株式会社アマナのプレスリリース
コミュニケーション変革をクリエイティブで実現する株式会社アマナ(本社:東京都品川区、代表取締役社長 兼 グループCEO 進藤博信、以下「アマナ」)は、現在、東京/原宿で開催中の期間限定ポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW – CONNECTED THROUGH TIME(フロイデ・バイ・ビーエムダブリュー – コネクテッド・スルー・タイム)」の制作を担当しました。その中で、MAKI GALLERY、rin art association、Taka Ishii GALLERY、TOMIO KOYAMA GALLERYの4つのギャラリーによる8人の日本人作家による現代アート作品の展覧会を開催しています。
©️Tomohito Ushiro courtesy of MAKI Gallery
©️Goro Kakei courtesy of Taka Ishii Gallery
©️Keita Miyazaki courtesy of rin art association
©️Tsuyoshi Higashijima courtesy of rin art association
この展示は、期間限定のポップアップエキシビションとして開催中の「FREUDE by BMW」の2階スペースで展開されるもので、新車種XMのローンチに際し、ファッション、カルチャー、フードなど車をとりまく周辺文化の中のひとつとして、アートなど実験的かつ先進性を感じさせるギャラリー空間となっています。
自動車を彷彿とさせるスチールやモーター、さらにはネオン管などのインダストリアルな素材からなる立体作品のインスタレーションや、車と人の関係性を感じさせる肖像画、彫像などが緩やかに関係性を結びながら展示されています。
4つのギャラリーは、3月10日〜12日に予定されているアートフェア東京2023にも参加いたします。二つの会場を行き来しながら、それぞれの展示アーティストのユニークな視点に目線を合わせて、未来への想像力を喚起してみてください。
▼参加アーティスト
鬼頭健吾、掛井五郎、東島毅、廣瀬智央、宮崎啓太、蜷川実花、タムラサトル、後智仁
- 「FREUDE by BMW – CONNECTED THROUGH TIME」について
ポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW – CONNECTED THROUGH TIME」では、希少なMモデル初のプラグインハイブリッドモデル(1978年)と2023年1月18日に発表したBMW XMを日本で初めて展示。
ベルリンを拠点とするウェブメディアHighsnobiety (ハイスノバイエティ)の設立者 David Fischer(デーヴィッド・フィッシャー)のディレクションの下に展開され、BMWは東京のカルチャー・パイオニアとのコラボレーションを実現。自動車、ファッション、アートを組み合わせた体験を提供。
また東京/原宿のセレクト・ショップであるGR8(グレイト)を迎えたスペシャル・ショップでは、BMW XM が表現する多様な世界観をファッションの視点から提案する。
FREUDE by BMWのマーケティング活動は、ポップアップ・エキシビションの第二弾として2023年秋に予定されている。
タイトル:「FREUDE by BMW – CONNECTED THROUGH TIME」
会期:2023年3月4日(土)~4月4日(火)
営業時間:各日 11:00am〜8:00pm(期間中無休)
入場料:無料
会場:ヨドバシJ6ビル
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-35-6
JR「原宿駅」東口より 徒歩約2分
東京メトロ「明治神宮前駅」1番出口直結)
イベントウェブページ:https://www.bmw.com/ja/events/xm-launchcampaign.html
- 参加ギャラリー
MAKI GALLERY:https://www.makigallery.com/
rin art association:http://rinartassociation.com/
Taka Ishii GALLERY:https://www.takaishiigallery.com/jp/
TOMIO KOYAMA GALLERY:http://tomiokoyamagallery.com/
- 作家について
▼鬼頭健吾(rin art association)
1977年、愛知県生まれ。群馬県高崎市在住。名古屋芸術大学絵画科卒業。京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。2010年、文化庁新進芸術家海外研修員としてドイツ・ベルリンに滞在。現在は京都芸術大学教授を勤める。フラフープやシャンプーボトルなど、工業製品の現代的なカラフルさと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを融合させた作品で国内外から高い評価を受ける。2020年には京都市京セラ美術館にてリニューオープン後、初の展覧会として個展 「Full Lightness」、2021年、rin art associationにて「big rip」展が開催された。
▼掛井五郎(Taka Ishii GALLERY)
1930年、静岡県生まれ(2021年没)。1953年、東京藝術大学彫刻専攻科卒業。1957年、第21回新制作協会展に「受胎告知」で新作家賞を受賞し、以後、団体を退会する2001年まで新制作協会を中心に活動。1962年には青山学院女子短期大学芸術学科の教授、1968年にはベラクルス大学(メキシコ)の客員教授に歴任。後進の指導に務めながらも、世界各国に滞在し制作を行う。立体作品にとどまらず、油彩、ドローイング、エッチングやリトグラフなど、メディウムや技法にこだわらない幅広い表現方法を用いて、主に人間や自然環境をモチーフに、生きるものへの深い愛情を自由な精神で造形し続け、既成の美術概念に捉われない独創的な作品の数々を残した日本の戦後の彫刻家として知られている。
▼東島毅(rin art association)
1960年、佐賀県武雄市生まれ。岡山市在住。東島作品の特徴は、観者を包み込むような大画面、濃紺や銀色基調とした重層的で深淵な色彩、また落書きような言葉や記号などに見られる身体性にある。作家の身ぶりから生まれ、形象となって立ち現れるイメージは書を想起させ、自らがアクチュアルに感じとった光や空気のゆらめき、地を這う水、空と地表など、作家の思考を経たリアリティとして存在。同時に、絵画、場所、観者との関係性も提示している。
近年では、不確実な生の様相など東洋的な風土や感性をマテリアルの肌理や細部に潜在させ、その現象をありのままに受け入れる絵画を構築している。
▼廣瀬智央(TOMIO KOYAMA GALLERY)
1963年、東京都生まれ。1989年、多摩美術大学卒業。1997年ミラノ・ブレラ美術アカデミーを修了し、2008年〜2009年には文化庁芸術家在外研修員としてニューヨークに滞在。現在はミラノと東京を拠点に活動する。廣瀬は長年の異文化での体験を推敲し、日常的な素材を用いて視覚化した、透明感と浮遊感を伴う作品を制作する。インスタレーション、パフォ-マンス、彫刻、写真、ドローイングなどさまざまなメディアによって、現実と記憶の世界が交差する世界観を生出している。主な個展に「Heteronym」(ウンベルト・ディ・マリーノ・ギャラリー、ナポリ、イタリア、2015年)、「廣瀬智央 地球はレモンのように青い」(アーツ前橋、群馬、2020年)などがある。
▼宮崎啓太(rin art association)
1983年、東京生まれ。2013年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート修士課程修了。2015年、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。秩序と幻想という正反対の概念を探究している。作品は伝統的な金属や軽量な紙、そして視覚化されない音等を用いることで、それらが内包する多義性を暗示している。これらの並列化させる手法は具体的な説明を退け、形態を不安定な状態に宙づりにする。近年の作品では、使い古された車のパーツを、紙やフェルトで出来た繭上の物体と組み合わせる、アッサンブラージュの手法を用いている。そこから発せられる音は、色になぞらえられることで、作品は私たちが何を見ているのかを反映、描写するのではなく、代わりにそれを現実の矛盾の中に注ぎ込む。
▼蜷川実花(TOMIO KOYAMA GALLERY)
写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007年)、『ヘルタースケルター』(2012年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(2019年)、『ホリック xxxHOLiC』(2022)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信中。映像作品も多く手がける。2018年から2021年に全国の美術館を巡回した個展「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」は各地で好評を博し、のべ約34万人を動員した。2022年、本展示を再構成した自身最大規模となる個展を北京時代美術館で開催。現在、東京都庭園美術館にて、個展「蜷川実花 瞬く光の庭」を開催中(9月4日まで)。最新写真集「花、瞬く光」(河出書房新社)が発売。
▼タムラサトル(MAKI Gallery)
1972年、栃木県生まれ。1995年に筑波大学を卒業し、作家活動を開始。現代文明に欠かせない電気、いわゆる社会インフラを用いた制作を行っている。これほど社会に欠かせない有用な電気を、なんの役にも立たないものとして、シニカルなユーモアを交えて作品の題材としている。主な個展に「1トンになる タムラサトル」栃木市美術館(栃木、2022年)、「ワニがまわる理由(ワケ)は、聞かないでほしい」MAKI Gallery(東京、2022年)、「ワニがまわる タムラサトル」国立新美術館(東京、2022年)など。さらに、2017年、 International Light Art Award 2017 First Prize 受賞、2009年、第12回岡本太郎現代芸術賞展(TARO賞)特別賞など多数の受賞歴がある。
▼後智仁(MAKI Gallery)
1971年、東京生まれ。1991年に武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン科へ入学し、1993年同大学視覚伝達デザイン学科へ編入。1995年に株式会社博報堂へ入社、2008年に退社した後、株式会社WHITE DESIGNを設立した。現在はクリエイティブディレクター、アートディレクターとしても活躍している。2011年頃より大学時代から温めていた「硬いもの、柔らかいもの」および「有機的な曲線上の点を減らすことによる直線化が起こす絵の崩壊とその段階」というコンセプトに基づいて作品制作を開始した。2019年からヒロ杉山にアート活動の本格化を勧められたことをきっかけに、同氏主催のWAVE TOKYOにてインスタレーション作品「BALLOON」を、2020年には写真作品「BALLOON/PUBLIC PRESSURE」、そして2021年には立体作品「BALLOON/PINK」「BALLOON/BLUE」を発表。2022年には自身初の個展となる「Pointed」をMAKI Galleryで開催。