ヴァレオグループのプレスリリース
仮想現実と複合現実の発展は、自動車業界にチャンスをもたらしています。ヴァレオは、4 月 12 日から 14 日までフランス西部のマイエンヌ県にあるラヴァルで開催される「ラヴァル・ヴァーチャル」に初出展します。欧州最大のヴァーチャルリアリティのコンベンションで、ヴァレオはソリューションの設計を加速し、車載アプリケーション向けのイノベーションを紹介します。
それだけではありません。これらのテクノロジーにより、車室内は没入型のインタラクティブなエンターテイメント空間へと一変するのです。EVで長時間移動したり充電する間に、車の中で仮想世界に没頭したり、3D映画を見たり、親しい人と複合現実でコミュニケーションしたりという楽しいひと時を過ごせるようになります。
「仮想現実と没入型現実は、自動車産業にとって素晴らしい機会であり、ヴァレオはこの革命の最前線に立っています。これにより、顧客との製品開発を加速させるだけでなく、車室内での新たな体験をユーザーに提供することもできます。私たちのチームは、自らの専門知識を活かしてモビリティ体験に革命をもたらすソリューションとサービスを開発しています」とヴァレオのチーフ・テクノロジー・オフィサー兼戦略担当副社長のジョフレ・ブコは語ります。
ラヴァル・ヴァーチャルのブースで、ヴァレオは以下のソリューションを披露します。
「エクステンデッド・リアリティ・エクスペリエンス」は、没入型で直観的でインタラクティブな体験を車室内の人々に提供します。 バーチャル・リアリティ・ヘッドセットを装着すると、自らが選んだ世界に没頭することができます。 車室内に搭載されているヴァレオのさまざまなセンサーが、これらの仮想世界との相互作用を可能にします。 同様に、車の外装に取り付けられたヴァレオのセンサーによって、車両をとりまく現実空間とこれらの仮想世界と統合し、とても快適な複合現実体験をユーザーにもたらします。
「Panorama XR 」を使うと、ユーザーは3Dで描かれた自車の様子と車載カメラで撮影された実際の環境とをリアルタイムで知人と共有することができます。 通信相手はあたかもドローンを操縦して上空から眺めているかのように、車が移動している風景を自分のスマートフォンで楽しむことができます。
「Voyage XR 」は、離れた場所にいる人とまるで車に同乗しているかのようなイメージを生み出します。 その人のアバターがバックミラーに表示され、リアルタイムで会話することができます。 一方、リモートでのドライビングに誘われた人は、ヘッドセットとバーチャル・ リアリティ・コントローラーによって没入型の体験を楽しむことができます。 遠隔ドライビングによる安全機能の強化に加えて、ヴァレオVoyage XR は車内体験に全く新しい世界への扉を開きます。
車で移動しつつ、大切な人々とのつながりを楽しんだり、外の世界と繋がったりしながら、安全性と幸福感を得られる、カスタマイズされた快適な車内体験がますます求められています。 このトレンドは、先進的なモニター、高性能なコネクティビティ・システム、インタラクティブなサーフェス、観察・監視デバイスなど内装関連製品の充実した製品ラインナップを備えたヴァレオにとって大きな機会となります。ヴァレオはインテリア・エクスペリエンスを再創出するこの戦略的な分野で、 売上高を 2021 年の 12 億ユーロから 2025 年には 20 億ユーロ以上に伸ばすことを目指しており、これは年間平均成長率で 14% にあたります。
テクノロジー企業であり、すべての自動車メーカーとニューモビリティプレーヤーのパートナーであるヴァレオは、モビリティをよりクリーンで、より安全で、よりスマートにするために、たゆまずイノベーションを行っています。 ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリアエクスペリエンスの再創出とライティングエブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーです。モビリティの変革に不可欠なこれらの4分野は、今後数年間のグループの成長を牽引しています。数字で見るヴァレオ:2022年、グループの売上は200億ユーロに達しました。2022年12月31日時点で109,900人の従業員を擁し、29カ国で183カ所の工場、21カ所の研究センター、44カ所の開発センター、18カ所の物流拠点を構えています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。