グッドイヤー、 2024年からWECとELMSにおける LMGT3カテゴリーの単独タイヤサプライヤーに決定

日本グッドイヤー株式会社のプレスリリース

昨年12月のFIA(国際自動車連盟)とACO(フランス西部自動車クラブ)によるFIA世界モータースポーツ評議会メンバーにおける入札の結果、グッドイヤーは、2024年から3年間の契約で、WEC(FIA世界耐久選手権)およびELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)のLMGT3カテゴリーの単独タイヤサプライヤーに選ばれました。
LMGT3カテゴリーは、来年、現在のWECのLMGTE Am(アマクラス)とELMSのLMGTEカテゴリーに代わって新たに導入される待望の新カテゴリーです。このカテゴリーには、世界でも有数のスポーツカーブランドが参戦するため、特にル・マン24時間レースでは、世界中のモータースポーツファンの注目が集まります。また、技術的な観点からは、フロント、ミッド、リアエンジン搭載マシンの混走により接戦が予想され、グッドイヤーの新タイヤ開発も注目されています。

GOODYEAR

グッドイヤーは、国際的なGT3およびGTEカテゴリーでの豊富な経験を活かし、LMGT3カテゴリーに向けて全く新しいタイヤの開発および導入を目指します。
現在、耐久レースにおいて、WECのLMP2、ELMSのLMP2およびLMGTEの単独タイヤサプライヤーであるグッドイヤーにとって、LMGT3での経験が加わることにより、国際的なモータースポーツにおけるグッドイヤーの地位がさらに強化されます。
新タイヤの開発はすでに進行しており、2023年中にヨーロッパと北米において複数のテストが予定されています。グッドイヤーは、タイヤにとって最も過酷なコースを中心に、様々なサーキットにおいて開発・テスト・評価をする予定で、これには複数のGT3車両メーカーと合同でテストを行う予定です。
耐久レースにおいては、タイヤの寿命が重要な焦点となります。グッドイヤーは少なくとも、ル・マン24時間では3回のスティント、その他のグランプリレースでは2回のスティントを達成すること目指してます。タイヤ開発の進行状況は、今後、明らかにしていきます。

ベン・クローリー(グッドイヤー EMEA モータースポーツ ディレクター)
「LMGT3カテゴリーの導入で、WECの新時代に関われることをとても嬉しく思っています。このニュースは、グッドイヤーの長期的なモータースポーツ戦略へのコミットメントの証であり、チームスタッフ全員が、2024年シーズン以降のエキサイティングな展開を楽しみにしています。新しいカテゴリーは、私たちに魅力的な技術的挑戦をもたらします。多種多様なマシンがあり、新しいタイヤはそれらすべての要求を満たす必要があります。テストの過程で、私たちはいくつかのGT3主要車両メーカーと直接仕事をすることになりますが、エンジン構成やセットアップの考え方がそれぞれ異なるため、さまざまな課題が出てきます。私たちは、新しいテクノロジーと、世界のレースで培った経験や知識を組み合わせることで、新しいタイヤを開発しています。」

≪ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー≫
グッドイヤーは世界屈指の大手タイヤ会社です。従業員数は約7万4000人で、世界23か国、57の生産拠点を展開しています。米国オハイオ州アクロンとルクセンブルグのコルマーベルグの2か所に技術開発センターを有し、技術・性能の両面でタイヤ業界の標準を形づける最先端の製品とサービスを開発しています。グッドイヤーと製品の詳細情報は、 https://www.goodyear.com/corporate をご覧ください。

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