまったりしないか、すごく心配なのです」と述べると、小池都知事より補助金の制度や都内には約2,800基もの充電スポットがあること、これからもこのような充電スポットをもっと増やしていくことを説明し、安田さんは安堵とともに益々ZEVに関する興味が増したような表情を浮かべました。
 

 
 次いで、ZEVのメリットについて、小池都知事は「太陽光パネルで作った電力を、昼間EVに充電して、夜間の家の電力はそれで賄う、というように蓄電池として活用しています。よって、我が家はマイ発電所、ということになっています。また、災害時に、自分の家でためている電力を電源として使用できて、防災の観点からもメリットがあります。」と話し、あわせて今回の『E―Tokyoキックオフ』会場内のミストや縁日の人形すくいは電気自動車から給電した電気で稼働していることなど、多くの活用方法があることを説明しました。そしてトークの話題は安田さんと脇阪さんが日々の生活の中で実践しているエコな暮らし方になりました。安田さんは「私はマラソンが好きで、カフェを車など使わずにランニングで巡る“カフェラン”をやっています。また、家では生ごみを土に還して循環する“コンポスト”を使って、ゴミの焼却作業時に排出されるCO2を出さないよう、家でゴミを循環させています」と述べました。
 
 続いて、脇阪さんは「あまり電気の使用量については気にしていなかったのですが、最近は意識して節電するようになりました。これから暑くなってくるので、エアコンのフィルターを掃除して、極力効率よく電力を使えるようにとか、考えて電気を使っていきたいですね」とエコな暮らしを披露しました。2人の取り組みを聞くと小池都知事は「まさしくHTTをやってらっしゃるなと思います。HTTというのは、東京都が皆さんにお願いをして、一緒に、暑い夏を電気代が高い中でも乗り切りましょうということで、昨年の夏から始めていて、冬も行っているキャンペーンです。「HTT」って何、というと、電力を『H』減らす、電力を『T』創る、『T』蓄める、の頭文字で『HTT』。皆さんも家に帰ったら、まずは冷蔵庫を開けていただいて、スイッチがあると思いますが、それを『強』から『中』にする。それだけで、機種にもよりますが1年間の電気代が2,200円位安くなるので、ぜひ今日お帰りになったら、お試しいただきたいと思います。」とコメントしました。
 

 
 なお、会場には自動車だけではなく、EVバイクの展示もあることを受け、小池都知事は、「EV車もEVバイクについては、都としても補助金を出して買いやすく、楽しみやすくするとともに必要な環境を整えていく。ニーズがあって、それを受け止めて、さらに改善していく、その繰り返しかと思っています」と話しました。
 
 イベントの最後には、安田さんは「今日はとても勉強になりました。ありがとうございます。実は、長男が来ているのですが、子どもの頃から地球のことを考えてほしいですし、学んだことを周囲に広めて、脱炭素社会を当たり前のように感じてもらえたら嬉しいと思います」と、「脱炭素社会」への意気込みを述べました。また脇阪さんは「車の開発もレースの世界で進んでいて、カーボンニュートラルフューエルを使ったり、CO2を一切排出しない液体水素を使ったエンジンの開発が進んでいます。我々にできることを考えながら、この綺麗な日本、綺麗な世界を子ども達に届けたいと思います」と思いを語り、小池都知事は「今日は、ZEVの魅力をしっかりと受け止めていただきたいと思っています。ゼロエミッション・ビークル、走っている時は、CO2を出さない新しいモビリティということで、『ZEVって地球環境に優しいだけでなく、かっこいいよね、クールだよね、乗ってみたい』と、思ってほしい。ZEVを身近なモビリティとして、親しみながら、持続可能な社会、そして脱炭素社会をみんなで作っていきましょう」と観客に呼びかけ、「オープニングステージ」を締めくくりました。
 
 なお、「オープニングステージ」終了後、小池都知事は展示されているZEV車両やフォーミュラE車両を1つ1つ視察しました。
 

 
イベントコンテンツ概要                          
 
 会場では、終日ZEVを楽しく学べる催しが行われました。
 
<ZEV車両展示エリア>
 
 各 自動車メーカーさまのご協力のもと、ZEV車両やフォーミュラE車両の展示が行われ、会場内には目を引く様々な車両で彩られ、参加者も写真撮影をするなどし楽しんでいました。
 

 

 
 
<キッズアトラクションエリア>
 
 また、子どもも楽しくZEVや脱炭素に触れることができる体験型コンテンツとして、水か水素を作り発電する仕組みが学べるワークショップや水素で走る水素カーの試乗ができる『水素ワークショップ&FC-PIUS体験乗車』、レゴ®️認定プロビルダー三井順平氏による「レゴ®️ブロックで作った未来の東京」を展示した『LEGO®️展示&build体験』、モデルカーレーシングホビー『スロットカーレース体験』などが行われました。
 

 

 


 


 
<ステージエリア>
 
 さらに、サイエンスアーティストの市岡元気先生が登壇し脱炭素をテーマにした実験講座『市岡元気先生のわくわく大実験』や、ミュージック・ユニットのケロポンズが登壇し「脱炭素」「ZEV」に関する子ども向けクイズを出題する『ケロポンズの踊って遊ぼう&スペシャルクイズ大会』などのステージイベントも行われ、子ども連れの参加者を中心に終日にぎわいをみせました。
 

 

 
 今後も東京都は2024年3月(予定)までに、さらに2回の一般参加型大規模イベントと期間中の継続的な広報活動など、「ゼロエミッション東京」実現というゴールに向けて、ZEV車両の魅力を伝えるべく、積極的な発信を行ってまいります。
 
実施概要 第1弾イベント「E-Tokyoキックオフ」
日  時:2023年7月2日(日曜日)10:00~18:00
場  所:丸の内・行幸通り(東京都千代田区丸の内2丁目2)
主  催:東京都・E-Tokyo festival 2024実行委員会
内  容:ZEV車両展示、ワークショップ、ステージイベント等
集  客:約6,500人
※イベント会場内で使用する電力は、グリーン電力化されております
 


 
【ご参考】「TOKYO ZEV ACTION」プロジェクトとは
●キャッチフレーズ:「新時代のアクセルをふもう」
●目的:2050年にCO₂排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現のため、温室効果ガス排出量を50%削減(2000年比)する「カーボンハーフ」に向け、都内で新車販売される乗用車を100%非ガソリン化することを目指す東京都が、“ゼロエミッション・ビークル(以下ZEV)”の普及に弾みをつけるため、年間を通じて実施します。
●公式ホームページ、公式SNSアカウント(Twitter/Instagram):
TOKYO ZEV ACTION」公式ホームページ/特設サイト
URL:https://tokyozevaction.jp
 

 
Twitter@tokyozevaction
https://twitter.com/tokyozevaction
 

 
Instagram@tokyozevaction
https://www.instagram.com/tokyozevaction/
 

 
 
<参考(関連リンク)>
〇「東京都産業労働局」ホームページ
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/
〇「東京都環境局」
・HTT <電力をH減らす・T創る・T蓄める>を進めよう
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/index.html
・ゼロエミッション東京
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/policy_others/zeroemission_tokyo/index.html

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