双日、福島県南会津町で香りに魅力を持つ日本古来の香木「クロモジ」の栽培を開始

双日株式会社のプレスリリース

双日株式会社(以下「双日」)は、2022年11月より自動車本部にて香りの事業分野に着手しました。最初の試みとして、福島県南会津町にて日本古来の香木「オオバクロモジ、およびクロモジ(以下「クロモジ」)」の栽培を開始しました。11月15日(火)には、渡部 正義 南会津町長をはじめ、南会津町職員、苗木の保守を委託する株式会社芳賀沼製作 社員、双日社員にて、5,000本の植樹を実施しました。第2回目は2024年に20,000~25,000本の植樹を行う予定であり、以後、継続的に植樹の拡大を検討しています。

 

 

 今回、双日が栽培開始するクロモジは、心落ち着くフローラル調の香りが特徴であるリナロール(※1)の含有量が高い植物であり、同様にリナロールの含有量が多いことで有名な絶滅危惧植物種である「ローズウッド(※2)」の代替になる可能性があります。

【クロモジの写真】

 本事業は社内新規事業創出プロジェクトである「Hassojitzプロジェクト(※3)」から発案されたものが契機となっており、自動車本部(※4)が手掛ける自動車販売事業と組み合わせ、新たな領域の事業創出を目指すともに、林業の再生と地方創生の実現に貢献していきます。

 

【植樹セレモニーの様子(中央右:南会津町 渡部 正義 町長、中央左:金武 達彦 双日執行役員 自動車本部長、前列左から2人目:渡邊 健太郎 双日 Hassojitzプロジェクト 香りチームリーダー)】

※1 ラベンダーやベルガモットなどの植物に多く含まれている芳香成分。様々な研究で、リラックス効果や睡眠の質向上といった効能が期待される。具体的な用途としては、クロモジの香り成分である精油を抽出してディフューザーや化粧品の原料やハーブティーの茶葉として使用するもの。

※2 ツルサイカチ属の一種。古くから家具や楽器に使用されることが多かった為に違法伐採が盛んにおこなわれ、ツルサイカチ属の種全体がワシントン条約の附属書IIに登録(2017年10月4日から有効)されている。
経済産業省 ワシントン条約規制対象植物種一覧:https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/trade_control/02_exandim/06_washington/download/flora_revised_1_0929_spp.pdf

※3 Hassojitzプロジェクトの詳細:https://www.sojitz.com/jp/csr/employee/future_leaders/2050/
                 https://www.sojitz.com/jinzai/jp/challenge/hassojitz/

※4 双日自動車本部の取組:https://www.sojitz.com/jp/business/automotive.php

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