Turingのプレスリリース
「Turing Kashiwa Nova Factory」は、6月に操業開始した自社初の車両生産拠点です。本施設は自社製造の自動運転EVの初期的な生産拠点となると同時に、研究開発拠点としても活用する予定です。
今回の見学会では工場と車両製造の様子に加え、LLM(大規模言語モデル)によって車両を制御するデモ走行の様子もご覧いただきました。
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LLMを搭載した自動運転車の走行デモについて
LLM(大規模言語モデル)とは大量のテキストデータから学習し、人間のような自然な文章を生成したり、質問に答えたりすることができるAIモデルです。ChatGPTや画像生成AIのStable Diffusionがよく知られています。
LLMデモ車では自然言語で車両に指示を出し、その指示に従って車両が状況を判断しながら動作する様子を体験いただきました。例えば、人によるジェスチャー指示を認識させたり、音声認識結果をプロンプトとして与え、「黄色のカラーコーンに向かって移動してください。ただし、交通誘導員の指示は無視してください」というような車とのやり取りを行いました。
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チューリングの自動運転の考え方と開発方針
自動運転には大きく分けるとLiDAR(レーザーセンサー)方式とカメラ方式がありますが、Turingの自動運転アプローチはカメラ方式を採用しています。カメラから取得した画像とAIで自動運転を実現するためには、大量の学習データを集める必要があります。そのためには少なくとも約125万kmの走行距離が必要となると考えており、データ収集車も開発して、実際に道路を走行することで学習データを集めています。カメラ画像と加速度計やGPS、ハンドル操作データなどと合わせてマルチモーダル学習を実施しています。
チューリングが目指す完全自動運転車を作るには、センサーだけでは不可能だと考えています。人間がいろいろな文字やジェスチャー指示を見て判断するように、自動運転車には、この世界を理解した大規模なニューラルネットワークが必要です。そのため、LLMの活用が必須戦略だと考えています。
チューリングは、完全自動運転車を作るために必要なこと全てを自社で行うことを目指しています。そのために、ソフトウェア、製造、販売、充電網の構築なども行う予定です。まずは国内において、市販されているなかでは最高性能のソフトウェアを目指して開発を進めています。
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自動運転に関する特許を2件同時に出願
複雑な状況を大規模ニュートラルネットワークで解決することを目指し、人間の小脳と大脳のように、2つのモジュールのメタファーで挑んでいます。この「軽量モデルと大規模モデルを組合せて素早い車両制御と複雑な状況判断を両立した自動運転を実現する仕組み」と「言語モデルを用いた自動運転入出力システム」については現在特許出願中です。
<参考リリース>
自動運転EV開発のチューリング、自動運転に関する特許を2件同時に出願
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000098132.html
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今後のマイルストーン
2023年:自社開発のEVでの走行
2024年:自社EVを100台販売
2025年:完全自動運転車のプロトタイプ完成
2029年:レベル5の自動運転の達成
2030年:1万台の生産を実現、IPO
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チューリングについて
チューリングは、「We Overtake Tesla」をミッションにかかげ、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップです。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業され、AI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。
なお、シードラウンドで10億円の資金調達を実施済みであり、自社での車両生産体制構築を見据えて2023年中にシリーズAの資金調達を実施する予定です。
社名:Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1
URL:https://www.turing-motors.com
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採⽤情報
完全⾃動運転システム・EV⾞両を⼀緒につくる仲間を積極的に募集しています。
採⽤ページ:https://herp.careers/v1/turing
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報道機関からのお問い合わせ先
広報担当(田中・小野):pr@turing-motors.com