ブレンボ、気候変動・水セキュリティに関する情報開示についてダブルA評価を獲得

株式会社ブレンボ・ジャパンのプレスリリース

気候変動および水セキュリティに関するその先進的企業情報開示と実績が認められ、国際的環境非営利団体CDPによる2022年度Aリスト企業に選出。

ステッツァーノ(イタリア)、2022年12月13日 – ブレンボは、気候変動および水セキュリティに関するその先進的企業情報開示と実績が認められ、国際的環境非営利団体CDPが発表した2022年度Aリスト企業に選出されました。

 

評価はCDPの2022年気候変動および水セキュリティ対応調査を通じて提出したデータに基づいて行われ、当社は1万社を超えるスコアリング対象企業のうち少数のみが認められたダブルAスコアを獲得しました。

CDPが毎年実施している環境情報開示・スコアリングプロセスは、企業環境情報開示における代表的基準として広く認識されています。2022年度は130兆米ドルを超える資産を保有する680以上の投資家と6兆4,000億米ドルの購買力を持つ280社の大手購買企業/団体がCDPのプラットフォームを通した環境への影響、リスク、機会に関する情報開示を求め、過去最高の約18,700社の企業がこれに応じました。
 

CDPでは独自の詳細な手法を用いて調査参加企業を評価し、環境リスクの開示、認識、管理のほか、有意義かつ意欲的な目標設定を含む先駆的環境対策に関わる優れた取り組みなど、総合的観点からA~Dのスコアを付与します。開示を行わない、または十分な情報を提供しなかった場合はFスコアと判定されます。

 

 

ブレンボの取締役であり、CSR最高責任者を務めるクリスティーナ・ボンバッセイ氏は次のように話しています。

「当社では、グローバル事業戦略において常に環境、社会、ガバナンスの観点を重要視してきました。この3つは、ブレンボグループはもちろん、経済全体の成長を左右する重要な要素です。2022年度は5年連続となるCDPダブルAスコアを獲得しました。たゆみない努力の結晶であり、今回もこの結果に大変満足しています。この成果は、真に持続可能な未来に向けた道筋を今後も前進し続けるための励みであり、最終的に私たちが暮らす社会に影響するすべての重要判断にESGの視点を組み込むには、私たち全員が協調的努力を自らの務めであると認識する必要があります。」

 
ブレンボでは、グループ一丸となり、戦略の一環として環境にやさしいソリューションの開発に取り組んでいます。その決意の下、2022年は「Greenanceキットコンセプト」を新たに発表しました。この新しい特殊合金ディスクと専用ブレーキパッドシリーズで目指したのは最高レベルの制動力と環境へのやさしさの両立です。事業活動については、当社事務所および工場からのCO2排出量を2019年比で29%削減したほか、再生可能エネルギーの活用を強化し、当社のエネルギー供給量に占める割合が前年の43%から今年度は53%に増加しています。こうした取り組みは、国連サミットで採択された17の持続可能な開発目標を支えるためのグループ全体の幅広い努力の一環であり、当社は2018年の2030アジェンダ賛同以降、貢献を続けています。
 

CDP Europeのエグゼクティブディレクター、Maxfield Weiss氏は次のように述べています。

「CDPには今年、およそ2万社から環境情報が開示され、時価総額で見た場合、この中に欧州企業の70%が含まれます。国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)では、気温上昇を1.5°Cに抑えるには従来を上回る変革的変化が必要不可欠であることが明らかになりました。従って、今回、世界のAリスト選出企業のほぼ半数を欧州企業が占めることをうれしく思います。このうち15社はダブルAスコア、8社はトリプルAスコアを獲得し、気候変動、森林、水セキュリティに関する先進的取り組みが高く評価されています。私たちは2030年までに温室効果ガス排出量を半減させ、森林減少を食い止めなければなりません。そしてこれと同じ期限で、水セキュリティに関する対策も必要です。自然を守らずして、1.5°C目標の達成はあり得ません。EUでは画期的な企業サステナビリティ報告指令(CSRD)が先頃採択されましたが、CDP Aリスト企業はこの動きに先行し、バリューチェーンにおける温室効果ガス排出量の削減と環境負荷の軽減のために明確な対策に乗り出しています。生態系の崩壊を阻むために経済全体で求められるのが、この種の環境情報開示とアクションです。」
 

2022年度のCDP Aリスト選出企業一覧はこちらをご覧ください(https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores)。

 

ブレンボSpAについて

ブレンボSpAは、自動車用ブレーキ技術の世界的リーダーであり、定評のあるイノベーターです。ブレンボは、世界中の自動車、商用車、バイクの主要メーカーに高性能のブレーキシステムを供給しており、レース用のクラッチやその他のコンポーネントも提供しています。ブレンボはレース部門でもリーダー的存在であり、500以上のチャンピオンシップを獲得しています。ブレンボは現在、3大陸15カ国に29の生産拠点と事業所を持ち、12,200人以上の従業員を擁していますが、そのうち約10%は研究開発に携わるエンジニアや製品のスペシャリストです。2021年の売上高は27億7760万ユーロ(2021年12月31日)でした。ブレンボはブレンボ、AP、APレーシング(AP Racing)、ブレコ(Breco)、バイブレ(Bybre)、ホタ・ホアン(J.Juan)、マルケジーニ(Marchesini)、およびSBSフリクション(SBSFriction) ブランドを介して事業を展開しています。

ブレンボの連絡先

Roberto Cattaneo – Chief Communication Officer
Tel. +39 035 605 2347 @: roberto_cattaneo@brembo.it 

Daniele Zibetti – Corporate Media Relations Brembo SpA
Tel. +39 035 6053138 @: daniele_zibetti@brembo.it

 
CDPについて

CDPは、国際的な非政府組織(NGO)であり、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。CDPは2000年に設立され、現在では130兆米ドル以上の資産を保有する680以上の投資家と協力し、資本市場と企業調達を利用して、企業が環境への影響を明らかにし、温室効果ガスの排出削減、水資源の保護、森林の保護を行うよう動機付ける先駆者となってきました。2022年には、世界の時価総額の半分に相当する18,700社以上、1,100以上の都市、州・地域を含む、世界中の約20,000の組織がCDPを通じてデータを開示しています。CDPは、TCFDに完全に準拠し、世界最大の環境データベースを保有しており、CDPのスコアは、ゼロカーボン、持続可能でレジリエント(強靭)な経済に向けた投資や調達の意思決定を推進するために広く利用されています。CDPは、科学に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)、We Mean Business連合、The Investor Agenda(機関投資家の気候変動対策推進イニシアチブ)、NZAMI(ネットゼロ・アセットマネジャーズ・イニシアチブ:Net Zero Asset Managers Initiative)の創設メンバーです。詳しくはウェブサイト(cdp.net)をご覧いただくか、@CDPをフォローしてください。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。