アウトクリプト、車両/部品における鍵管理統合ソリューション「AutoCrypt KEY」の提供開始

AUTOCRYPT Co., Ltd.のプレスリリース

自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けるアウトクリプト株式会社(AUTOCRYPT Co., Ltd.、本社:韓国ソウル、代表取締役 金・義錫、以下アウトクリプト)は、自動車及び部品製造プロセスにおいて暗号鍵を効率的、かつ安全に統合管理できるソリューションである「AutoCrypt KEY」の提供を開始します。

近年、世界中でコネクテッドカーや電気自動車(EV)の普及が進むなど、自動車業界のパラダイムシフトが加速しています。車載部品の数と種類の増加とともに、電動化や自動運転に伴う車載システムの複雑さが増している中、車両の観点だけでなく、部品単位のセキュリティ対策の重要性がますます高まっています。特に、自動車には周りの車両やインフラをはじめ、EV充電器、モバイルデバイスなどと接続するための様々な通信モジュールや部品が搭載されているため、製造工程におけるセキュリティの取り組みは必須です。製造プロセスにおいてセキュリティポリシーを含むファームウェアと、固有の暗号鍵を書き込み、ハードウェアとユーザー、サービスの3者がお互い識別できるよう、暗号鍵を用いた安全なセキュリティ基盤を採用することになりました。 

アウトクリプトは、当社が提供している鍵管理システムKMS(Key Management System)を基に、公開鍵・秘密鍵、PKI、HSM基盤鍵管理、QRNGによる量子乱数生成、暗号化、各種署名書、電子署名など、鍵管理に必要な様々な機能を提供します。また、鍵管理における自動車メーカーと各サプライヤー間管理体制を統合させ、更なる安全性と効率性の向上を支援します。 

一方、当社は車両セキュリティに関する国際標準であるWP29 UN-R155/156及びISO/SAE 21434など様々な規制への対応を支援しており、現在、バッテリー管理システムやADAS( 先進運転支援システム)など部品メーカーと協力するなど、顧客基盤を拡大しています。 

アウトクリプト代表取締役 金・義錫は、次のように述べています。 

「車載システムが更なる高度化を実現するためには、設計段階からセキュリティを意識しなければなりません。まさに、自動車のサイバーセキュリティは今自動車メーカーにとって最重要課題になりつつあります。複雑化しているサイバーセキュリティ対策の解決策として、製造段階における安全な鍵管理基盤システムを構築することは、大事な一歩になると考えております。 

AutoCrypt KEYは、当社の暗号化技術力及びノウハウが詰まった鍵管理統合ソリューションであり、自動車メーカー及び部品サプライヤーが安全かつ効率的に暗号鍵基盤車両アーキテクチャを実装できるよう支援していきます。」 

■アウトクリプト株式会社について    

アウトクリプト株式会社は、次世代のモビリティ社会の実現に向けた自動運転セキュリティ及びMaaSソリューションを手掛けています。自動運転セキュリティ分野では車載システム向けセキュリティソリューション「AutoCrypt IVS」、 自動車及び交通インフラのためのセキュリティ通信ソリューション「AutoCrypt V2X」を提供し、WP29及びISO/SAE 21434、IEEE 1609.2 最新規格対応を支援します。また、モビリティ分野ではフリートマネジメントシステム(FMS)及びモビリティサービスプラットフォームを提供するなど、自動車における全領域をカバーする様々なビジネスを展開します。2019年、世界最大自動車技術カンファレンス主催「TU-Automotive Awards」最優秀自動運転サイバーセキュリティ製品/サービス部門で受賞した他、2021年フォーブス・アジア注目の100社、2022年「CyberSecurity Breakthrough Awards」今年の自動車サイバーセキュリティ賞、「AutoTech Breakthrough Awards」最優秀ライドヘイリング・イノベーション賞を受賞するなど、当社の技術力は世界的にも高い評価を受けています。  

  

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