車載機器のフラッシュメモリにLIN経由で書き込む機能を フラッシュ・プログラマFP-10に搭載

株式会社コンピューテックスのプレスリリース

~第一弾 インフィニオン テクノロジーズ社のPSoC 4 HV PAの
内蔵フラッシュメモリの書き込みに対応~

株式会社コンピューテックス(代表取締役:今西 宏次、本社所在地:京都府京都市東山区、以下 コンピューテックス)は、車載機器に実装されたフラッシュメモリに、LIN(Local Interconnect Network)経由で書き込む機能を、2023年1月よりフラッシュ・プログラマFP-10(以下 FP-10)に搭載しました。

FP-10はボタン操作一つでMCU(Arm(R) Cortex-M(R)コア)の内蔵フラッシュメモリに書き込む装置です。2023年2月現在、累計4,000台の販売実績があり、本機能の搭載により自動車業界へのさらなる販売拡大を見込んでいます。

第一弾として、インフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies)製のMCU(PSoC(TM)4 HV PA※1)の内蔵フラッシュメモリの書き込みに対応しました。FP-10のユーザーはLIN変換プローブ「PRB-MIL20-LIN3」の追加購入で本機能を使用できます。
※1 本機能はMCUがInfineon Bootloader and Bootloadableに対応している必要があります。

FP-10 LIN対応

■背景
自動車のドアセンサやミラー制御などの小規模な車載機器には小型のMCUが搭載されており、それらを制御するためにフラッシュメモリにプログラムを書き込む必要があります。一般的な製品ではMCUが実装された基板上の書き換え用のコネクタにフラッシュ・プログラマ(書き込み装置)を接続して書き込みを行います。しかし、車載機器では基板面積やコストなどの問題により、システムの要求にあったインターフェースで書き込みを行う必要があります。

コンピューテックスはそういった要求を受け、車載ネットワーク規格であるLINを利用したフラッシュメモリの書き込みに対応しました。本機能はFP-10をLINネットワークに接続し、車載機器に搭載されたフラッシュメモリにプログラムを書き込みます。車載機器にLINの配線が用意されていれば、車両に搭載された状態でプログラムの更新が行えるため、サポートやメンテナンスにも活用できます。

■接続イメージ

FP-10 LIN Interface接続イメージ

■特長
●本体のボタン操作一つでフラッシュメモリに書き込み可能
●LINネットワーク上に複数接続された車載機器へ個別に書き込み可能
●本体にデータを保持できるため、パソコンなしで書き込みが可能
●2色LEDとブザー音で書き込み結果を報告
●日本語と英語に対応し、海外の製造拠点でも使用可能
●未対応のデバイスでもホームページから対応リクエストが可能
●完全自社開発のため迅速で的確なサポート

■価格
FP-10本体価格 :71,500円(税込み)
LIN変換プローブ:44,000円(税込み)

LIN変換プローブ

■ホームページ
https://www.computex.co.jp/products/fp_10/lin.htm

■会社概要
商号  : 株式会社コンピューテックス
本社  : 京都府京都市東山区五条橋東4丁目432-13
代表者 : 代表取締役 今西 宏次
設立  : 1989年8月
事業内容: 組込みシステムの開発ツールやフラッシュ・プログラマを中心とした
      自社ブランドのソフトウェア、ハードウェアの企画、開発、製造、販売
URL   : https://www.computex.co.jp/

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