林テレンプのプレスリリース
自動車内装部品の総合メーカー 林テレンプ株式会社(本社:名古屋市中区、代表取締役社長:林 貴夫)は、駐車場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する駐車場管理システム「AUTO STAND(オートスタンド)」を全国の不動産及び駐車場事業者向けに販売を開始し、このたび名古屋市営駐車場での採用が内定いたしました。
アプリと連携し本体端末をコントロールします。利用者のスマートフォンからご利用可能です。
AUTO STAND 本体端末
AUTO STAND(以下AS)は、時間貸し駐車場等で一般的なロック板による機械式出庫制御ではなく、車を停めさせないことで入庫を制御する新しいタイプの駐車管理システムです。
デジタル化により車室に設置した各端末がスマホと連携することで、オンライン予約やキャッシュレス決済、優先スペースの遠隔管理、EV充電ステーションの予約利用などを行うことができます。バッテリー駆動タイプ(※)では、電源確保のための配線工事が必要なく、大幅な導入コスト削減につながります。
※オプションで外部電源もあり
【製品概要】
- AUTO STANDとは? ~「デジタル入庫制御」のオンライン駐車管理システム~
設置事例:大和ハウスパーキング㈱の時間貸し駐車場(埼玉県八潮市)
AUTO STANDは、スマホアプリと本体端末からなる駐車管理システムです。2021年より実証試験を行い、2023年1月より販売を開始いたしました。
アプリと連携し、車室にそれぞれ設置した本体端末のアームが立ち上がることにより、入庫を「デジタル制御」するもので、以下のような使い方ができます。
【製品紹介動画】
- ① オンライン車室予約
時間貸しと「予約」を両立した運用が可能です。例えば、パークアンドライドの一時利用や、イベント会場近くや都市部などで、利用者の「先に場所取りをしておきたい」というニーズに応えることができます。またEV充電ステーションの予約利用にもご活用いただけます。
- ② キャッシュレス決済
キャッシュレス決済専用駐車場にすることで、精算機の設置が不要となり現金回収する経費が抑えられます。他のキャッシュレス型駐車サービスとは異なり、入庫を物理的に制御できるので、不正駐車や料金の未払いなどを防止できます。
- ③ 優先スペースなどの遠隔入庫操作
優先スペースやEV充電ステーションなどの不適切利用を防止する目的で、管理者による遠隔操作による制御が可能です。利用者を待たせることなく、管理室からスピーディーに入庫をコントロールできます。
- 【設置事例】名古屋市営駐車場でAUTO STANDが採用
2023年4月より、名古屋市営久屋駐車場(名古屋市中区栄三丁目5番12号先)、名古屋市営大須駐車場(名古屋市中区大須三丁目14番12号)、名古屋市営古沢公園駐車場(名古屋市中区金山一丁目3番1号)の優先スペースにおいて、名鉄協商グループを指定管理者としてASが設置される予定です。公共性の高い公営駐車場において、優先スペースなどの不適切利用を防止できる当社製品が自治体より高く評価されています。
《以下、ご参考資料》
- 自動車内装の総合部品メーカー「林テレンプ」フロアカーペットは年間1,000万台以上を生産可能
林テレンプ 本社事業所(愛知県豊田市)
林テレンプ株式会社は、110年を超える歴史を持つ自動車内装部品の総合メーカーです。独立系サプライヤーとして、国内大手自動車メーカーすべてと取引を行っています。
世界トップクラスのシェアを誇る「フロアカーペット」は、年間1,000万台以上の生産能力を持つ主力製品です。近年は自動車用防音材に力を入れており、2021年にドイツの防音材大手、アドラーペルツァー社と資本提携を行うなど、グローバルにシェアを拡大しています。