旭化成グループで「CES® 2023」に出展

旭化成株式会社のプレスリリース

旭化成グループは、2023年1月5日(木)~1月8日(日)に米国ラスベガスで開催される世界最大規模の技術見本市「CES® 2023」に出展します。

今回は、『中期経営計画2024 ~Be a Trailblazer~』で価値提供分野と位置付ける「Mobility」「Home & Living」分野の関連技術を中心に、旭化成の最新コンセプトカー「AKXY(アクシー)2」をはじめとする15の高付加価値素材・技術を展示します。モビリティと住宅、バーチャル空間とフィジカル空間がシームレスにつながる未来像を提案します。 

ブースイメージブースイメージ

  • Mobility分野

サステナビリティに対する関心の高まりや、自動運転の普及、そしてパンデミックなどにより、自動車に求められるものは大きく変化しています。

旭化成グループは、本年5月の制作発表以来、これまで自動車業界の展示会を中心に「AKXY2」を出展してまいりましたが、コンシューマー用途をはじめ幅広い業界の方が世界から集まる「CES® 2023」に出展することで、より広い業界に向けて未来のモビリティのかたちを発信し、北米内外での事業パートナーシップ拡大の可能性を探ります。

主な展示
■クルマの未来を描くコンセプトカー「AKXY2」

旭化成3台目となるコンセプトカー「AKXY2」は、Sustainability(持続可能なクルマづくり)、Satisfaction(クルマの満足度向上)、Society(社会とクルマのつながり)という「3つのS」をコンセプトに開発されました。EVシフトの流れに対応した軽量素材の活用、自動運転技術の普及を想定したくつろぎの空間など、当社の素材・技術により実現するクルマの未来形をご提案しています。また、日本家屋の縁側のように外との緩やかなつながりを感じられる開放的なデザインとなっており、在宅勤務用の個室や友人とのコミュニケーションなど、居住空間の延長線上として様々な活用が想定できます。

■ 飲酒運転を防ぐアルコール検知センサー
米国では、飲酒運転事故による死亡者が年間1万人を超えており※1、本年8月に成立したインフレ抑制法でも、飲酒運転を防ぐ技術の導入が義務付けられました。本展では、非接触で呼気に含まれるアルコールを検知できるハンドル組み込み型センサーのデモを展示します。センサーとエンジンを連動させ、アルコールが検知されるとエンジンが停止するシステム「アルコールインターロック」への活用が可能です。

■車内置き去り防止システム
車内に閉じ込められた乳幼児の熱中症事故が世界的に問題となっています。本展では、シートの布地に内蔵されたセンサーによる呼吸・心拍の検知と、ミリ波レーダーによる人体感知という2種の置き去り防止ソリューションを展示します。これにより、乳幼児が車内に置き去りにされることを防ぎます。

■ロードノイズキャンセル技術
EV化・自動運転の普及により車内での過ごし方が多様化し、快適性へのニーズが高まってくると考えられます。車内でのコミュニケーションやエンターテインメントをより楽しめるよう、走行中のノイズを低減する「ロードノイズキャンセル技術」をご紹介します。
 

  •  Home & Living分野

IoTを活用したスマートホーム技術、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)をより快適に楽しめるテクノロジーなど、未来の暮らしを豊かにする最新のソリューションを展示します。

主な展示
■スマートクローク・ゲートウェイ×自律移動AIロボット

宅配サービスのニーズの高まりの中で、置き配が広く普及し、宅配物の盗難リスクや、不在とわかることによる空き巣リスクなどの課題も浮かび上がっています。旭化成ホームズは、セキュリティレベルを設定できる中間領域(クローク)を住宅内に設けることで、非対面・不在時でも宅配物の受け取り・発送ができるシステム「スマートクローク・ゲートウェイ」を提供しています。

本展では、「スマートクローク・ゲートウェイ」を海外で初めて展示します。また、AI技術を用いた自律型移動ロボットを開発する、株式会社Preferred Robotics(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:礒部達)とコラボレーションした、宅配物をロボットが受け取り、自動で居住空間に運ぶという、未来の暮らしをイメージしたデモをご覧いただけます。

 ■ AR・VR向けソリューションコンセプト

 

AR・VR向け指輪型インターフェースAR・VR向け指輪型インターフェース

AR・VRの利用が広がる中、さらなる普及に向けてより快適な使用体験が求められるようになりました。本展では、公共の場でもストレスなく快適に使用することを想定した指輪型のインターフェース、AR・VR使用時の活動量やユーザー状態の把握を想定した腕時計型体温モニタリングセンサー、歩行時に発生するARグラス搭載カメラのブレによる視覚的不快感や性能低下を想定したカメラブレ低減技術など、バーチャルとフィジカルの体験をシームレスにつなぐソリューションコンセプトをご紹介します。

社会課題が相互に関連し合い、各産業の垣根が低くなっている状況は、多様な事業を持つ当社にとって大きな事業機会となります。旭化成グループは、今後も5つの価値提供分野を中心に果敢に挑戦を続け、世界の人びとの”いのち”と”くらし”に貢献してまいります。

CES® 2023について
CES®は世界最大級のエレクトロニクス技術展示会であり、コンシューマー向けハードウェア、コンテンツ、テクノロジーなどのメーカー、開発者、サプライヤーが一堂に会し、世界のビジネスリーダーや先進的なイノベーターが業界の重要な課題に取り組む世界最大規模のイベントです※2。

名称      :CES® 2023
会期      :2023年1月5日(木)~1月8日(日)※現地時間
会場      :Las Vegas Convention Center
当社ブース:Booth: #9105(Las Vegas Convention Center North Hall, Smart Cities Area)
出展ご案内:https://asahi-kasei-ces.com/

※1 National Highway Traffic Safety Administration(米国運輸省道路交通安全局)より、2020年の死亡者数
https://www.nhtsa.gov/risky-driving/drunk-driving
※2 CES®は、Consumer Technology Association (CTA®)の登録商標です

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